2016年04月30日
・三菱の燃費不正事件、とうとう次のステップである「形式認定取り消し」に話が進んでいる。当初、安全性能に関係ない燃費の偽装では認定取り消しはないのではないか?ユーザーに燃費分のガソリンの保証と減税分の追徴課税で済むのではないかと会社トップが楽観ししていた部分だが、国交省様としてはさんざバカにされ何度も繰り返すアホに見切りを付けた模様で、見せしめも兼ねて形式認定取り消しだそうだ。まあ、実際問題、販売停止しているし再販の見通しもないんだから、軽自動車のEK・デイズ系に関してはそんな物かと思ったんですが、違いました。
三菱で他の車種に関しても今高速惰行法と惰行法でのテスト方法による差による燃費の違いを追加検証している訳ですが、その中で燃費がカタログ値より15%も悪い車種が出てきたという最新のニュースが出てきました。なんか三菱一生懸命メディア操作しようとしているけど、こりゃもう無理やでぇ・・・それにこれ、EKとデイズでは無い可能性が高い書き方だった。とは言え形式認定をさかのぼって取り消す事はないというのが既存ユーザー保護から国交省が示している姿勢なので(すでに売られている車を回収させたりはしない)、過去販売の車ではなく現行車種じゃないかな?と考えてしまう。で、三菱は車が少ないので現行を絞り込むのは簡単そう。売られているのは
デリカD5(D2はソリオのOE、D3は日産のNV200のOE)ミラージュ、パジェロ、RVR,アウトランダー、プラウディアは日産フーガのOE,ディグニティーはシーマのOE,あとはタウンボックスとEV系である。EV系はそもそも燃費と言わないので、とりあえず除外。すると、デリカD5,ミラージュ、パジェロ、RVR,アウトランダーのどいつかの不正だろう。タウンボックスはなんでカタログに残ってるのかの方がわからん。で、見て見たんだが、パジェロ・デリカは元からの燃費が悪すぎて不正する余地があるんだかわからん、これで不正込みだったら、ほんとコスモ並だなお前ら。でもデリカのガソリン2WDは燃費がちょっと不正臭い。アウトランダーとRVRは似たような物だが300kgぐらい重いアウトランダーがRVRと同じような燃費って所から考えてアウトランダーが不正の大本命。ミラージュも25.4kmというのは欲張りすぎでもないが、マーチ以外と並ぶ数字ではあって少し不自然かな。特に燃費訴求タイプだから不正の可能性が高い。
そして、15%という大きすぎる違いが出ている事について、記事だと「性能の均一性」という言葉出てきており、メーカーとしてはもう細かい偽装じゃなくて量産時の不均一さでしか説明出来ないレベルなんだと思うが、何度も書いたように90年代頭ですら性能差は5%程度と言われており、15%も違っていたらそりゃもうテストした車両が完全別物だったんだよと。素直に取るならタイ製ミラージュだけど、私はやっぱりスペシャルモデル使ったと思うな。
・昭和61年の古い日本自動車の本をリハビリしながら読んでたんだが、代替燃料・ディーゼルの話が面白かった。代替燃料は木炭自動車の事で、戦前戦後ガソリンが貴重品な時代に木炭を燃料にガスを発生させて燃やしていたのだそうだ。これは技術資料じゃなくて歴史本なので、具体的になんだったのか分かりかねる部分もあるのだが、既存の車にも付けられるので終戦間際は一線じゃない軍用車両も使っていたそうで、うちの地元でも昔動体保存されているのがあった。後ほど調べて見る予定。ディーゼルは日本がいかにディーゼル先進国であったかというお話で、ガソリンで遅れを取っていた日本が、軍隊主体の需要に応えるため、堅牢でひ弱な電気系を持たず火災に強く粗悪燃料も使えるディーゼルをいかに開発していたのか大変興味深い話がある。ノモンハンでドイツ戦車はガソリンだったため、火炎瓶攻撃に弱かったとあるが、あの教訓でディーゼル機関に切り替えるため、日本に技術供与を求めたとさえある。うーん、今は日本は逆にディーゼルよりHVなんだが、また復権してもらいたい物である。
さて、この本にも三菱自動車の足跡が示されている。戦前は三菱重工が自動車も作っていたが、新三菱重工(現自工)になってから自動車が分社化された模様。戦後の大衆車一号は三菱500で、これは国民車構想に応えた物とある。んが、呼んでいて虫酸が走るような鬼畜の所行だった。国民車構想で有名なのはスバル360とか軽自動車で、これは当時20%あった物品税がかからないという事で、難しい技術課題を乗り越えて360ccで満足行く性能をもたらす工夫の塊だった事はプロジェクトXなどでも見ている。一方、日産はブルーバード310とか1000ccクラスでの大衆車を模索しており、そこそこ高価ながら徹底したテストと信頼性でヒットしていった。おK、三菱500を見て見よう。
