
平成があと数日となりましたので、テレビでは平成の名場面などの特集が組まれています。スポーツでもたくさんの名場面がありました。私が一番感動したのはアテネオリンピックでの体操男子団体の金メダルです。刈屋アナウンサーの「伸身の新月面が描く放物線は、
栄光への架け橋だ!」という実況は忘れられません。
なでしこジャパンのワールドカップ優勝の時も泣きました。イチローのWBCの日韓戦でのセンター前ヒット、ジョホールバルの歓喜での岡野のゴールの時も泣きました。シドニー五輪女子マラソンでのQちゃんが金メダルを取った時も感動しました。しかし、泣きませんでした。ゴールテープを切った時はみんな笑顔、笑顔でした。
「LOVE 2000」(作詞:hitomi、作曲:鎌田雅人)は、2000(平成12)年に発売されたhitomiの17枚目のシングルです。hitomiという歌手は名前しか知りませんが、この歌はよく知っています。なぜでしょうか?調べてみると『劇空間プロ野球2000』のイメージソングだったんですね。この曲がヒットした頃、私は高校野球に関わっていました。いろいろな高校がこの曲を応援曲として演奏していました。それで憶えていたのです。それからQちゃんこと高橋尚子が練習やレース前に聴いていたことでもこの曲は有名になりました。
Qちゃんの優勝は長距離・マラソンのイメージを一変させました。円谷幸吉、君原健二、宗兄弟、瀬古利彦といった選手達は苦悩の表情を浮かべて走るというイメージでした。女性選手でも有森裕子などは耐えて耐えてという走りでした。しかしシドニーで優勝した時のQちゃんの満面の笑みは辛くて暗いというイメージを払拭したのでした。
シドニー五輪のゴール後の写真を見るとQちゃんの隣に笑っているヒゲのおじさんが写っています。高橋尚子、有森裕子、五十嵐美紀、鈴木博美、千葉真子などの名ランナーを育てた小出義雄さんです。名伯楽です。今日、その小出元監督の訃報に接しました。来年の東京オリンピックを楽しみにしていたでしょうに…。 合掌
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流行歌研究会 | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2019/04/24 18:00:12