
現在、外の雪は小康状態です。もうピークは過ぎたのでしょうか。それにしても積もりました。足利はまるで雪国です。
昼間は降り続く雪を見ながら、
拓郎・猫の「雪」を一日中口ずさんでいました。夕方になると道路も白くなり、あたり一面真っ白になりました。私は家が近いので心配いりませんが、佐野・栃木・太田・桐生に帰る同僚は退勤時間になるとすぐに帰っていきました。職場はあっという間に誰もいなくなりました。
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「外は白い雪の夜」(作詞:松本隆 作曲:吉田拓郎)は1978(昭和53)年に発売された『ローリング30』というアルバムに収録されています。このアルバムはLP2枚+EP1枚の大作でした。
中学生の時に拓郎に出会った僕は高校、大学と拓郎とともに青春時代を歩んできました。二十歳の秋に失恋しました。その頃の僕は恋は一度と信じていました。自分が失恋をするとは思っていませんでした。叩きのめされました。そんなときに手にしたのがこのアルバムでした。大人の拓郎がいました。失恋の痛手から逃れるために、そして自分も大人になりたくて拓郎を聴きました。
西千葉の駅前には、あなたと一緒に行ったお店はもうありませんでした。あなたとの想い出はもうどこにも残っていません…。
あの頃、「コロラド」という喫茶店のテーブルの上には当たり前のように灰皿が置いてありました。コーヒーを注文すると当たり前のように僕は煙草に火をつけました。そしていつものように二人見つめながら他愛ない会話をしていましたね。
あの雪の日、それまで当たり前と思っていたことが当たり前ではなくなったのだと自分に言い聞かせながら涙ながらにこの曲を歌ったのでした。
Posted at 2014/02/14 20:06:05 | |
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流行歌研究会 | 音楽/映画/テレビ