
首里城が焼失してしまいました。テレビの映像を見て呆然となりました。「なんなんだ、これは!」と心の中で叫びました。
沖縄には修学旅行の引率で4回ほど行ったことがあります。「沖縄県平和祈念資料館」・「ひめゆり平和祈念資料館」の見学やガマ体験では戦争の悲惨さを学びましたが、それ以外は楽しい思い出ばかりです。プライベートでも是非行きたいと思っています。きれいな海を見て、旨いものを食べながらオリオンビールや泡盛を呑む!最高ですね。
首里城には毎回必ず行きましたから4回行ったことになります。最後に行ったのは3年前です。あの首里城がもう見られないのかと思うと言葉がありません。
沖縄関連の歌はたくさんありますが、あの映像を見た時に頭の中に流れてきたのはこの曲でした。
「川は流れる」(作詞:横井弘 作曲:櫻田誠一)は、1961(昭和36)年に発売された仲宗根美樹の曲です。仲宗根美樹さんについてはほとんど知りません。この歌も最初の「わくらば」からして意味不明で、よくわからない歌でした。ただなんとなく悲しい歌だと思っていました。私に沖縄を初めて意識させてくれた曲と歌手です。
当時沖縄はアメリカが統治していました。パスポートがなくてはいけなかったのです。この歌が発売された3年前(1958年)にはこんなことがありました。この年の夏の甲子園に戦後初めて沖縄代表とし出場したのは首里高校でした。負けて帰ってくる時に甲子園の土を持ち帰ったのですが、那覇港で没収され海に棄てられてしまいました。外国の土は持ち込めなかったのです。そんな時代だったのですね。
1971(昭和46)年に南沙織が「
17才」でデビューしました。その時から沖縄のイメージはがらりと変わりました。沖縄が返還されて本土復帰したのは次の年の1972(昭和47)年でした。いつかは行ってみたいと思ったものです。
ただでさえ基地問題など難しい問題を抱えている沖縄です。今回の首里城の消失でまた悲しみに包まれてしまいました。一日も早く再建すべきですが、簡単ではなさそうです。生きているうちに新しい首里城を見られるかなぁ…。
Posted at 2019/11/02 16:29:36 | |
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流行歌研究会 | 音楽/映画/テレビ