４か月ぶりの「まち屋」さんです

　今年の５月に再開した「まち屋」さんでしたが、夜の部が始まる気配はありませんでした。６月には不幸があったり、マスターの体調も完全ではなかったようです。この夏、昼の営業をやっているのは知っていたのですがなかなか行く気にはなれませんでした。
　１０月になったので思いきって寄ってみました。一組の先客がありました。私たちが注文をした後もう一組が入ってきました。ワンオペですから前の客の料理が終わらなければ次の料理には取りかかれません。時間がかかります。そんなことはわかっていましたのでのんびりと待ちます。

　目の前に見える酒瓶が渋滞しています。夜の部が始まれば私が古いお酒を呑むのにねなんてつまらないことを考えていました。本当ならここに笑顔のママがいればそんな話ができるのにと思っていたら淋しい気持ちになりました。

　定食は煮魚と生姜焼きにしました。５か月ぶりです。やっぱり美味しいです。これが食べたかったのです。嬉しくなりました。

　私が食べ終わった頃に次の客の料理も終わり、やっとマスターと話ができました。この夏もお医者さんに掛かっていたようです。ただ病気自体は快方に向かっているようで仕事も生活も前向きになってきたようです。来年には夜の部も本格的に始めるようです。そのための練習をするから呑みに来てくれと言われました。その言葉が聞きたかったのです。そして最後に今度飼った猫ちゃんの写真を見せてくれました。「こいつらのために俺もあと２０年は生きるよ！」と笑いながら話していました。マスターの笑顔を見るのは久しぶりでした。