2016年05月30日
・今朝は巨峰苗園に行って誘引と消毒を朝一で行う。棚下にする予定で主線に下から誘引してあったお陰で、誘引は割と楽に出来た。もしかしたら、棚下を作る場合でもこの方法の方がいいかも知れない。棚上だと転ぶし、棚下でも転ぶが、主線に下から結びつけると絶対に転ばない。条件として棚上の子線がクロスして張ってある事があるが、コンバート園だとそれはデフォだからいいだろう。除草剤は良く効いているが、ヨウシュヤマゴボウだけはニョッキニョキ伸びるのでクワで退治、クワもなんとか振れるようになってきた。
・昼間はお手伝いさんとデラの房作りを行った。午前中はセンター前園でピオーネの房作りを終わらせてから、一人1列を午前中で行えた。実際は熟練者の列は全く新しい列で、そうでない人は軽く手が入っていた所だが。ただ、誘引やってくれた人がまだ上手じゃなくて、上手く返せてなかったりして、やりづらい所の修正が面倒だった。これも自分で一貫して作業をすると良し悪しが分かるんだが。午後は雨よけでデラの房作りだったが、ジベが効きすぎてガチガチのどでかい房になっていて、この時点で粗摘粒する必要があったし、雨よけの巻き上げがまたゴミになっててほんと嫌だ。ここは補助金で建てた関係で手抜きがあり、そのツケがかなり大変な事になっている。あとは爺さんの園の具合を見たが、ピオーネの房作りがやってない所がかなりあって、ちゃんと見とかないと爺さん作業把握出来てないなと。そこの後継者にも依頼されたが、残す枝の取捨選択が甘くて、欠枝が怖くて長くなりすぎた基部に全部枝を残してしまっている。確かに短梢の欠損基部は再生しない事もあるのだが、使いやすい基部から二三本取る事も可能なので、あんまゴチャゴチャと残すべきではない。大体逆向きに枝を取れるのは基部の伸び上がりがない場合で、基部が長くなったら主枝跨ぐ所で果実が出来てしまって利用が出来ない。という事で、芽欠きについて少し爺さんに指導しないと、捨てる枝まで房乗せて無駄になってしまう。
・あとは移植したパープルの幹からコウモリガが出ていた穴があり、木も大分弱ったりしていたりと精神的にも体力的にもキてたので、7時には寝てしまった。アニメやラジオでリフレッシュもいいが、結局寝てしまうのが何よりの回復かも知れない。真夜中に少し起きたが、雨は期待通りしっかり降ってくれたので、これでしばらく潅水は安泰だ。てか怖いぐらい今年の陽気は順調だ。基本晴天続きで生育は昨年同様超特急で順調、ジベ二回目の声もあちこちで聞こえている(一回目から22日ぐらい)。
・明日の予定 朝はお手伝いさんと雨よけのデラの房作り、おそらく午前中には終わるので、その後ジベ処理に入るか、指導からサビが危険と指示が出れば巨峰の誘引、それも水がついていてダメなら密着房の摘粒とナイアガラの誘引房作り。明後日は巨峰苗の房作り、スチューベンの房作りかな。駐車場がないので、巨峰の房作りをお願いして私はスチューベン園に行くとか工夫したい。あとはセンター前のデラの房作り。パープルデラ園は房作らなくても適度に弱い。
それにしてもデラは手間が半端無くかかる。一回目ジベだけが極端に嫌われるが、房作りとか摘粒もこの有様で、使っている時間が怖いぐらい多い。また、作業熟練度がなかなか上がらない。誇張じゃなく大粒種の5倍だろうし、苗から成園にするまでも長い。大粒種だと2年目で10房、3年目で50房、4年目でなから成園になるのだが、これデラの人に言ってもなかなか話が通じない。
・アニメはリゼロが素晴らしいな。ループ物というと条件の達成というフラグ管理にあくせくする訳だが、リムレムの回はそれが心理的な物であるので、達成度は表情や声から推測するしかない。微妙なそれらをアニメで表現しており、視聴者はそれを推測する楽しみがある。それにしてもエミリアかわいいなぁ、善良すぎんだろ頭おかしい(褒め言葉)。あと音楽があってる。MYTH&ROIDも良かったが、エミリアが歌う曲も染み入るような美しさだ。
Posted at 2016/05/30 01:45:07 | |
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農業 | 日記
2012年10月12日
