
訃報ブログです。
昭和を代表する作曲家である小林亜星氏が亡くなりました。享年88歳でした。謹んでお悔やみ申し上げます。
代表曲と言えば1976(昭和51)年のレコード大賞曲である「北の宿から」(都はるみ)です。多くの芸能ニュースで紹介されるでしょう。私のブログでは
「野に咲く花のように」(ダ・カーポ)、
「オー・チン・チン」(ハニー・ナイツ)、
「嵯峨野さやさや」(タンポポ)を紹介しています。
今回何を紹介しようかなと考えたのですがこれにしました。憶えている人は少ないと思いますが…。
「リンゴがひとつ」(作詞:阿久悠 作曲:小林亜星 )は、1974年に放映された『寺内貫太郎一家』の劇中歌でした。浅田美代子の「
しあわせの一番星」の方が知られているかもしれませんが、私はこの歌も好きでした。小林亜星といけだももこが歌っています。調べるといけだももこさんは周平(西城秀樹)の恋人役だったとありますがよく憶えていません。
ミヨちゃんと秀樹が歌うイメージの方が強いです。トップ画像に写っていて今も生きているのは、ミヨちゃんだけになってしまいました。昭和はますます遠くなっていきますねぇ…。
「北の宿から」や『寺内貫太郎一家』の頃は高校生でしたので小林亜星の存在はよく知っていました。その前の業績をあらためて調べてみましたが凄いです。「狼少年ケン」や「魔法使いサリー」「ひみつのアッコちゃん」の主題歌も小林亜星さんが作曲しているのです。小学校低学年から歌っていたことになります。
「ピンポンパン体操」は中学生でしたが、歌って踊っていました。阿久悠さんの詞もすごかったです。
がんばらなくっちゃ~
がんばらなくっちゃ~
がんばらなくっちゃ~
小林亜星さんの曲とは知らずに当たり前のように聞いたCMソングは数多いです。「ワンサカ娘' 64」「どこまでも行こう」「この木なんの木」などは昭和を生きた人なら当然知っていますね。
ここではお酒のCMソングを紹介しましょう。まずは「酒は大関こころいき」(作詞/作曲:小林亜星)です。1964(昭和39)年に発売された「ワンカップ大関」のCMソングです。加藤登紀子が歌っていました。作詞も亜星さんでした。当時は小学生でお酒などさっぱりわかりませんでした。学生になってお酒を呑み始めた頃には良い気分になってこの曲を口ずさんでいたものです。
これも亜星さんの曲だったのですね。「サントリーオールド」のコマーシャルソングです。1968(昭和43)年からCMに使われているようです。
1995(平成7)年には、亜星さん自身が歌詞を付けて「夜が来る」という曲になりました。歌っているのはマーク・HAMAですが、亜星さんご本人です。
今宵は酒を呑み終えた後にこのブログを書いていますが、オールドと大関の曲を聴いていたらしんみりしてしまい、また呑みたくなってしまいました…。
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Posted at
2021/06/14 22:04:41