
現在足利市の温泉といえば「
足利鹿島園温泉」と「
足利温泉 地蔵の湯(東葉館)」の2つがあります。北部松田町には「四代地温泉市営足利温泉スタンド」がありましたが、温泉成分が薄くなって廃止されてしまいました。もっと遡ると現在の松田川ダム近くに「足利湯ノ沢温泉 松泉閣」という温泉宿がありました。子供のころに1度だけ行ったことがあります。温泉に浸かったかどうかの記憶はありません。松田は私の生まれ故郷なんです。
足利の北部に名草という地域があります。そこに「
足利温泉 温泉スタンド&カフェ」というのがオープンしたという情報を得ました。驚きました。足利に住みながら知りませんでした。早速行ってきました。

JR足利駅から栃木県道208号飛駒足利線を北上すると10数分後には道は自然豊かな地域に入ります。さらに栃木県道218号名草小俣線を北上します。車の通りも少ないです。山の新緑や道端の桜を見ながらのんびりと車を走らせていると看板が見えてきました。

脇道へ入るのですが、ここに入るのは初めてです。どこへ行くのでしょうか。

入っていくとこんな看板がありました。

こんな建物が見えてきました。扉はしっかりと閉じられています。

不思議な建物を通り過ぎても右側には大きな石が並んでいます。これもまた不思議です。

少し行くと門が見えました。ここから入るようです。10時50分頃に到着しました。

こんな建物がありました。その前で女性が幟を立てたり準備をしていました。私の車を見ると近寄ってきて車の誘導をしてくれました。

注文もしていないのにコーヒーを出してくれました。飲みながらちょっと話をしていると車が入ってきました。温泉を買うようです。様子を見に行きました。

ここが販売所です。手前のトラックは配達用です。

社長さんが直々に温泉を入れてくれます。
温泉分析書です。

飲泉の許可も取っています。先ほどのコーヒーもこの温泉で淹れたものなのです。
戻ってコーヒーを飲んでおしゃべりをしていると社長が温泉の入ったバケツを持ってきました。足湯をさせてくれたのです。先ほど温泉を購入した2人と足湯をしたのですが、3人とも熱くてすぐに足を出してしまいました。社長さんはそれを見て笑っています。その時の様子が足利温泉の公式ツィッターにあります。 (
ここ)
コーヒーを飲み終えたあと敷地内を歩きます。

カフェの中です。

トイレです。なぜか大きな石が置いてあります。

建物の横では工事が行われています。若い男の人が黙々と作業していました。下に下りる通路を作っているとのことでした。

上から下を見てみます。何かが造られています。日帰り入浴施設のようです。露天風呂だけのようです。これは楽しみですね。

別角度から見た様子です。こんな景色を見ながら温泉に浸かりたいものですね。

こちらが温泉が湧き出ているところです。来る時に見たのはこの建物だったのですね。この裏が温泉の販売所です。
またテーブルに戻って社長さんと話をします。不動産関係の会社をやられているようです。最初に対応してくれた女性は娘さんでした。
「社長さんはどこまで行こうとしてるのですか?温泉宿でも造るつもりなんですか?」
「そんな昭和なことなんかしないよ。お金を儲けるつもりもないし。多くの人に温泉を楽しんでもらいたいだけだよ。ここで自分ものんびりしたいんだ。」
話をしているうちに名草の温泉のことを思い出しました。10年くらい前にその温泉に浸かったという人の話を聞いたことがあります。それがこの温泉だったのですね。その後温泉の話を聞かなくなったのですっかり忘れていましたが、その後もこつこつとあの城壁のような壁や頑丈な建物を造っていたのですね。

チラシにある温泉のイラストは前にあった温泉だそうです。露天風呂はいつ完成するのかと訊くとまだ未定とのことでした。早くできてほしいと思うのですが社長さんは急いで造るつもりはないみたいです。

チラシの裏です。足湯だけでは物足りません。温泉配達を頼もうと思いました。今週金曜日にはお願いに来るつもりです。

帰りは名草地区のさらに奥まで行きました。ここを右に行くと鱒の釣り堀や名草イワナパークなどがあります。またまた私がオススメする観光スポット「
名草巨石群」もあります。是非いらして下さい。
私はまっすぐ行きます。藤坂峠を越えて松田に抜けました。松田もイイ所ですよ。
Posted at 2019/04/21 17:55:35 | |
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