
10月26日(火)は、昇仙峡の仙娥滝を見た後「
ヘルシーレストラン パセリ」で野菜たっぷりナポリタンをいただきました。その次は温泉です。近くの「
草津温泉」か「
フカサワ温泉」にしようかと考えました。
「パセリ」を出たのですけれども、甲府の街はまだまだ不案内で道がわかりません。スマフォで確認してナビに入れようとして、あるビルの駐車場に車を停めました。

「フカサワ温泉」をナビにいれ出発しようとしたところ看板が目に入りました。「温泉」の文字があります。「トータス温泉」とあります。名前だけは知っていました。でもどこにあるのでしょうか。看板をよく見ますと「マンション奥」とあります。行ってみましょう

ありました。『金の湯』という文字が見えます。これは「今日はこの温泉に浸かりなさい。」という温泉の神様の思し召しですね。

入ってすぐに温泉分析書が大きく掲げられています。泉質に自信があるのでしょう。
源泉名・・・・・・・トータス温泉
泉質・・・・・・・・ ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温・・・・・・・・58.1℃
pH値・・・・・・・7.8

受付です。

券売機です。

休憩所です。お昼時とあってか地元のおばあちゃんが何か食べていました。

入ってみます。

昼時で誰もいないように祈りながら脱衣所に入ったのですが…。

かけ湯をしながら浴室の様子をうかがうと人の気配がしました。

内湯の大きい浴槽に地元のおじいちゃんがいました。挨拶をして私は露天風呂に向かいます。

10分くらい浸かっているとおじいちゃんが入って来ました。
「こちらはぬるいのですが、内湯はどうなんですか?」
「あっちの方が熱いよ。大きい方が普通で小さい方が熱めかな?でも心配するほど熱くはないよ。」
「では、内湯に入ってきます。」

5分くらい内湯で浸かっていると、おじいちゃんは「ごゆっくり。」と言って出て行かれました。独り占めとなりました。

少しツルすべ感があります。体がとても温まります。小さい方の浴槽では泡付きがあります。 綺麗な黄金色をしています。なるほど『金の湯』です。これは名湯ですね。

こんなのを見ながらのんびりと浸かっていました。

気分が良かったので休憩所でコーヒー牛乳を飲みました。
「やまなし立ち寄り百名湯手帳」を入るときに出すのを忘れたので、帰りに受付の女性に判子を押してもらいました。タオルをいただきました。
「いやぁ、素晴らしい温泉ですね。」
「どうもありがとうございます。」
「外にある金の湯というのも大袈裟ではないですね。」
「田中先生の言葉ですね。先生はよく来られるのですよ。今日もつい先ほど帰られたばかりです。」
「えっ!」
山梨県には素晴らしい日帰り温泉がたくさんあります。各施設には温泉の解説があって、その最後に田中収教授という名前が書かれています。「
草津温泉」「
紅薔薇温泉 みさかの湯」「
はやぶさ温泉」「
やまと天目山温泉 やまとふれあいやすらぎセンター」「
玉川温泉」「
奥湯村温泉 紅椿の湯」「
勝沼ぶどうの丘温泉 天空の湯」「
神の湯温泉 ホテル神の湯温泉」にありました。
さっきいたおじいちゃんが田中先生だというのです。「弘法湯」に帰ってからネットで調べてみました。

確かにこのお方でした。先生は甲府市生まれです。東京大学大学院修了、大月短期大学地球科学研究室教授を経て現在は名誉教授だそうです。山梨県の温泉研究の第一人者です。知っていればもう少しお話ししたのに…。
フォトアルバム:トータス温泉(2021年10月26日)
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Posted at
2021/10/30 13:53:06