
皆さん、こんばんは。足利は今日も雨でした。何もやる気が起きず部屋に籠もっていました。窓の外を見ていると紫陽花は咲いているかなと思いました。「
紫陽花」を聴きながらネットでを調べると6月15日㈰に「吉祥寺あじさい弁天まつり」が開催予定とありました。その時にこの曲が頭に浮かびました。
「縁切寺」(作詞/作曲:さだまさし)は1975(昭和50)年に発売されたグレープの3枚目のアルバム『コミュニケーション』に収録されていますが、1986年(昭和61)のベスト・アルバム『帰郷』でセルフカバーしています。グレープで時のブログ「
縁切寺」で若い時の思い出は書いていますが、今回は書き忘れたことを一つ書いてみようと思います。
さだまさしは曲には文学や歴史に関することがさりげなく込められています。私の大好きな「
檸檬」は梶井基次郎の小説を歌っています。「
異邦人」はカミュの小説をもとに作られたのだと思います。「縁切寺」は文学ではなく東慶寺という歴史的建造物が歌われています。同様な曲には大宰府天満宮を歌った「
飛梅」があります。
「縁切寺」の歌詞の中に「一枚切りの一緒の写真」というのがあります。たしか私も東慶寺で一緒に写真を撮りました。残念なが好きな女性とではなく一緒に行った大勢との写真です。それもいつの間にかどこかにいってしまいました。最近知ったのですが東慶寺では写真撮影が禁止になっているようです。
「そんな君から別れの言葉あれから三年」という歌詞があります。さりげなく三年とありますが、まっさんはちゃんとわかっているのです。お寺に駆け込んだ女性はお寺の仕事をしなければなりません。その期間が3年(満2年)なのです。そのお務めを果たすと自由になれるのですね。若い頃に太田市の『縁切寺満徳寺資料館』の名誉館長であった高木侃氏の「三くだり半 江戸の離婚と女性たち」という本で読みました。高木侃さんとは一度お話ししたことがあるのですが、7年前に亡くなられていました…。
Posted at 2025/06/11 21:05:38 | |
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