・今年は巨峰は比較的良く出来てはいるのだが、それでも時々ごっそり病気で死んでいる房があってびっくりする事がある。病気というのはこの場合「遅腐病」だ。この病気、デラウェアでも猛威を振るうのだが、巨峰でも袋がかけてあるにも関わらず房全部が死んでたりする。手散布なら防除ムラの可能性もあるが、ここは枝が伸びてからは手散布ではなくSS散布だったはずなので、本当の原因は違うのではないか?という気もする。まあ、来年は初期からSSを使っちゃった方がいいかも知れないな。スチューベンだと背負い噴霧器の散布でほぼ発病を抑えられているのだが、巨峰はそこまで強くないみたいだ。
もう一つの発病の原因として気になるのは病原菌の越冬だ。この病気は菌糸状態で結果母枝や巻きひげの組織内で越冬すると言う。巻きひげは今年はほとんど切ってあるので、可能性としては結果母枝や幹だ。結果母枝は切り落とす訳にはいかないが、幹などの皮には病原菌が残る事が知られているので、今年は粗皮剥きを頑張ってみたい。あとは園内に残る可能性だが、ものの本にはそうは載ってないし、棚まで飛び散るというのも考えづらいか。
石灰硫黄合剤で叩いておく事も重要なのだが、これまたどの程度効果があるのか怪しい所ではある。まあ粗皮剥いて石灰硫黄合剤をたっぷり散布というのが有効なのは間違いないだろうけど、今年はその手間が取れるかどうかだな。トップジンMを薄くのばして母枝に塗るのも有効だと聞いたが、どのような物だろう?これ、ムラが出来るし時間食うから、スプレーで塗布出来れば能率もあがるんだが。
・ディーゼルエンジンの積み替えで、よくよく調べたらエンジンの上にねじ穴がキャップして隠れていた。ここにアイボルトを差し込んで持ち上げよとの事なんだろう。それはまあいいのだが、問題はアイボルトでどうつり下げるのか?という事である。これがタイヤ式の運搬車ならあるいは単管パイプの三脚クレーンで真上につり上げてから車体を動かして軽トラをエンジンの下に入れて荷台に降ろすとか出来るかも知れない。しかしクローラー式はエンジン外して引っ張り出すというのはかなり難しい。まあ軽トラを4WDにしてローギアで頑張れば引っ張れるかも知れないが・・・同様に普通のエンジンクレーンでもスイング幅が無ければ駄目だ。ユンボがあればアームで吊って動かせるが、もちろん無い。
以前工場でエンジンを積み降ろす工程にも入ったのだが、そこでは天井の梁にあたる部分にホイストが備え付けられていて、それが二次元的にリモコンで動かせるようになっていた。あれは資格がいるので私は扱わなかったが、ああいうクレーンが一個あると便利かなーと思って調べてみた。もちろん自作で(笑)。いや、下手に作るなら軽トラ用のユニックみたいなのは安く出ているので、あれを買うのも手だとは思うが。
工場にもあったもう一つのクレーンはジブクレーンというトラス構造がスイングする形のクレーンだった。単管パイプの補助金具に、ちょうどそういう形の補強金具があるので、それを使えば割と簡単にジブクレーンの横の部分は出来ると思う。問題はスイング機構と支柱の設置方法だ。スイング構造に関しては単管パイプを立てる金具など多少回せるぐらいゆるいパイプはあるので、支柱パイプさら回してしまえば解決出来ると思う。パイプの建て方はやっぱり三脚組んで補強するしかないかなぁ。ぶっちゃけエンジン降ろすだけであれば、人を頼んでもっこ担ぎをすれば100kg程度なんとでもなりそうだけど。
・リニューアル後のミンカラは使いづらい点もあったのだけれど、新しい物すべてに文句を言うのも老人臭いので少しカスタマイズしたら、それなりに使いやすくなって、なるほどなーと思う点もいくつか。まず車種別に更新したのが出てくるのは非常に便利だと思う。また情報が流れやすいというのも、ブログならブログに限って選択したり、簡易表示にして更新が多い人が折りたたまれるようにすれば、それなりに多くの人がおさまる。まあ100人とかアクティブな友達がいたら大変だろうけど。
最近のSNSサイトや情報サイトで良く感じるのだけれど、情報が加速度的に増えている今、それをどう整理して表示するかというのWEBデザインの要だと思う。過去はそれを出来るだけフェアに扱っていた訳だが、最近は情報勾配を付けて関連度や閲覧回数が多い物を上位に表示する事で、とりあえず利用者に飽きられないようにしている。また、更新回数を多くして、より多種の情報が眼に触れるようにしている。みんからのデザイン変更も、一度の表示量は減ったように感じたが、限定された情報は簡略内容も出るし、目新しさを常に出し続ける点では良くなったかも知れない。あとは時系列に折りたたむのは、整理術でも出てくるが、他人が見る特にはあんまり関係ないかな?でも、スクロールが一方向なのはスマホとかの影響があるようにも感じる。