500というのは排気量で、これは海外のメーカーが500クラスを作っているから、ほんじゃあ500くらいが必要だろうという思いつきから。税制とかは全然考えてない。自分で考える前に模倣なのだ、この会社。そして最悪なのは
「物品税20%がかかるとこんなん売れんな・・・せや!自民党の先生に泣き付いて政治的に解決したろ!」
と、山梨の議員に「これも国民車だからなんとかしてーな」と泣き付いたり多分賄賂とか送ったりして「よっしゃ、安くしたるで!」と約束を取り付けたが国会解散、約束も反故に(笑)。この会社、のっけからこんな体質だったのである。もちろん、こんな中途半端な物に人気が出るはずもなく、グループ内で売れたのか1万台ちょい売ってはいるが2年で消えている。ちなみにスバル360,ブルーバードとも35万台前後売れてる。
三菱の面白い所は、この税制無視して海外から持って来たような中途半端物を、そのまんま海外のようにスープアップして売っちゃった点かも知れない。元からフィアット500やオースチンミニなどを意識していたため、将来的な発展性だけは確保してあったので、名前は三菱500なのに600ccになったモデル、その後継のコルト600などがある(こっちも不人気で2年で消えてる)。
日本の自動車産業は割とキャパギリギリのミニマム設計で軽く最適化して作る事を旨としているから、たった500ccだった物を2割も増やすってのは割と珍しいのではないかと思うし、そういう意味だと欧州風っぽくもある。ただし、それに合わせて車体をどうこうしたとか無いし、もし物品税安くなってたら今度はどんな無理言ってたんだろうか?とも思うが。
ちなみに、三菱が軽自動車を作ってなかった訳ではなく、商用バンだが三菱みずしま系列(トラックとかオート三輪)の開発で三菱360というのを作っていて、これがミニカ・ミニキャブの祖となっている。ナンデか知らないが、360ccながらこっちの方が三菱500より高性能に見えるんだよなぁ・・・まあ、少し後でホンダからN360という化け物が安く出て、「重くて派手だけど走らないキャロル」「ちょっと時代遅れになったスバル360」とまとめて時代遅れになってしまったのだけれど。
・リハビリでストレッチしてたら、猫が遊んでくれると勘違いしたらしくて突然飛びついてきて、反射的にストレッチした所が本気で痛い。本来の場所より痛い感じで辛い。倒れている間ずっと一緒に居てくれたのはありがたいんだけど、今回のは痛めてた所とはほぼほぼ関係ない所で、緊張により負荷がかかっていたのだけれど、本格的に痛くて起きるのが辛い。ウェイトのベルトをコルセット代わりにつけてみたが、効果は微妙。腹圧が元からかけられないのであまり保持効果がないし、位置的にもちょい違う。まあ、無いよりマシかも知れないが・・・って程度。
・倒れている間に、斜めながらいくつかアニメ視聴。今期はアニメは豊作で更新が楽しみ。相変わらず鉄板なのは「RE:ゼロ」、「くまみこ」、「はいふり」、中堅が「ふらいんぐうぃっち」「アスタリスク」。新しく見出した中では「ジョーカーゲーム」は原作付きでかなり難しいが、上質なミステリーをアニメでやると関さんもこうなるかって感じがする。ただ、スパイ物は現実路線によると血なまぐさすぎるのが欠点。また、今期はトリガーが二本やっていて興味深い。一つは「宇宙ぱとろーるるるこ」、キルラキルとかパンストとかそっち系のノリの作品で、「ああ、またトリガーのお得意のアレだね」ってマンネリを感じる。もう一つは「キズナイーバー」というこれまた中二病全開でガイナキャラを総動員してココロコネクトとピンドラを足して割ったような作品をやってる。正直脚本や世界設定、キャラ設定はトリガーとして見るべき所はまるでない凡作だが、キャラの映像の美しさや安定感だけでご飯が進むそんなアニメ。阿形=グレンラガンのニア、千鳥=ヨーコ、テンガ=アニキ、ユタ=キルラのイヌムタ、マキとかニコも類型が多すぎる。園崎は敢えて言えば皐月様かなぁ、でも見た目はエスデス様。つまり、トリガーらしい主人公が不在であり、それが作品の締まりを無くしている。確かにガイナ作品は往々にして主人公不在のサブキャラ回とかあるし、主人公も一般的なそれと違う点もあるけど、トリガーは割と主人公が立ってる傾向があったので、全然違う会社の作品に見える。それこそREゼロとかアカメやってるホワイトボックスとかのが近い。脚本の岡田麻理さんも、あんまり好きな作家とは言い難いな、DTBとか原作無視の改案やって超不評だったし、あれ自分のオリジナルでやるんならいいんだけどさ、って感じの勘違い女流作家が押井守。はまる人ははまるだろうけど、それで終わったならやっぱりトリガーも原作なきゃアレだなって感じだ。
