サブちゃんのデビュー曲は紅白では歌えません

　今年の紅白の話題は何と言っても北島三郎さんの紅白引退でしょう。物心ついた時からサブちゃんが紅白に出場するのは当然という感じでした。５０回出場を区切りに勇退ということなんですね。
　「函館の女」「帰ろかな」「与作」「帰ろかな」「風雪ながれ旅」等は紅白でもおなじみの名曲です。それ以外にも素晴らしい歌をたくさん歌っているのですが、今回紹介するのは「ブンガチャ節」（作詞：星野哲郎　採譜：船村徹）です。これは１９６３（昭和３７）に発売されたサブちゃんのデビュー曲です。これを知っている人はよほどの音楽通です。この曲は発売されて１週間で放送禁止にされてしまったのです。歌詞の中の「キュッキュキュ～」という部分がベッドの軋む音を連想させるからという説もありますが、実は違います。もともとこの曲は「キュッキュラキュ節」という春唄だったのです。サブちゃんも流しをやっていた時に歌っていたそうです。歌詞を変えて発売したのですが、知る人は知っていたのですね。演歌界の大御所であるサブちゃんのデビュー曲が放送禁止歌だったなんて驚きますよね。
　私もさすがにリアルタイムでは知りません。私が小学校の頃、父と叔父が呑んで酔うとよく歌っていたものでした。それで覚えてしまったのです。私の家系はみんなスケベなのです(笑)
　今年の紅白の大トリはもちろんサブちゃんです。さすがにこの歌を歌うことはないでしょうね。「まつり」（作詞：なかにし礼　作曲：原譲二）が大本命のようです。今のところは見るつもりですが、また酔っ払っちゃって寝ちゃうんだろうなぁ…。