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「謀将 石川数正　南原幹雄　著　（新潮社）」読了しました。

小学校の時によく遊んだ友人にカズマサ君がいました。名前の響きが好きで、良い名前だなと思っていました。
　歴史が好きになって石川数正という武将がいることを知りました。カズマサ君と同じ名前だと思い関心を持ちました。
　しかし、石川数正は謎の武将です。徳川家の双璧とまで言われたのに、小牧・長久手の戦いの後に、徳川を裏切り豊臣方に寝返ったのです。その理由も謎のままです。この小説ではその理由が描かれ、彼の深謀遠慮が描かれています。それは彼の死後にまで及んだのです。
　初めて彼の寝返り後の半生を知りました。読み応えがありました。