
今年は義母の新盆ということでバタバタしていました。お盆の行事の最後が「灯ろう流し」でした。ツゥ家ではこういう行事はありませんでしたので、初めての体験でした。
思えば去年の夏はまだ義母は健在でケンに声ををかけていたりしていました。その義母もケンももういないのです。この世の無常ということを考えてしまいますね。「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。」という方丈記の冒頭部分を実感してしまいました。
そしてこの歌を口ずさんでいました。
「精霊流し」(作詞/作曲:さだまさし)は1974年に発表されたグレープのセカンドシングルです。130万枚を超す大ヒットとなりグレープを世に知らしめた曲です。これがあまりにも有名でデビュー曲と思われがちですが、デビュー曲は1973年に発売された「雪の朝」という曲です。その後「無縁坂」、「縁切寺」とヒット曲を出しますが、良い意味では「叙情派フォーク」と言われましたが、「暗い」という印象の方が強かったようです。でも私の心性にはぴったりで、ソロのさだまさしの現在まで聴き続けています。
長崎の精霊流しと一般的な灯ろう流しとは違うようです。精霊流しはしんみりしたものではなくとても賑やかなものだそうです。歌詞にも「精霊流しが華やかに」と書いてありますね。
Posted at 2012/08/17 20:25:59 | |
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流行歌研究会 | 音楽/映画/テレビ