
ジェフ・ベックが亡くなりました。78歳でした。謹んでご冥福をお祈りします。
若い頃にジェフ・ベックはロック好きの音楽仲間のレコードで聴いていたはずですが、ほとんど憶えていません。フォーク少年だった僕はエレキギターにはそれほどのめりこまなかったのです。それでもジェフ・ベックという名前はこの曲によって頭の中にたたき込まれたのでした。
ジェ~フ・ベックがこなかった! もくようび~
おらぁふるえてたぁ あめのぉ まるやまおんがくどぉぉぉ
「ジェフベックが来なかった雨の円山音楽堂」(作詞/作曲:豊田勇造)を聴いたのは18歳の頃であった。フォークバンドを組んでちょっとした演奏活動をしていた。豊田勇造を見たのは千葉の田舎の公民館であった。千葉県のフォーク歌手である安田雅司郎との対決を謳い文句にしたコンサートだった。
当時はフォークブームで豊田勇造の名前も知っていた。「走れ アルマジロ」がたまにラジオから流れてくることがあった。そんな彼のステージを間近で見ることができたのだ。「走れ アルマジロ」も歌っていたのだが一番衝撃を受けたのがこの曲だった。これは歌と言うよりも魂の叫びだ。18歳だった僕の魂に突き刺さった!
豊田勇造のレコードは買ったことがないし、それ以後彼の歌を聴くことはなかった。それなのに「ジェ~フ・ベックがこなかった!」のフレーズが時々口から出てくることがあるのだ。不思議だ。
豊田勇造は現在73歳です。今でもライブ活動をしているようです。今回ユーチューブで観てみました。18歳の時の感動が甦りました。こんな激しい曲は歌えないけれどまたギターでも弾いてみようかなと思ったりしたのでした。
Posted at 2023/01/12 16:37:42 | |
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流行歌研究会 | 音楽/映画/テレビ