
困りました。森田童子についてはほとんど知らないのです。フォークソングに嵌まっていた頃に名前くらいは知っていたような気がします。でも歌を聴いた記憶はありません。ラジオで流れていたのを無意識で聞いたことはあるかもしれません。
森田童子を意識したのは多くの人と同じで1993(平成5)年のドラマ「高校教師」の主題歌に「
ぼくたちの失敗」が採用された時からです。これが森田童子の声なのかと思いました。聞いたことのあるようなないような歌声でした。ドラマ「高校教師」はあまり観ませんでした。あの時は私自身が高校教師になっていましたからね。もう30年が経つのですね…。
「さよならぼくのともだち」(作詞/作曲:森田童子)は、1975(昭和50)年10月21日に発売された森田童子のデビュー曲です。受験勉強を必死にしていた頃です。深夜放送で聞いていたのでしょう。でも確かな記憶はありません。
森田童子はとにかく秘密のベールに包まれていました。本人がプライベートなことは一切言わなかったようです。メデイアにはテレビはもちろんラジオにもほとんど出ませんでした。アルバム7枚とシングル4枚をリリースしていますが、売れたわけではありません。私も買っていません。
『フォークソングの東京』で紹介されている『東京カテドラル聖マリア大聖堂録音盤』は1978年11月1日に発売されたようです。全く記憶にありません。でも今回森田童子を聴いてみて当時知らなくて良かったと思いました。あの頃聴いていたら森田童子にかぶれてしまってこの世にさよならしていたかもしれません…。
私がこの30年間で知った森田童子について書いてみましょう。
1984年に音楽活動を休止しています。その後は結婚して普通の主婦業をしていました。その後のことはわかりません。2018年に心不全のため死亡してしまいました。66歳でした。そして今年2022年なかにし礼さんの死後に出版された『血の歌』の中で森田童子がなかにし礼の姪であることが明らかになりました。わずかこれだけのことです。
東京カテドラル聖マリア大聖堂も知りませんでした。もちろん行ったこともありません。ただ『フォークソングの東京』で次のことを教えてもらいました。ユーミンの7枚目のシングルに「翳りゆく部屋」というのがあります。レコーディングで使用されたのがそこのパイプオルガンだそうです。
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流行歌研究会 | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2022/06/14 07:03:54