
大坂なおみ選手がテニスの四大タイトル(グランドスラム)の一つ全米オープンで優勝しました。とてつもない偉業です。ネットの速報で知って思わず万歳してしまいました。
私は子供の頃からスポーツが大好きでした。野球、サッカー、器械体操などは実際にやっていましたが、他のスポーツもテレビでよく見ていました。そんな私が子供の頃から夢見ていたことがありました。たとえば日本人がメジャリーグで一番の選手になることでした。イチロー選手が叶えてくれました。でも叶っていない夢もあります。サッカーW杯で日本が優勝することは今年も叶えられませんでした。来年のラグビーはどうでしょうか。
テニスのグランドスラムで日本人が優勝することもそんな夢の一つでした。死ぬまで無理かなと思っていましたが、男子で錦織圭選手が全米準優勝でもしかしてと期待を持たしてくれました。今年の全米で錦織圭と大坂なおみがともにベスト4に残った時には俄然期待が高まりました。錦織選手は残念ながらジョコビッチ選手に阻まれましたが大坂選手は憧れのセリーナ・ウィリアムズを破って優勝したのです。感動しました。
私が女子テニスを知ったのはマーガレット・スミス・コート、ビリー・ジーン・キングの頃からです。なぜかコート夫人、キング夫人と呼ばれていました。でもこの二人は名前を知っているくらいでプレイの印象はほとんどありません。プレイを見て感動したのはアイス・ドールと呼ばれたアメリカのクリス・エバートからです。その美しく優雅なプレイは見事でした。そしてチェコのマルチナ・ナブラチロワです。とにかく強かったですね。その後トレーシー・オースチン(米)、シュテフィ・グラフ(西独)、モニカ・セレシュ(ユーゴ)、アランチャ・サンチェス(スペイン)、マルチナ・ヒンギス(スイス)などの名前が記憶に残っています。最近の選手は実はよく知りません。美人選手として知られるマリア・シャラポワ(露)やアメリカのビーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹くらいですかね。
日本人選手はなんといっても沢松和子さんです。1975(昭50)年にアン・キヨムラ(米)と組んでウインブルドンのダブルスで優勝しています。グランドスラムで日本人女子が優勝したのです。次に世界で活躍する女子選手はというと伊達公子です。シングルで世界ランク最高位4位まで上った名選手です。私の一番好きな日本人女子テニスプレイヤーです。1996(平成8)年、フェドカップでえドイツの当時の世界ランク1位のシュテフィ・グラフとの激戦は忘れられません。伊達選手は日本女子初のウィンブルドン・ベスト4進出者でもあります。この頃は伊達選手に刺激されたのか多くの名選手が次々と登場します。沢松和子さんの姪にあたる沢松奈生子は全豪ベスト8に進出しています。阪神・淡路大震災の歳でした。1997年には平木理化選手が全仏混合でマヘシュ・ブパシ(印)と組んで優勝しています。1999(平成11)年には杉山愛選手が全米混合でブパシと組んで優勝しています。杉山選手はシングルスで世界ランク最高位8位でした。そしてなんとダブルスのランクは1位だったのです。グランドスラム優勝でも優勝を4回も成し遂げたのでした。
こうした歴史の中に大阪なおみというニューヒロインが登場したのです。彼女はまだ20歳です。「
ナオミの夢」はまだまだ続きます。もちろん錦織選手にも頑張ってほしいものです。これからのテニス界がますます楽しみになりました。
ブログ一覧 |
スポーツ | スポーツ
Posted at
2018/09/09 10:14:26