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　明日で９月も終わりです。平成２９年度（２０１７年度）も半分が終わろうとしています。早いものですね。
　私の仕事は年度の後半の方が忙しくなります。休日出勤も多くなります。年末年始もあまり休めません。そしてそれなりの結果を出さなくてはいけません。今年度は特にです。
　温泉ドライブがますます行きにくくなります。楽しみはお酒だけになりそうです。フォークソングを歌いながら頑張るしかありません。今日はこんな歌が口から出てきました。

　「なんとかなれ」（作詞／作曲：仲井戸麗市）は１９７２（昭和４７）年にリリースされた古井戸のデビューアルバム『古井戸の世界』に収録されています。フォークの歴史を語る上で忘れてはいけないエレックレコードから発売されました。短い曲ですが印象に残る曲です。チャボの才能を感じますね。もちろん加奈崎芳太郎の歌唱力も素晴らしいです。
　古井戸は、さすがに「さなえちゃん」は知っていましたが、高校時代はほとんど知りませんでした。大学時代にバンド仲間から教えてもらいました。『オレンジ色のすけっち』『ぽえじー』『古井戸ライブ』『四季の詩』といったLPをカセットに録音して聴きました。ギターで「ポスターカラー」「ちどりあし」「花言葉」といった曲をコピーしていました。

　あと半年我慢すれば全てが終わるのです。何とかしなきゃ。いや、何とかなります。いや・・・

　私の通っていた高校は男子校で、地域では進学校と言われていました。受験生という砂をかむような味気ない生活を３年間送りました。明るい未来がやってくるという保証はどこにもありませんでしたが、やるしかないという感じでした。
　そんな高校生が夢中になったのがフォークソングでした。質流れのフォークギターで拓郎や陽水の曲を必死でコピーしました。レコードがしゃりしょりするくらいに聴きました。それ以外はラジオで聴くしかありません。当時はフォーク歌手はテレビにほとんど出なかったですからね。深夜放送がフォークソングの世界への入り口でした。

　「明日への讃歌」（作詞／作曲：谷村新司）は、１９７２（昭和４７）年に発売されたアリスの２枚目のシングルです。同年に「走っておいで恋人よ」でデビューしたアリスでしたがなかなか売れませんでした。１９７５年の「今はもうだれも」のヒットでやっと世に知られるようになりました。その時のＢ面もこの曲だったのです。思い入れがあったのでしょうね。
　アリスを知ったのも「今はもうだれも」からなのですが、厳密には少し違います。深夜放送『セイ!ヤング』のパーソナリティーをしていたチンペイ（谷村新司）との出会いが最初でした。その中でアリスの歌や他のフォークソングの歌を聴いたのです。洋楽もここで聴きました。それから、ばんばひろふみとの『天才・秀才・バカ』コーナーでは笑わせてもらいました。深夜に笑いをこらえるのは大変でした。

　フォークソングを夢中で聴いていたのは学生の頃です。ちょっと前までは若い頃の話をするときの枕詞は「三十年前は…」でしたが、もう「四十年前は…」が当たり前に口から出てくるようになりました。もう少しすると「五十年前は…」と迷うようになるかもしれません。いやだ、いやだ。
　あの頃のフォークシンガーもすっかり歳を取りました。拓郎は７１歳ですし、武田鉄矢も６８歳です。もう坂本金八先生も定年を過ぎているんですよね。過去ばかり振り返っても仕方がないのですが、それが好きだから仕方ないんです。今日はこんな歌を口ずさんでいました。

　「思えば遠くへ来たもんだ」（作詞：武田鉄矢　作曲：山木康世）は、１９７８（昭和５３）年に発売された武田鉄矢（海援隊）のシングルです。映画やテレビドラマの主題歌だったようですが知りません。アルバム『堕落編』」の7曲目にも収録されています。
　海援隊と言えば「母に捧げるバラード」や「贈る言葉」が有名ですが、私はこの曲が一番好きです。作詞は武田鉄矢です。中原中也の「頑是ない歌」の剽窃であるとの指摘がありますが、インスパイアされてできたと私は考えます。作曲はふきのとうの山木さんです。良いメロディを作りますね。

　二十歳の時に初めて聴きました。青春を謳歌していた頃です。失恋も経験しました。遠い昔のことです。この先どこまで行けるのでしょうね。

　今日は秋分の日です。彼岸の中日ということで、お墓参りに行ってきました。足利市松田町にある「宗泉寺」さんが菩提寺です。
　雨が降っていました。こぬか雨でしたので濡れてもかまわないと思い、傘は使いませんでした。私は信心深くはないのですが、もうすぐ自分もあちら側に行くのかと感慨深いものがありました。子供の頃のことを思い出したりしました。
　帰る頃には雨は止んでいました。午後にはもう一カ所墓参りをするつもりです。もう雨の心配はなさそうです。通り雨もないでしょうね。

　「思い出通り雨」（作詞／作曲：山木康世）は、１９７８（昭和５３）年に発売されたふきのとうの１２枚目のシングルです。雨が降るとついくちずさんでしまう歌です。山木さんも良い曲を作りますね♪


　

　今日の足利は朝から晴れていました。秋晴れです。日中は気温が上がり暑く感じました。風が少し強かったのですが、真夏の熱風ではなく、秋の風で心地よく感じました。
　日が落ちると気温も下がり、まさしく秋という感じになりました。昼間は半袖で過ごしたのですが、夜になると長袖がほしくなりました。そういえば、風の向きも昼とは変わったようでしたが、今はどちらから吹いているのでしょうか？

　「北北東の風」（作詞／作曲：天野滋）は、１９７７（昭和５２）年に発売されたＮＳＰの１２枚目のシングルです。人の縁の不思議さが歌われた曲で、天野さんの人柄が感じられる歌ですね。リコーダーの音が切ないです。

　君と出会って別れたこともなんかの縁だったのでしょうか。でも、あの時は君と別れるなんて考えもしませんでした…。