
訃報ブログです。
新井満さんが亡くなりました。75歳でした。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
さて、皆さんは新井満さんをどのような人だと認識しているでしょうか。ネットのニュースでも少し違います。見出しの最初を芥川賞作家としているものもあれば、「千の風になって」訳詞・作曲が先に来ているものもあります。本文を読めばもちろんどちらも書かれています。多才な人だったと言うことですね。
私はというとこの曲を歌った人というイメージが強いです。
「ワインカラーのときめき」(作詞:阿久悠 作曲:森田公一)は、1977(昭和52)年に発売された新井満の2枚目のシングルです。新井満さんは10枚ほどのレコードを出しているようですが、この曲と「千の風になって」しか知りません。
この曲はカネボウのCMソングということもあってヒットしました。ただそれだけではありません。この曲が街中に流れていた時は学生時代でした。阿久悠さんの歌詞に惹かれたのでしょうね。歌い出しが「自由という名のお酒は美味い」ですからね。ちょっとフライングですが自由にお酒を呑み始めたころです。「美しい女はしばっちゃいけないよ」などという歌詞にはちょっと反発したものです(笑)とにかく新井満という存在を知ったのはこの時です。
その後すっかり忘れていたのですが、1988(昭和63年)年に彼の名を見ることになります。『尋ね人の時間』で第99回芥川賞受賞作家としてです。どこかで見た名前だなと思ったのですが「ワインカラーのときめき」の歌手と気づいた時は驚きました。
その後またまた忘れていまいますが、2006(平成18)年に 秋川雅史が「千の風になって」をヒットさせた時に訳詞・作曲をしたのが新井満さんと知って驚いたものでした。当時の職場の若者が秋川雅史ばりにカラオケで歌っていました。
それ以降忘れていたのですが、今回15年ぶりに彼の名を見ることになってしまったのです。
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流行歌研究会 | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2021/12/04 20:15:53