切ったのは「陰陽師」「ハンドレッド」「我が輩」「三者三様」。陰陽師はまあ対象年齢低いから、ワガハイはお手軽なので別に見ないでもいい、三者三様は頑張っているのは分かるが、この手の日常物はもうお腹一杯です。それが崩れる系なら1話でもう崩れててくれないとついてけない。ハンドレッドは1話から酷かったが、ISコンプレックスって言うのかな?エンドライド(和月×荻原)と勘違いしていてびっくりした。エンドライド自体は配信なしなので無かった事に。
切るか微妙なラインが「坂本ですが」「ビッグオーダー」。坂本ですがはこの路線でいい作品だと思う。こういう外し系トリックスター主体のギャグアニメは無害でいい。ビッグオーダーは未来日記とジョジョとなんかを足したような作品で、ギャグなのかシリアスなのか分からないんだが・・・両方を上手くいかせればいいんだが、これが最初のキャラだけだとジリ貧かな。
・最近うちのミニキャブのオーディオ(AMモノラルスピーカー内蔵)が、オフする時に爆音になってしまうようになった。プッシュボタンがボリュームとオンオフを兼用しているのだが、ボリューム側が壊れてしまってきているんだろうね。10万キロも超えるとあちこち壊れるもんだわと感心。あんまり音楽を聴く訳ではないのでそんな実害はないけれど、忘れているとびっくりする。
それにしても三菱問題は今後保証と会社存続の方に移っていて、保証絡みで中古車市場がへんな事になっているそうで、日本も終わったなぁと思う。具体的にはEKワゴンの走行距離をメーター改竄する要求とか、中古車価格が暴落したと思ったらタダ同然なのは高沸とかへんな事になっているみたい。会社は340万人の雇用に影響するそうで、「悪い会社だから倒産していい」とは言いづらいのが辛い所。私だってJAが悪い事していたからと言って市場から閉め出されたりしたら泣ける(たとえばの話で、具体的にそういう事実は無い、今のところ)。実際は会見に出てない益子会長とか言う三菱商事から送り込まれたのが最近の不正の原因になる高圧的なトップダウン体勢の元凶という内部外部からの声もあるのに、この人は全然出て来ないしねぇ。社長は自動車のたたき上げだそうだ。
さて、国内だともう販売チャンネル消滅間違いなしの三菱だが、海外向けにはエンジンの供給で圧倒的なシェアがあり、また財政健全化率(自己資本比率)も高く、会社自体が消滅するのか?と言われると微妙みたい。ここで海外資本に組み込まれるのも困るし、タイに研究開発の軸足をうつしている日産みたいなのも嫌だし、いっそ今後はDENSOやアイシン、トキコみたいなパーツサプライヤーとして残るというのはどうだろうか?これならば三菱ブランドは表に出さないでも商売出来るし、サプライなら他社も使いやすいだろうし、海外展開も出来る。ちょうど電子機器のEMSのように、三菱はそっち方面に特化するしか無いんじゃなかろうか。トータルパッケージとか最終商品はもう無理にしても、EV関係の物を海外に積極的に売って、「EVタタ」とか「EVトラバント」で日本市場に返り咲いて欲しい。あと上層部は第二次東京裁判はじめっからな。
・仕事は半日だけ芽欠き作業やった。棚はつかまる所が沢山あるので腰の負担が和らぐし、老人でもブドウやっている人達の気持ちが良く分かった。労っている積もりでも、自分が同じ立場にならないと分からない事が沢山ある。で、労ってる積もりで導入したけど使ってくれなかったセニアカーを自分の圃場で本当に立てない状態で使ってみた。このセニアカーはフクシンの物で、チクスイにもOEされているラージホイールモデル。先日とある電動作業車使っているブドウ農家の畑でも見たから、古い共立の代替として高すぎる園内作業車の代わりに売れているのかも知れない。
取り回し、走破性ともほぼ合格点で、2kmの速度だと調整も楽。バッテリーもこの使い方だと全然減らない。しかし、問題もいくつかあった。まず自然樹形だと絶望的に作業性が悪い。セニアカー入れても自然樹形だったら意味ないわ。平行整枝だったらすごい良い。高さはロールオーバー特性考えて過剰なほど低重心なので平地だともう少し上げたいが、棚下をくぐる時に今度辛いので、やっぱり可変が望ましい。また、底面に物を挟む事があるので、アンダーガードが欲しい(SSでも草巻き込みとかある)。最低地上高が低くてカメになるケースもあるので、出来ればもう少しホイールが大きいのがいいし、平行整枝なら小回りはそんな気にならないだろう。後退もワンタッチでいいが、ブザーがややうるさいかな。
