
松本隆の代表作と言えば「
木綿のハンカチーフ」があげられます。これは1975(昭和50)年に発売されました。私の大好きな曲ですが、その当時松本隆を認識していたのかは疑問です。松本隆もこの頃はまだ作詞家としては駆け出しで世間的にもそんなに知られていなかったように思います。『風街に連れてって!』にはチューリップの「
夏色のおもいで」も吉岡聖恵のカバーで収録されていますが、当時は松本隆の作詞とは知りませんでした。作詞は財津和夫だろうと思い込んでいました。
私が作詞家松本隆を強く意識するようになったのは原田真二の曲を聴いてからです。
「キャンディ」(作詞:松本隆 作曲:原田真二)は、1977(昭和52)年に発売された原田真二の2枚目のシングルです。「てぃーんず ぶるーす」「キャンディ」「シャドー・ボクサー」までの1ヶ月ごとのトリプルデビューは凄かったですね。プロデューサーの吉田拓郎の作戦でしたが大当たりでした。次の「
タイム・トラベル」までのヒットで原田真二は一躍トップアーティストに上り詰めました。ファーストアルバム『Feel Happy』も初登場第1位を獲得しています。
原田真二は嫌いでした。フォーライフから拓郎のプロデュースでデビューということで嫉妬していたのです。Char、世良公則&ツイストとともにロック御三家と呼ばれて人気でしたが、一番アイドルっぽい感じということもあってちょっと馬鹿にしていました。「シャドー・ボクサー」までは聞いていましたが、それ以降の曲は知りません。そのうちに業界内で生意気と言われていると耳にするようになりました。その後の活動は知らないのですが2000(平成12)年頃にテレビで松田聖子の横でピアノを弾いているのを見かけのが最後ですかね。現在でも自分の音楽に信念を持って取り組んでいるようです。大したものです。
『風街に連れてって!』では三浦大知がカバーしています。三浦大知は名前だけは知っています。でも百恵ちゃんの息子だと思っていました(苦笑)
Posted at 2021/09/27 21:19:12 | |
トラックバック(0) |
流行歌研究会 | 音楽/映画/テレビ