
訃報ブログです。
島田陽子さんが亡くなりました。69歳でした。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
「国際女優」として高く評価されていましたが、映画をあまり見ない私はその辺のことは知りません。映画で印象に残っているのは『犬神家の一族』くらいです。また不倫や借金といったトラブルで「お騒がせ女優」などと言われたりもしましたが、その辺のこともよく知りません。いや、知ろうとしませんでした。
私が島田陽子という女優を認識したのは『われら青春!』というドラマでした。陽子先生は間違いなく私にとっての青春時代のマドンナの一人でした。島田陽子は永遠の「清純派女優」なのです。
「帰らざる日のために」(作詞:山川啓介 作曲:いずみたく)は、1974(昭和49)年に放映された青春ドラマ『われら青春!』の主題歌でいずみたくシンガーズが歌っていました。挿入歌の「
ふれあい」「青春貴族」とともによく歌ったものです。もう半世紀近くが経つのですね。
中村雅俊が扮する沖田先生のお相手である陽子先生を演じていたのが島田陽子さんでした。ドラマが放映された昭和49年は僕は高校2年生でした。陽子先生に憧れましたが現実には陽子先生も沖田先生もいませんでした。男子校でしたので周囲には女子生徒もいませんでした。灰色の高校生活だったのです。
高校2年の僕は将来のことをあまり考えていませんでした。自分がどこに行けば良いのかもわかりませんでした。このドラマは初めはちょっと馬鹿にして観ていたのですが、夏休みの頃になると「先生にでもなろうかな?」と考え始めていたのです。そして高校2年生の秋頃から受験勉強に真剣に取り組むようになったのでした。
今考えると島田陽子さんとの出逢いは僕の人生のターニングポイントだったのです。
Posted at 2022/07/26 09:00:10 | |
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