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　中村昌枝さんが亡くなりました。私には旧姓の河西昌枝さんの方がなじみがあります。
　河西さんは１９６４（昭和３９）年東京五輪のバレーボール女子で金メダルを獲得して「東洋の魔女」と称されました。その後日本中にバレーボールブームが巻き起こりました。朝丘ユミや鮎原こずえのルーツはこの人なのです。
　東京五輪の女子バレーボールチームは『俺についてこい』で知られる大松博文監督の『日紡貝塚』であるということは有名です。その厳しい練習の中から回転レシーブが生まれ、２５８連勝というとてつもない大記録が生まれました。
　ここまではオールドファンは知っていると思います。でもその前史は知らない人が多いです。実は河西昌枝さんはわが足利にも縁が深い人なのです。ニチボーの前身である大日本紡績には『日紡足利』という工場がありました。バレーボールが盛んでバレーボールの全日本女子総合優勝をしたこともあるのです。河西さんはその主力選手でした。東京五輪が開催される前に女子バレーボールの活動を貝塚工場に統合することになり河西さんも異動したのでした。ですから古くからの足利人は東京五輪での金メダルを誇りに思っているのです。当時は足利の中学・高校では女子のバレーボールが大人気だったのです。
　河西昌枝さんのご冥福をお祈りします。

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　ベルギーで行われていた体操の世界選手権で男子個人総合決勝で内村航平が４連覇を達成しました。これはとんでもないことなのですが、それが当然のように受け取られているのが内村のすごさです。加藤凌平の２位もまた素晴らしいことです。
　さらにもう一人ニューヒーローが生まれました。高校生の白井健三君です。床＆跳馬で「シライ」と名付けられた新技を披露しました。体操小僧だった私は東京オリンピックに出場した遠藤幸雄や山下治広といった選手の演技からずっと見ていますが、彼の演技を見てぽか～んとしてしまいました。次の瞬間笑ってしまいました。それほど予想を超えていたのです。１回見ただけではその凄さはわかりませんでした。
　女子選手も頑張っていました。日本の体操界、７年後の東京オリンピックまでどんどん進化してほしいですね。
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