
今日は俳句好きの同僚のオッキーからお誘いがあって「くろ(CRO) 」という喫茶店に行ってきました。オッキーの師匠である黒田杏子(くろだ ももこ)先生を紹介してくれるというのです。ここで俳句色紙展が開催されていて、今日は初日ということで、ももこ先生が来ていたのでした。
今はさぼっていますが、私も一時は俳句に熱中していた時期がありました。ももこ先生の本も読んだことがあります。女流俳人の中でも一流なのです。「プレバト!!」で話題の夏井いつきさんの師匠なんです。そんなももこ先生に逢えてとても感激しました。
黒田杏子先生の代表句を紹介しましょう。
柚子湯してあしたのあしたおもふかな
ガンジスに身を沈めたる初日かな
指さして雪大文字茜さす
火の中を焔のすすむ十二月
一の橋二の橋ほたるふぶきけり
子をもたぬをとことをんな毛蟲焼く
暗室の男のために秋刀魚焼く
涅槃図をあふるる月のひかりかな
白葱のひかりの棒をいま刻む
秋つばめ包のひとつに赤ん坊
かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな
ついでにツゥの駄句も紹介します。
寒風の中や乙女らbicycle
本塁打叶はで八十八夜かな
憂き我に洋菓子を売る聖夜かな
月並み俳句また作りしか秋の声
学友笑ふ学び舎笑ふ山笑ふ
芭蕉忌や畏れるものが多くなリ
春愁を如何ともし難し 海に行く
缶ビール娘の部屋のオフコース
傲慢も今日は許せよ春一番
夕陽の中で
浜千鳥何をかなさん切々と
比べものになりませんね。また俳句を勉強しなおそうかなぁ…。
Posted at 2014/11/13 20:49:32 | |
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