フロントバスケットは体が悪くて乗ってたら絶対手が届かないので、全部椅子周辺につけるべきで、であればバスケットはソーラーでも貼り付けといた方がマシ。普段腰袋に入れる物が運べないので、用具入れは必須。フレームカバーはぶつけたりするので樹脂はダメだな、すぐ割れる。気になったのはブレーキ制御で、2kmで使っている時はどうでもいいが6km出していてアクセルオフにすると中間がなくブレーキになりやすく、ブレーキショックがかなりある。一方2kmモードだと緩やかに前進して止まるので、圃場外での使い方は注意が必要だ(腰にくる)。またバックで柱にぶつかっても腰にダメージが来て悶絶する。シートが単純な形でクッション性もないので走行ダメージが直なのだ(ノーパンクタイヤで硬い事もある)。できればシートはもう少しバケット形状にして包み込む形にし、タイヤはバルーンのような容量があるソフトタイヤが良さそう。走破性、登坂力はかなり有り余っている。
他の注意点としては、キーポジションでヘッドライトがついてしまうが、それを他の場所で視認出来ないので、気付かずライトつけてバッテリーを消耗してしまう事が考えられる。LED化はしてあるが、出来ればライトスイッチと表示ランプを付けるなり、キーポジ殺すなり断線するなり必要(後者は多分セニアカーの規定にひっかかるかな)。
ブドウの成長は順調で、おおよそ展葉2~3。じつはパープルの方がデラより進んでいたりする。5~8葉でジベで、1/3葉/1日@20度らへんで考えると10日ほどで適期のはず、今の予報は11ぐらい。そろそろカップも様子見とかないと。
Posted at 2016/05/01 20:46:32 | |
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2016年04月30日
・とあるヘマで予想通り3日ほど寝たきり状態になってた。幸いな事に後遺症は今は無く、ぎっくり腰みたいな感じって事である。今も寝返りや起きる動作が難しいが、筋トレのお陰で腕力や足の力だけでなんとかなるのが救い。これが暑い時期とかだと眠れなくて辛いのだろうが、やけに良く眠れたし、2日目からは寝ている分には痛みはほぼ無くて助かった。お陰で藤沢周平の用心棒日月抄を何回が読む事が出来たし、ラジオで地元の電鉄の音の旅をやっているのも聴けた。食事が辛い所だが、とりあえずプロテインとか手持ちのパイナップルとかで足りてる、てか食欲そんな無い。
・仕事の遅れは深刻だし、復帰しても以前ほどバリバリとはしばらく動けそうもないが、ジベ処理直前で無かっただけマシかも知れない。でも、マルチ張りとか藁運びとか、割と人力頼みの仕事が残っていたのが辛い。配布物も運べてないので、今日には持って行かねば。
・また、寝ていて戻った部分は筋肉が短くなっているというか、少し伸ばしただけで引きつるので、リハビリのストレッチが辛い。普通の動作がストレッチの過伸展な感じ。でも、動かさないとへんな形で固まってしまいそう。
・寝ている間にあった事と言えば、地震があった。この地域は東北が揺れても南西が揺れてもなんかしらの影響が伝わってくる所らしく、白馬・小谷周辺は地震の後に飛び地で揺れている。今回は安曇の方だったが、ラジオで上高地線の話やってる時に揺れてタイムリーすぎてびっくりした。
このラジオで私も知らなかった事がいくつか出ていて面白かった。まず今使っている車両は以前京王井の頭線で使われていた車両だそうだ。見た覚えがあるようなないような。次にイメージキャラクターの渕東なぎさ、これは駅名の「渕東」と「渚」から取られているという事だった。ありがちな名前なので、つい「片平なぎさ」あたりと混じっていた。そして、最後にびっくりしたのは「島々駅という駅があった!」という事である。
今、あの路線は正式には上高地線と呼ばれているが、実は地元だと「新島々線」と呼んでいる人が多い。調べたら1921年開業して32年に島々線と名付けられ、1955年に上高地線と改名したらしいが、未だ島々線の方が通りが良い。理由だが、あの線路、上高地に通じてないんだな、これが。むしろバスなどの方が上高地線があるので、新島々線というのは暗に「電車路線」という含みがあるので、簡単に使い分けができるというのがある。で、上高地線と呼んでいた頃は飛騨高山までの鉄道という壮大な構想があったらしいのだが、利用者が少なくあまりに難易度が高い山岳ルートになるため実現しなかった。その夢のあとな訳だが、終着駅より先にも何故か路線とおぼしき物が伸びていて不思議だった。