「排他的有機農法について」
・私は基本的には農家なんてのは皆儲からない中で酔狂な事をやっているという点で仲間だと思っている。だから様々な農法があっていいと思うし、環境を過剰に汚染しないでやっていれば、あまり悪く言いたくはない。ラウンドアップと抵抗遺伝子に関しても、確かにモンサントの第二第三の緑の革命くさいけど、一方で毎年大規模に土地をほっくりかえす事が無条件で許されるのかという事は気象条件などによって異なってくると思う。また抵抗遺伝子の拡散にしたって、グリホサート抵抗雑草が出て管理が大変になったら、それはそれでいい気味というか除草剤離れになるんじゃないかと。
・ただ、有機農法とか自然農法とか、あそこらへんから農業に目覚めてしまった人は、半ばそれが宗教のような絶対価値化していて危険というか、科学的な話しが出来ないのも感じる。別に自然農法で上手い事やっていて、自分が農薬の勉強を全くしないでいい、というのであれば、それは幸せな事だ。実例があるのだから、別に否定もしない。でも、そういう人達が次にやるのは、自分達の商品の優位性を主張するために、過剰に農薬なり肥料なりを否定して回る事だ。充分に勉強して言っていればいいのだが、どうも不勉強な点や理論破綻をしている事が多くて、逆に自然農法なり有機能に関して不安感を募らせる事が多い。ま、それは農業だけじゃなくて、建築とか自動車とかでもそうなんだろうけど、有機はシェアが1%以下なので慣行は相手にしない分、なんか被害者ぶって独善的に思えるんだよね。そもそも、作物によって事情が異なるのでアレなんだが、昨日一昨日知ったような知識で「アレは危険、コレも危険、うちのは安全」って論法を振り回しているのを見ると、こいつらは農業という大枠すら見えて無くて、自分達が既存の農業のいろんな遺産に頼ってやっている事すら理解してないんだろうな、と思う。マスメディアがそういう人達を話題性だけで取り上げているのもミスリードだ。世に隠れて好きなように生きるタイプの人は今も昔もいるけれど、そういう人がマスメディアから光を当てられる訳ないのに。
Posted at 2012/10/12 18:07:21 | |
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農業 | 日記
2012年04月05日
・今年はじめてトラクターを動かした。最近になってやっと借りられた水田があって、そこは秋起こしもやらずに放置されていたのだ。そもそも地主のおじいちゃんが死んでしまって息子の代が引き継いだのだけれど、兼業するだけの時間がなくて、一年やって無理だと悟ったけれど、いろんな事情で契約出来なかった。昨年など雑草は生え放題で稲も半分ぐらいしか刈り取ってなかったし、取れた量も当然少なかったのではないかと思う。区画整理を受けてない田んぼとしては大きい1反弱の水田だが、灌漑施設が貧弱な上に畦が痛んでいてとても手がかかる。
・ま、それでも作れるのはメリットがあるので、堆肥を軽トラ2杯1tぐらい運んで撒いた。手作業で大変だったが、スプレッダーが必用なほどでもないとは思う。まあ、かなりムラはあるのだが、ロータリー掛けちゃうし。そう、ここでトラクターの出番になったのだ。
・このトラクターはアワーメーターは500時間以下だったと思うが、寒い時期はなかなかエンジンの掛かりが悪く、バッテリーが上がらないかヒヤヒヤする物だった。まあディーゼル農具一般がそうなんだが、ディーゼルってのは圧縮熱を利用するので、安定燃焼するまでは不完全燃焼で黒鉛が出て不機嫌になる。昨年に灯油を軽油相当の潤滑性とセタン価にする添加剤、そしてクリーナーを買ったのでタンク1/4ぐらいで投入していた。その状態で自分の水田の田起こしをして冬眠していたはず。その時から始動性が良くなった気はしていたが、休眠開けでその効果を実感した。
・まず始動性がすごい良い。大抵、グロープラグを真っ赤にしてやっと始動していたのだが、かすかに赤いかな?って程度で回してすんなり始動(グロープラグは良し悪しで、これを余熱すれば始動は良くなるだろうが、バッテリーは当然疲弊してクランキングが辛くなる)。最初こそちょっと黒鉛とか白煙が出たような気がするが、すぐに安定した燃焼になって黒鉛も消えた。そう、黒鉛も非常に出づらくなった。またアイドル回転が安定した。
