母親が居ないのでステラ使ってみた。長距離テストだったのだが、いきなり濃霧でホワイトアウトして峠を迂回して遅刻するし。なんと帰りも10時ぐらいに濃霧の中に突入したが、裏側からは迂回もままならず、30分ぐらいキツネとキツネ火とテンしか見ないというボイド空間に。
さて、この車は母親が足にしていたので、全然ブレーキや足に熱が入ってなくて、当初とてもカックンブレーキで使いづらかった。結局最後になってやっと焼が入った感じになったが、車重に合わせて14インチ化してもこんな恐ろしいブレーキじゃ使えんよ。なんか最近の車のブレーキってABSと言うセフティーネットがあるからか、パワーも上げるしタイヤも太くするし車重も増するし・・・パワステとABSが車を堕落させてるなぁ(あとAT)。
CVTはでも結構賢くて、例えば下りを良いペースで走ってる時は登坂制御がしゃしゃり出てこないので、無駄にエンブレが掛かるって事も、立ち上がりでロングすぎるって事もない。ただエンジンとの絡みもあろうが、70kmぐらいで坂を上り下りしてたら、急に急激なパワーダウンに見舞われた。やっぱりNAで回しっぱだと冷却が足りんのじゃないかともスズキ車の経験では思うが、現代の車の冷却性能知らんので。どうせならタコと水温は見たいなぁ。多分カプラオンモニター使えるんだろうけど。
ハンドリングはかなり駄目タイヤに思われたSN816でも恐ろしく粘る。特に前後バランスが良くてエッジに乗った曲がり方をするし、ロールバランスも良い。トールワゴンの割りに振り替えしも少なく、舵をぱっと戻してもお釣りが出るって事もないし、それを嫌った各社のワゴンのように伸び側ダンパーがすごい効いてるって感じもない。SN816はやっぱりケース剛性がかなり高くてトレッドがたわむような感覚は皆無。足がタイヤを良く使っているので、こんなんでも鳴く事も無かったが、逆に言えばベストマッチとなると難しいかも知れない。結構ノイズは入ってくるのでコンフォートで若干スポーツと言うありきたいな欲求になるのだが、やわいトレッドだとヨレるかも。かと言ってグリップが勝つようなのは嫌いだろうし、若干ショルダー立てて普通のとなるとミシュラン系か?ともかく816はコーナーでは意外なほど踏ん張るが、直線で跳ねて直安に影響するほど素性が良くない(エア抜け?そうだね)。シャシが硬いと曲がりづらいというけれど、本質的にステラは若干オーバーぐらいじゃないかと思う。もちろん日本車でオーバーって車は無いのだけれど、ステアリング入力で考えていくと珍しく比例関係がかなり上まで残っていて、しかもコンパウンドに頼ってない。だから若干ずぼらなコントロールで曲がっても修正が出来てしまう。ただ、PSかステアリング系の精度はかなりフィールが悪い。アルトのPSにもそこらへんのバックラッシュ調整機構があるので、多分そこの設定でダルくしてんだろうけれど、本来はもっとシルキーなタッチが可能な素性のはずだ、タイヤだってラウンドショルダーだし。
CDはちょっと音質に疑問。FMとAMの差が無いような感じだ。D車ほど悪くないが。ライトは暗い。ハザードでルームランプがフリッカーするので、電装電圧がちょっと低いんじゃないかと疑うし、それを抜かしてもリフレクターはやや疑問。ハイは明るいんだけど。霧の中走ってみると結構上の突起から漏れてるのが多いので、被視認性を狙ったんかも知れない。
写真は秩父のSL,運行20周年だそうです。秩父鉄道は私鉄なのに国鉄のC58転がしてるのは高崎管区の借り受けているそうで、偶然到着を見られましたが、あの鉄の塊!ってメカニカルな感じは男心をくすぐります。あのアナログなノスタルジイの権化みたいなSLですが、なにせ製造は戦前戦中なので当時は結構なハイテクで、特に鋳造フレームなんか今やんない物なので、修理が難しいそうですし、ボイラーもそうです。今後盛んになる事はありえませんが、維持していって欲しいです。
Posted at 2008/10/27 11:30:06 | |
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