ラジオによると1985年に土砂崩れで終点の島々駅と新島々の間が分断され、それを復旧させるのを諦めて新島々終点になったと言っていたが、ウィキだと1983年の土砂崩れとある。実際に廃止になったが1985年だそうだ。そして旧島々駅が今の終点に移築されて置いてある。実際の場所はウィキに緯度経度がのっておりグーグルアースで特定出来るが、今は道路になっている脇なので、おそらく車道に売り渡したかなんかだろうと思われる。でも、その先もちょっと線路っぽい物の遺物が見られる。土砂崩れの跡や危険箇所は容易には発見出来ないので、おそらく復旧が困難で廃止したというより、新島々の方がターミナル機能を拡充しやすかったのであえて復旧しなかったという所だろう。
Posted at 2016/04/30 21:22:52 | |
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2016年04月26日
・三菱が言ってた「走行抵抗(文脈では転がり抵抗)が7%甘かったので燃費が5~10%悪かった」という事が嘘という具体的な例が見つかったのでご報告。日本自動車タイヤ協会のHPによるエコタイヤの燃費寄与の例からの抜粋だが
モード燃費における転がり抵抗の寄与率は10~20%、仮にタイヤの転がり抵抗が20%へったら、2~4%という数字が出ていた。転がり抵抗の寄与率の大小は、車軸設計の上手さ、まずさ(アライメントとか)と、他の抵抗(空気抵抗)の相対的な大小(プリウスのように空気抵抗を大きく減らしている車だと相対的に転がり抵抗が大きくなるので20%、ミニバンのように空気抵抗が大きい車だと転がり抵抗は10%みたいになる)。
EKワゴンはあのジャンルの中だとスタイリッシュな分、空気抵抗はそれなりに犠牲になっていると思われる。ま、ジャンル的に不利(一応他に言うと、軽自動車は絶対的な投影面積は小さいので大型ミニバンより転がり抵抗が大きいはず。また転がり抵抗は車重で加速度的に悪くなるので、そこは多少甘く見て寄与率は12%とかそこいらじゃなかろうか)。はい、12%に7%をかけて見ましょう、0.86%燃費が良くなる計算になります。これが三菱のやってる「得られている知見から導き出される燃費」って奴です。そして、5~10%から0.86%をひいてみましょう。4.14~9.14、これが三菱の真の嘘って奴です。
ちなみに、走行抵抗を文字通り取って空力含め7%だった場合はどうなのでしょうか?てか、モード燃費の試験データー見ると特に空力だけ切り分けてないんだよね・・・全部含めて可変データーとして合算してあるように読める。別に全部のデーター取らなくても走行抵抗は出せるとは思うけれど、推測がさらに増えるし、空力デバイスってある速度域から急激に効くなどあり得ると思うんだが。この具合を実試験で20~90kmで出して計算しているって話があるので、だとしたら走行抵抗は文字通りだったって事になる。
でも、結論から言うとそんなのたいした問題ではなかった。古い資料で恐縮だが、10/15モード時代の空気抵抗の燃費への影響、というか要はエネルギー収支ですが、5~10%と出ていました。あれ、意外と空気の影響少ないのね?と思いましたが、これは加速抵抗を含んだエネルギー収支なので、走行抵抗で見ると転がり抵抗のおよそ1/2程度という認識のようです。上のように転がり抵抗を12%と見積もると6%程度って事ですかね。つまり、18%の7%で1,26%程度なので、結局大勢には関係ありません。もっとも、こっちの数字の出所では「転がり抵抗20%減らすと燃費が4%改善する」と書いてあるので、最初の所の2~4%という数字より若干高目かも知れません。その場合、三菱の不正は3.74%~8.74%になります。
次、結構分かってない人が多かった排ガスの方の基準の問題。論外なのは車検でテストしてるって言う奴で、あれはアイドル時のCOとHCが車検基準値以下かどうかなので、形式認証や減税根拠のそれとはかなり違います。まあVWの不正はあれを車載して測定した感じなのですが、形式認定はシャシ台で走行試験をやっている時の排ガスを測定していると認識しています。ちょうど人間でトレッドミルにマスクして乗っている奴ですね。こうすると、モード燃費の時に本当に排出している排ガスが計れるので一挙両得な訳です。
さて、燃費を不正に良く見せるため走行抵抗を低く見積もってダイナモ負荷を下げてテストすると、当然ながら排ガスも減りますし成分も変化します。極端な例ですが、古いディーゼルなんか負荷増やせば同じ速度で走ってても黒煙吹きますよね?ああいう事です。
