足高と足女

　私の母校は栃木県立足利高等学校です。地元では足高（あしたか）と呼ばれています。実は男子校です。全国的には男女共学が当たり前かも知れませんが、栃木や群馬では伝統校は男女別学が多いのです。ということで足利市内には女子校もあります。栃木県立足利女子高等学校です。足女（あしじょ）と呼ばれています。
　今日の新聞にその足高と足女が統合されるというニュースが載りました。その話は少し前から知っていたのですが、昨日の栃木県教育委員会で正式に決定したのです。毎日新聞栃木版の記事を受けてYahoo!ニュースでも「足高、足女統合、共学へ　同窓会から疑問の声も」と紹介されました。個人的には少子化という時代の流れには逆らえないので仕方ないと思います。足利の街も元気がありませんしね…。でもちょっと淋しい気もします。
　高校時代のことを思い出してみましたが、あまり良い思い出はありません。男だけの学校なんて面白いわけがありません。しかも進学校と言われていましたから受験勉強ばかりでした。砂をかむような味気ない日々でした。たまに足女生が正門から入っこようものなら、みんなベランダに出てお出迎えをしたものです。高校時代に足女の校内に入ったのは学校祭の時と交流会の時でした。どきどきしながら校門をくぐりました。足女生は憧れの存在だったんですね。
　統合されるのは５年後だそうです。現在の足女の敷地に新しい校舎が建つようです。校名は何になるのかな？