
訃報ブログです。
谷村新司さんが10月8日に亡くなっていたことがわかりました。享年74歳でした。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
チンペイこと谷村新司さんを知ったのは深夜放送『セイ!ヤング』においてでした。そこでアリスの歌や他のフォークソングを聴いていたのですが、一番好きだったのが『天才・秀才・バカ』というコーナーでした。バンバンとの掛け合いは抱腹絶倒ものでした。このおかげで暗く、苦しい受験勉強を乗り切ることができたのでした。
「帰らざる日々」は、1976(昭和51)年に発売されたアリスの8枚目のシングルです。受験勉強を乗り越えて千葉の生活が始まった頃です。深夜放送はたまに聴くくらいでしたがアリスの曲は引き続きラジカセなどで聴いていました。「
秋止符」などとともに下宿の暗い部屋で泣きながら聴いたものです。
居酒屋でバイトしていましたがそこのママがアリスが好きで車に乗るといつもアリスの曲が流れていました。アリスはそんな生活をも思い出させてくれるのです。アリスにはお酒でも繋がっているのです。
アリスは1981年に活動を休止します。谷村新司さんはその前から山口百恵に「
いい日旅立ち」を提供するなど他のアーティストに曲を提供し始めます。ソロとしても「
陽はまた昇る」でシングルデビューします。そして代表作「昴 -すばる-」リリースされたのが1980年4月1日のことでした。私が社会人になった日です。その後の谷村さんの活動は多分野に渡ります。作詞家、作曲家としての活動はもちろんのこと、上海音楽学院で教授を務めたりもしています。
谷村さんはいつしか手の届かない大きな存在になってしまいました。しかし、アリスにも帰ってきてくれました。私にとってはいつまでも帰らざる青春の日々をともに過ごしてくれた身近な存在だったのです。チンペイさん、ありがとうございました。
ブログ一覧 |
流行歌研究会 | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2023/10/16 17:30:51