・ソーラーのバッテリー、一系統外した方がバッテリーもった。でもテレビ2時間ぐらいで限界な感じなんですけど。インバーターが警報吐く前に「そろそろか?」と思って見たら、チャージャーの方の出力は止まってたよ(チャージャーは24Vダイレクトアウトがあるので、そっちが止まる)(インバーターはバッテリー直)。計算上30Ah容量で一個360Wh,2個で720Wh、テレビが50W食ってて10時間なはずだけど、実質容量は200Whあるかないか。やっぱりソーラーで自給なんて無理だわ、バッテリー的に。さて、ガレージも形になってきたし、ここで考えているのはDC配線。以前からガレージ周辺は照明が必要だと思っていたのでパワーLEDを準備してあった。というのは、AC100Vで送電すると、ほんと容量が少ないのと効率が悪いのと配線が高いという問題がある。ここをDCで送って室外照明をLEDにするというのはソーラーの有効活用の一つだった。というか、ソーラーは発電時に使うのが一番いいんだけど、冬場は温風送風に使えるけど、夏場はほんと電力無駄にしてるんだよね。
・で、DC電圧は24Vという所までは決まっている。その方がロスが少ないし電力を少しでも多く送れるし、そもそもDCーDCで12Vに落とすのが面倒でロスがある。しかし、24V直で使える装置はないので、結局末端だとステップダウンコンバーターで落とす事にはなる。これは任意の電圧まで絞れるので、LEDの3.7Vに直で落とす事も出来るし、調光機のように使う事も出来る。3Wフルパワーはちょっと明るすぎるし効率落ちるし。
となると、ガレージにまずDCコンセントを作り、そこにコンバーターを繋いでLED照明配線を作る必要がある。高い配線材は使いたくないので、手持ちの1.25㎜2の配線を使うか、もしくはどっかで断線している電工ドラムから配線抜くかだな。DCのコンセントという規格はないのだが、やるとしたらアースが明確で逆接続出来ないようにしないといけない。その点ACコンセントのパーツは安くて豊富だが逆接続出来てしまう。他にはギボシ使うコネクターとかかねぇ。
とりあえず配線が欲しい場所は玄関先ガレージ、物置、選果場の三箇所。大電流は扱わない。であれば最初から照明と割り切って根本からコンバーター繋いで3,5V程度出して、必要な所でオンオフスイッチというのも楽かもなぁ・・・でも12V機材とか5V機材を好きな所で繋いで使えるというのは魅力っちゃ魅力。12V用は車グッズでよくあるし、5VはUSB機材で見る規格だ。たとえばポンプとか。
ただ、USBコネクターは貧弱だし本来5Aも流しちゃダメだったはず。12Vだとシガーソケットがあるが、あれは滅茶苦茶高いし接触不良起こすので使いたくない。となると、DCジャックが一番安くて手堅い方法かも。また、12Vで送ればとりあえず5Vに落とす事は簡単だし、逆に24Vだと使えない物は沢山あるので、配線は12Vで送るのも一つの手だとは思う。コンバーターが耐えれば根本方にそれ入れて12V送電かな。
・昨日作業中にちょっとした事故にあい、幸い最悪な事態は逃れましたが、それでも結構やばかったです。同じ系統の事故で半年寝たきりになった人が以前同じ職場にいましたが、ああいう時で悪い風が吹いているように、もっと言うと死神が背後にいたかのようだったと言ってましたが、リアルで分かりました。痛みよりも、死神の殺意みたいなのの方がマジで怖かったです。多分3日もあれば復帰。
Posted at 2016/04/28 17:12:12 | |
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2016年04月26日
・改めて机上計算だけで走行抵抗を算出してテストしていなかった問題の会見、記者の無知が辛い。違うんだよ、そんな事聞いてる場合じゃないんだよぉ、と思ったら、またしても女性記者が素晴らしい質問をした。
女性記者 「机上計算にした動機が分からないけれど開発スピードがどうこうおっしゃるけれど、ベース車両の走行抵抗データーを有利に改竄していたため、他のモデルで実測するとおかしな事になるとわかったからでしょ?」
副社長・実験本部長「・・・・・おっしゃる通りです」
社長「?」
おい、社長つまみ出せこいつ、わかってねえぞwwwつまり、この実験の数値の不正は決して単独の問題ではなく、複数のモデルバリエーションを含めた中での計画的な不正だったという事になる。記者についてはテクニックもあるのだろうけれど、総じて丁寧な言葉や物腰の所、そして女性が核心的な質問をするのに対し、ゴロツキっぽい記者ほどどうでもいい事で時間を食ってて、こいつじつは雇われた荒らじゃなかろうかと思ったりもする。
