
熱中症でサルちゃんが亡くなりました。前の職場の同僚で、高校時代の後輩でもあります。テニスが大好きなやつでした。50歳になっても休みの日には早朝から夜遅くまでテニスをしているやつでした。その日も朝からテニスコートにいたそうです。テニスコートの上では気温は40度を超えていたのではないでしょうか。午後3時過ぎに体調に異変を感じ車の中で休んでいたようですが、どうにもならなくて自分で救急車を呼んだそうです。病院で手当てを受けたようですが、テニスコートに戻ることなく死んでしまいました。人はこんなにあっけなく死んでしまうものでしょうか…。
「恋する夏の日」(作詞:山上路夫 作曲:森田公一)は、1973(昭和48)年に発売された天地真理の7枚目のシングルです。マリちゃんの代表曲です。テニスウェア姿のマリちゃんは可愛かったですね。
スポーツ好きの私ですが、実際にプレイした時間が一番長いのはテニスです。サルちゃんとも試合形式で対戦したことがありますが、手も足も出ませんでした。私にとってはサルちゃんはジョン・マッケンローよりもビョルン・ボルグよりも錦織圭よりも強かったのです。それなのに…。
サルちゃんの亡くなった日、実はそのテニスコートのすぐわきを通っています。サルちゃんがいることも知っていました。声をかけようかなとも思ったのですが、そのまま通り過ぎてしまいました。あの時声をかけていればと痛切に悔いています。
今日もそのテニスコートに寄ってみました。テニスコートを走るサルちゃんの姿はどこにも見えませんでした。この歌を口ずさみながら誰もいないテニスコートを見ているとサルちゃんが「やぁ!」といつもの人懐こい顔で声をかけてくるような気がしました。ふと振り返りましたが風が吹き抜けるだけでした。涼しい風でした。夏は逝ってしまったようです。
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流行歌研究会 | 音楽/映画/テレビ
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2015/08/19 18:09:40