
今日は中秋の名月です。皆さんのところでは名月は見えているのでしょうか。足利は朝から曇っていたのでお月見はあきらめていました。ところが夕方になり雲もなくなってきて、沈む夕日も見えました。お月見をしながらお酒を呑みたいところですが、残念ながら家の中からは外の様子はわかりません。月を思いながらお酒を呑んでいます。
白玉の歯にしみとほる秋の夜の
酒はしづかに飲むべかりけり 若山牧水
若い頃は、仲間たちとわいわいがやがや呑むのが好きでした。少し大人になると妖艶な女性と月を見ながらお酒を呑むのが最高でしたね。そんな機会はほとんどありませんでしたが…。
「伽草子」(作詞:白石ありす 作曲:吉田拓郎)は、1973(昭和48)年に発売された吉田拓郎の同名のアルバム『伽草子』に収録されています。このアルバムでは「
蒼い夏」「
ビートルズが教えてくれた」なども好きです。この曲はアルバムのすぐ後に拓郎の通算7枚目のシングルとして発売されています。ジャケット写真は拓郎が将棋を指すものでした。将棋ファンの私にとっては嬉しかった記憶があります。この曲は拓郎の中でも結構好きなんです。白石ありすさんの詞がイイんです。
拓郎の曲を作詞した女性は不思議な人が多いです。「
せんこう花火」の古屋信子、「
春だったね」の田口淑子、「
春の風が吹いていたら」の伊庭啓子などです。この曲や「素敵なのは夜」の白石ありすもよくわからないです。「不思議の国のアリス」が好きな人なんでしょうかね。
人それぞれ書を読んでゐる良夜かな 山口青邨
読書の秋です。読書が滞っています。10年前は月に20冊以上は読んでいましたが、最近は月に数冊という情けない状況です。老眼を理由にしていますが、気持ちの問題なのでしょうね。
太宰治に「
お伽草紙」という作品があります。中学か高校の夏休みの読書感想文の宿題で読みました。拓郎の「伽草子」を聴いたのが先か、太宰の「お伽草紙」を読んだのが先かは忘れてしまいました。でも拓郎と太宰は私の人生に多大な影響を与えることになったのでした。
曰く、惚れたが悪いか。 カチカチ山
ちょっとお酒を呑んだ後、外に出てみました。諦めていた名月が雲の間から見えました。今日は読書はしません。もう少し呑もうと思います。つまみは夢ということにしましょう。君のことを思いながら呑みます。君も今頃この月をどこかで見ているのでしょうか。私のことなんかとっくに忘れってしまったのでしょうね。それにしてもへたくそな写真です。
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流行歌研究会 | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2016/09/15 20:06:28