・他は三菱自動車の姑息な印象操作をここで書くのはしゃくなんだけど、高速惰行法から惰行法への換算だが、実測してみたら2%の誤差が特定車種であったと言っていた。高速惰行法の法が2%辛かったそうで、それを持って三菱が言いたいのは「燃費を有利にするために高速惰行法を使った訳ではないですよ」という言い訳である。先日の会見で「どっちも走行抵抗を取っているから、換算すりゃ全部一緒だよ、そんな事もわからんのかね」みたいに目配せしていたアレはなんだったのかと言いたいし、ここでも2点ほど嘘が露見している。
その1:2%の誤差の由来に不審な点がある。言ってみればこの試験方法の違いはベクトル換算みたいな物なので、本来は三菱が言うように誤差は限り無くゼロだと思われる。なのに大きな数値の違いが出たとすれば、変動パラメーターの数値の拾い方に問題があったと考えるのが適当だろう。本来切り分けられているはずの空気抵抗を大きく拾っているとか、複数回やって風向きや気温湿度などの要素を平均にしているようでいて、有利データーが拾えるようになっているとかね。もっと言うと、任意のデーターが欲しくて特定の風向きの時にその試験をやったとか考えてしまう。だからこそ、ここで都合がいいプラス2%という数字が出たのではないか。
その2:以前出た走行抵抗の計測の平均の取り方で改竄があったと言っていたが、2%のプラス誤差と言える所が、7%が誤差に入る範囲で大きな数値誤差をたたき出しているのが信じられない。つまり、7%が測定範囲内での有利データーの取り扱いと言うならば、実測データーのばらつきは最低プラス7%、上下で14%以上のばらんばらんの数字って事になる。14%も元からぶれるデーターが取れる所で2%のプラスだったと結論づける事自体がちょっとおかしいし、14%も上下がある事もおかしい。つまり三菱はわざと風が強い日を狙って試験をやって有利データー取れるような試験をしていたとしか考えられない。
ついでに言えば、不利な生データーを捨てて有利な生データーだけ残す程度は普通にやってるだろうね、ここなら。確かに平均を取る際に平均から逸脱した数字は外すのは常識だけど、それが恣意的に行われてそう。
・三菱自身の発表自体でも相当な不正やダメージであり、さらに他にもやらかしている確信はあるがそれが暴かれるかは分からない。でも、この忙しい時期に下らない会見みて時間潰す事のマイナスを考えたら、もう三菱は買わないんだからどうでもいいと割り切った法がいいと感じた。ちょうど政府と同じ、一々言い訳や法律学者につきあうだけ無駄だ。
・仕事はパープル園の芽欠きをとりあえず行った、発芽は非常に良好で、すでに房が見える部分すらある。デラ・パープル園でも軽く回ったが、こっちも良好で、パープルすごいなーと。根本側の太い所は安全策として副梢を残しておいたが、そこでも副梢と本来の芽と両方吹いてたりする。まあ吹いてない場合もあるので安全策は正解であった。雨よけ園も回ろうとしたけれど、藁が邪魔なので、これを巨峰園に持って行く作業が終わらないと大変、雑草ももう1度刈りたい。
・その後、ガレージ作りを最優先で行わされた。一個出来ていれば母屋を貼るのも桁を足すのも楽・・・ではあったが、それなりに手間はかかった。特に庭木に干渉する部分を無理矢理押し込んで組み立てたり、歪みがある材を無理に押し込んでいくのが大変だった。1×4材程度だとビスが材を割らないようにセンターにあてる程度でなんとかなるが、2×6材なんかともなると、歪みがあるとインパクトで無理矢理ねじ込んでいく事になって柱が今度歪んだりもする。こういうの見ると、無垢の木材で家なんて作るもんじゃねーなーって思ってしまう。いや、本当はどうなのか分からないし、昔の大工は捻れを相殺するような木組みをしたとかも聞くけれど、そうすると精度が出ないので、やっぱり集成材でいいと思うの。実際、東大寺だったか鎌倉以降のお寺は太い材が不足しているから集成材なんだよね、はじめて見た時は驚いた。あれは1709年の再建の時の物で、300年ぐらい立っても使えているんだから100年程度今の技術ならなんでもないだろう。
話脱線して集成材のメリットデメリット。合板なんかも広義の集成材だけど、柱なんかに限定すると、へぎ材を貼り合わせて狂いが出づらいようにした集成材は、「材の悪い所を捨てて良い所だけ使える」「狂いが出づらい」「コストが高い大きい木も比較的安く作れる」「複合材にも出来る(まあ、集成材自体ある程度複合材とも言えるが、鉄骨中に入ってたりするのもある)」「繊維の方向性などをいじって、無垢材では出来ない強度特性を持たせられる」「中心まで乾燥していて木材資源の効率がいい利用が出来る」などなど。デメリットとしては接着剤をどうしても使わざるを得ない、小さい物は製造コストがかかる、処分時に無垢ほど安全に燃えるかは物によるなどかな。正直、性能は申し分ないし精度的にもいいのだけれど、住宅程度を作るに杉材なんかの骨格部分にそんな使うほどの物とも思えないかも。
