交響楽（シンフォニー）☆グレープ

　ケンジさんの遺品のレコードを紹介しているのですが、聴いていた音楽は私とは当然一致しません。こんなレコードを聴いていたのかというものもありますし、趣味が一緒だというものもあります。
　フォークソングはそれほど聴かなかったようです。拓郎や陽水のレコードはありませんでした。しかし、グレープのレコードがありました。『グレープ わすれもの せせらぎ コミュニケーション』は、グレープの解散後に発売されています。存在は知っていましたが、見るのは初めてかもしれません。『グレープ・ライブ 三年坂』もありました。これは友人のレコードをダビングさせてもらいよく聴いたものです。
　ケンジさん、グレープのどの曲が好きだったのですか？

　「交響楽（シンフォニー）」（作詞／作曲：さだまさし）は、１９７５（昭和５０）年に発売されたグレープの２枚目のアルバム『せせらぎ』に収録されています。「ほおずき」「殺風景」「掌」「追伸」などのお気に入りの曲が入っています。学生時代に下宿でよく聴いていたものです。

　ケンジさんのレコードの中にはクラシック音楽はありません。なんかほっとしました。ワグナーなどと言われても私にはわかりませんからね。ケンジさんも歌謡曲やフォークソングが好きなんですよね。
　ケンジさんと煙草をくゆらせながらビールを呑みたかった。そして時にはグレープを口ずさむのです。何を歌いましょうかねぇ…。