
高校時代は男子校ということで灰色でした。楽しい思い出はほとんどありません。そんな中でも新潟の鯨波に悪友たちと海水浴に行ったことは強烈な印象として残っています。
あの時、僕は友人たちとは一日遅れで柏崎に向かいました。一人で足利から鯨波駅まで電車で向かったのです。駅に降り立った時のことを今でも鮮明に覚えています。その時に口ずさんでいたのがこの曲です。
僕は高校時代も今も鉄っちゃんではありません。あとで「はつかり5号」は上野から青森を運行していた特急列車の愛称だと知りましたが、僕はこの時のイメージが強いので、日本海側を走る電車だと思い込んでいました。
「はつかり5号」(作詞:藤公之介 作曲:高橋信之)は1975年に発売されました。バズの1972年のデビュー曲「ケンとメリー〜愛と風のように〜」は日産スカイラインのCMソングに起用されているので有名ですね。みんカラではこちらの曲の方がふさわしいのでしょうが、私はこの曲の方が好きなのです。ですが、この曲を知っている人は私の周りにほとんどいませんでした。バズのファンでこの曲も好きだと言ってくれた女性がたった一人だけいました。素敵な女性でした。
バズ(BUZZ)は、小出博志と東郷昌和の2人によるフォークグループです。1979年の吉田拓郎の篠島コンサートでバックコーラスとして参加していました。松任谷由実や松田聖子のバックコーラスも担当する実力派なのです。
「幸せにする 自信がなくて」というフレーズがなんともたまりません。小さい頃から自信を持つことができなかった僕です。自信満々に颯爽と行動する人が眩しかったです。そんな不安を隠すためにお酒の力を借りてきました。
こんな僕の心の色を何にたとえたらいいのでしょうか。そんなことを考えるのさへ恥ずかしくて、今日もお酒を呑みます…。
Posted at 2013/05/10 19:11:14 | |
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