果てしない夢を☆ZYYG,REV,ZARD & WANDS featuring 長嶋茂雄

　訃報ブログです。長嶋茂雄氏が亡くなられてしまいました。89歳でした。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
　長嶋さんは1958（昭和33）年に読売ジャイアンツに入団しました。私が生まれた年です。小学生の頃にはテレビの前で野球に夢中になっていました。巨人・大鵬・卵焼きの時代です。巨人は1965年（昭和40年）から日本シリーズ9連覇を成し遂げました。その中心にいたのが長嶋茂雄氏でした。「ミスタープロ野球」と称されるのも当然です。
　そんな長嶋さんも体力の衰えを感じるようになり1974年に引退を決めます。その年の最終戦である後楽園球場での中日とのダブルヘッダーでファンに向けて挨拶をするということになりました。私は高校二年でしたがこれは見なければならないと思いいつもより速く自転車をこいで家に帰ったのを憶えています。テレビで最後のONアベックホームランを観ました。第1試合が終了したあと、チョーさんが外野席を一周する姿を泣きながら観ていました。そして「我が巨人軍は永久に不滅です」という感動の挨拶もしっかりと目に焼き付けることができました。

　「果てしない夢を」（作詞：上杉昇・坂井泉水　作曲：出口雅之）は、1993（平成5）年に発売されたZYYG,REV,ZARD & WANDS featuring 長嶋茂雄のシングルです。劇空間プロ野球93」のテーマソングとして起用されました。長嶋さんも歌っています。
　長嶋さんは当然のように巨人の監督に就任しましたが、1975年のシーズンは最下位となるなどV9時代のような強さを見せることはできませんでした。でもチョーさんはいつも注目されていました。それは監督を離れてからもでした。私たちにいつも夢を見せてくれたのです。脳梗塞で倒れた時も長嶋さんなら必ず復活するとファンはみんな思っていました。東京ドームに姿を見せるとみんなが喜び自分も頑張ろうと思ったのでした。長嶋さんなら100歳まで生きるに違いないと信じていたのです。それなのに89歳で亡くなってしまうとは…。ヤキュウ（89）の申し子ということなのですかね。
　果てしない夢を　熱く熱く信じていたい
　こみあげる涙　ずっとずっと胸に抱きしめ