・トラクターのアクセルというのはハンドレバーで調整する(ペダルアクセルもあるが、普通は使わない)。このレバーをもっとも戻すと以前はエンストするか、しないでも酷く不安定な燃焼になっていた。そもそもアイドリングをさせる運転がトラクターではあまり無いので、ハンドレバーの戻し具合で調整していたのだが、それを戻していったら全戻しでもアイドリングをしてしまったと言った所。ただ、この時はチャージランプが付くので、バッテリーに充電はされない。
・エンジンの力もかなり出ているようだ。セタン価があがるとガソリンエンジンで言う点火時期を進めた状態になるし、燃焼効率も上がるので、当然トルクも増しているはず。トラクターというのはガバナーという装置が回転数を一定にする制御をするので、力のあるなしを直接的に感じるのは難しいのだが、「PTO1速の車速4速で10cmぐらいの湿った粘土質の水田を16馬力の120cmローターで秋起こし出来る」と言ったら分かるだろうか?分からないよな・・・実際は10cmも起こす必要はないので、調整して5cmぐらいにしてるけど、それだとロータリーが地面に下りてもあんまり変化を感じないぐらい余裕がある。まだエンジンオイルも良いのにしてないし、ミッションオイルやロータリーオイルも古いののままでだ。すごい。ただ、エンジンが強くなってロータリーの負担が増すので、チェーンケースのゴミ取りはこまめにやってる。そうそう、回転は1500rpmでやってる。16馬力というのは2000rpmの定格表示なので、単純計算だと定格12馬力でこんだけ使えるんだと言った所。
・ともかくディーゼルエンジンのセタンブースターの類の効能は想像通りというか、期待を裏切らない事が分かった。燃費的にも助かるだろうけど、機材的にも大きな仕事をさせられるので20馬力のトラクターに30馬力級の仕事をさせたいって時に役立つと思う。またクリーナーはエンジン一般で有効だけれど、その効果もかなりあると思う。実際ディーゼルエンジンばらすとインジェクターはすごい汚れているしね。
・あと現代農業のトラクター特集のネタに一言(飛んだな)。定格馬力を出す2000回転とかに上げなくても良いという記事は確かに良いのだが、ガバナーがあるトラクターのディーゼルだと回転数=消費エネルギーではない。フラットトルクだとして2000回転でトルク10kgでやってる仕事は、1500回転だとトルク13.3kgの仕事になるので、原理的にはどっちの仕事率も変わらない(パワーは不変)。回転数を下げて出来る仕事率に落として初めて省エネなり機材の負担軽減につながる。まあ、ただ、ディーゼルエンジンで2000回転は割と回ちゃってる感があるので、トルクがさがりだしている領域である機種もあるのかも知れない。
・で、セタン価が上がるとその部分が変わってくる。ディーゼルが高回転が回らないのは、一つはピストンなどが丈夫な分重いので慣性が大きいからだが、そもそもは着火遅れがあるので高回転化すると燃えないという限界があった。ガソリンなら点火時期をどんどん早くすればいいが、ディーゼルは燃料を早く入れても燃えないのだ。今のコモンレールにはプレミックス燃焼を分散させておいて燃焼速度を上げる物もあるらしいけれど、点火時期が早まる訳ではない。古い機械式ポンプだと、そこは如実に出てくる(が、噴射タイミングを変える機構があるメカポンもあるとかないとか)。実際このトラクターは回転レバーをMAX回しても2500回転以上は多分回らなかったと思う。しかし、今回始動時にフルスロットルで始動したら、タコを振り切る勢いで回ってしまった。暖気後なら4000は回りそう。
Posted at 2012/04/05 23:44:03 | |
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農業 | 日記
2011年06月12日
・カラス罠のカラス達は元気な若い鳥なので、いろんな事が分かる。びっくりしたのは、今日はもう私が金網越しではあるが、渡した餌を直で食べていた。いろんな生き物を見てきたが、野生生物でここまで人に慣れやすい生き物って珍しいと思う。特に最初はものすごい恐れていただけに、ギャップがすごい。あと、渡してある止まり木をよく外してしまう現象も前も見られたが、これだけ強く固定してあるのをなぜ外すのかは不明。
カラスの餌は他にもいろんな物を試した事があるのだが、今回のコレで確信を持った。先日カラスが集まっていた場所で採取した肉もそうだったのだが、恐らくコレがカラスの大好物なのだろう。そして、これを与え続ければ、周囲のカラスもきっと入るはず。