ある程度頑張った結果、柱と桁と梁は全部組め、母屋にあたる物も8割方張れた。途中でちょっと構造かえたため、部材の過不足が出たので購入して塗装。またバラの誘引用のラティスも胴差しの上に貼り付けて誘引もほぼ出来た。実際は屋根貼ってから屋根の下を這わせるのだけれど、今誘引すると貼ってる時に刺さって痛そう。あと、先日バイク小屋の屋根を張り直して分かったのだが、笠釘はステン座金じゃないとダメだわ。ポリカでもまま折れたりしていたが、笠釘の場合ポリカ座金はなくてポリエチレンだかポリエステルの座金が一番安い。しかし、アレを使ったうちの家の小屋だと、全部紫外線劣化して抜けてしまっていた。という事で、こっちはステン座金笠釘を使おうと思う。これで大分ガレージがそれっぽくなったしスペースも広々とした。あと一踏ん張りだが、出来れば屋根部分を延長したくもある。
・筋トレは大胸筋周辺だったのだが、ほんと重量上げられなくなってるな。50kgあたりで辛い。一つは肩の痛みもあるが、そうであっても胸に効いてるし、ほんとなんだろう。大胸筋上部も刺激するようにプルオーバーとか混ぜてるが、インクラインベンチを作った法がいいような気もする(買うという選択肢はない)。あと15kgのプレートは指がかかりづらくて使いづらい。シャフト通す時も片方重いと浮いてたおれしまう現象が出やすいし(ナロー幅のベンチだと無理、パワーラックならまあ平気だけど)、重いプレートはオリンピックシャフトなどシャフトが重い奴をちゃんと固定して使うべきかも知れない。パイナップルがプロテインとの食い合わせが良い感じなので、しばらく食べ続けるかも。
・ワイナリーに行ったらドカのパニガーレ1199が来ていた。実物はじめて見たけど、えっぐいなー(褒め言葉)。でも個人的には916の頃が一番好き、別格がMH900eとかイモラとか。自分で乗るならモンスターのごく普通の800Sとかかなぁ。だってパニガーレで8の字とか916で買い物とか見たくないでしょ。
Posted at 2016/04/26 20:50:21 | |
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2016年04月25日
・今日は消毒や除草剤散布三昧だった。背負い噴霧機は両方改良をあちこち加えた。何十年生産しててもこの程度しか作れないメーカーなんか潰れろ。そして除草剤が効きづらい雑草にもイライラ。カソロンという土壌処理系除草剤だが、効果は成長した草にはほぼ無いのが分かった。あの臭さなので、ガス化した物が影響するのかと思っていたらそうではなくて、土壌中で根から吸収された成分がセルロース合成を阻害するので、既存の植物体を壊す訳ではない。見ると微妙に成長点がチリチリしているのが見えるけれど、あんまり効果ない。もちろん、園内だとカソロンははなから使えないので、グリホサート系を散布。以前はもっと泡泡していた気がするが、今日のはやけに薄かった。濃度はいつもより高いはずなので、なんなんだろう。スポット散布でさえこれだけ面積があるとなかなか終わらず大変だった。
また背負いでの石灰硫黄合剤散布も丁寧にやれる分効率が悪く、3タンクはたっぷり必要だった。SSで走ってもちゃんと付いてないのだろうけど、それでも散布したという実績が10分かそこいらで出来る。一方背負いだと1時間はかかるので、その手間を考えると小規模ならともかく大規模だと辛い。とくに消毒は人に任せるって事がしづらいので、そうなると消毒だけ私がやるのか?そりゃ無理だ。
・デラもチェンソーで伐採、とりあえず発芽を完全に止めるため、幹部分を切り落とす形で伐採しておいた。幹の途中の高さまで残してあると、抜根作業が楽だし、除草剤で枯らすのも楽なので、太いのはそうしてある。チェンソーはプライミングポンプ修理後は好調で、切れ味も鋭く、1園をタンク一つ使い切らず作業終了。また時間見て太い枝を切り落としていく必要がある。
・明日はスチューベン園の消毒と除草、できれば藁敷き、そろそろ芽欠きも出来るな。そうそう、ガレージも部材揃ったし組はじめているが、規格材を使うという事は基礎とかそこらへんも全部規格に沿ってないといけないという事を痛感している。はっきり言うと桁をはめてたら柱の位置を結構ずらさないとはまらない事が分かった。まあ、1個目がこれで出来たので、残りは延長していくだけのはず(何度目かの希望的観測)。
Posted at 2016/04/25 21:11:10 | |
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