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　とても悲しい時に聴く曲はなんだろうか。僕ならやっぱり吉田拓郎だ。精神を安定させるには拓郎に限る。
　学生時代、女友達であるサキに同じ質問をしたことがある。 ロック好きの彼女だから、ジャニス・ジョプリンやスージー・クアトロといった答えを予想していたのだが違った。
　「いいえ、私は中島みゆきなの。悲しい時にはとことん悲しい気持ちになって、泣くだけ泣くの。そして泣き疲れたら眠るの。」
　「ララバイSINGER」（作詞／作曲：中島みゆき）は、２００６（平成１８）年に発売された中島みゆきの３４作目のオリジナルアルバム『ララバイSINGER』の最後の曲です。みゆき姐さんのララバイといえばなんといってもデビュー曲の「アザミ嬢のララバイ」ですが、この曲はそのオマージュなのです。サビには同じメロディが使われています。
　みゆき姐さんは僕にとっても永遠のララバイSINGERなのです。