周囲のカラスも賢くて、ここは営巣地にもなっているらしいのもあるのだが、ずっと静かだったのに私が近づくとカラスが見つけて警戒音を周囲の森から出す。そう、個体認識や捕獲の因果関係を掴んでいるのだろう。これがネックで、カラスの捕獲檻と人間の関係が分かれば当然カラスは取れない。逆におとりが生きていれば、カラスは逃亡するほどの事もない。つまり、処分の時までにカラスを全部取っておくか、カラスに見えないように処分する方法を考えないといけない。
Posted at 2011/06/12 20:49:23 | |
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農業 | 日記
2011年01月24日
・とタイトルに書いたが、要は土嚢を使った道路造りが畑だと有効ではないか?程度の話である。ラジオで土嚢工法が発展途上国で人力のみで頑丈な道路やため池作りに使われていると知って色々検索してみたのだが、なかなか興味深い内容だった。コンクリートを使わないで、かなりの強度の基礎となるらしく、実際河川工事などではフレコンでやってるし、ため池用や道路用の大型製品も実用化されているらしい。
園内はすべて人力で回れるならそれに越した事はないし、土壌が踏み固められないので理想ではある。大規模化していくには、スプリンクラー防除を兼ねた灌水施設が必要だと書いた。ブドウの場合は収穫は比較的軽量なので、あんまり心配しないでいいし、肥料に関してもものすごいドバドバ入れる訳じゃないし。ただ、ブドウ園内で堆肥積み込みするとか、炭窯を作るとかなると、ある程度の道路が必要になるし、スプリンクラーを設置出来てない段階の園ではSSを使った防除などをやりたくなる。
みかん農家だとこの手の情報が特に多く、傾斜地でもあり、ブドウ園に参考になるデーターが多い。とくに面白かったのは大規模経営農家が等高線方向に道路を造って家族経営で21ヘクタールものみかんを生産している例。この技術が開発された当初は、まだ労働力不足や値段の低迷がはじまってなかったので、道路を造る事より一本でも木を植える事を優先していたらしい。ブドウの場合はツルを引っ張ってこられるので、まだそこらへんの条件は良いかも知れない。現在はまだブドウ農家には省力方向への取り組みが甘いように思う。実際問題みかん並にブドウの値段が下がったらやってられないんだけどさ(収量がはるかに少ないので)。
うちの園だと古い未舗装の道路が園内を走ってはいるが、浸食が始まっていて軽トラで入ると斜面に対して斜めになって怖いし、駆動力が抜ける。平坦に削り直すのが良いのだが、切り土しすぎるとさらに崩落が進むし棚との落差が大きくなって作業が面倒になる。盛り土すると車の重さ(積み荷含めると1.5t程度にはなる)に耐えそうにない。だったら、土嚢で補強してやったら良い通路になるのではないかと思ったりする。また炭窯なども地盤沈下が心配ではあるので、基礎に使えるかも知れない。また、土壌の締まりに関しても、根域の保護につながるかも。
・洗濯石けんが終わった。何度か書いたかも知れないが、石けんのスゴイ所は風呂掃除で使うとぴかぴかになる事だと思う。お風呂掃除には石けん以上の物が見つからないと言っても過言ではない。軽く残り湯を風呂場に打ったら、洗濯桶一杯のお湯に石けんを適当に入れて泡立ててスポンジで塗り広げるだけで、こする必要もないし泡なので流れる前に急いで拭く必要もない。少し待って残り湯で洗い流せば(シャワーが楽だけど)驚くほどつるつるぴかぴかになる。また化学洗剤ではないので、素手で触っても比較的安心だ。
問題はちょっと高い事ぐらいだ。で、石けんと言えば廃油石けんがあるのだが、私も手作り石けんをしてみたことがあるので、ああいう石けんにも興味がある。ただ、廃油石けんは洗濯石けんに向いているのに粉末でないという欠点がある。あれってどうにかならないかな?と思って検索したら、すり鉢で粉々にしている人がいて、フードプロセッサーで出来るんじゃないかとも書いていた。今度やってみようかと思う。その前に使えてないオリーブオイル石けんをどうにかしないといけない。泡立ちが悪いので、なかなか使う気になれないんだよなぁ。
Posted at 2011/01/24 00:12:25 | |
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農業 | 日記