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暇人ぶぅのブログ一覧

2017年03月31日 イイね!

アカシア駆除・掘っ立て小屋のラーメン屋

 ・ミライースのオイル交換の整備手帳のPVがなんかえらい事になったんだけど、バグか?自分でやりたい人がウン百人もいる訳ないよな?結局オイル交換代は一回3500円(オイル込み)もらう事にした。今度はステラの方もやらないといけないな。これまでは1年1回以上の周期(下手したら車検間そのまま)だったのでフィルター交換も毎回を薦めて置いたが、オイル時間管理だったらフィルターは2回に1回じゃなくて距離管理で平気かもなぁ。まあODDの数字もラベルプリンターで貼り付けてあるから、オイルも距離管理に出来るっちゃ出来るんだけど。ステラとミライースで年2回から4回交換すると、一回2.5リットルで20リットルあると8回分だから2~4年分って所か。刻印テープはちょっとノリ残りするので、直貼りはしない方が無難。

 ・ロールボックスは使い勝手が良かったのでもう1個購入、キャスターが壊れていたのでキャスターをおまけしてもらって自分で付け替え。が、キャスター外したら足の長さが違って、結局ホイールだけ流用する事に。さらにキャスター取り付けを逆さにするとかマヌケ。3台とも違うメーカーの物だったが、今回のが一番幅があって固定も良い感じがする。その分とても重い。

 ・今日は昼間から小雨がぱらついていた。巨峰苗園(っても、もう昨年から収穫で10万ぐらい売り上げになってた)の仕上げ剪定と剪定枝の運び出し、緑肥として使っていたヘアリーベッチが越冬してすでに大きくなり出しているので、早めに除草しないといけない。ヘアリーベッチは使い所が難しい緑肥で、確かに肥料効能は窒素換算10kgとも言われて後作のジャガイモが滅茶苦茶大きくなって驚いた事もあるし、アレロパシーや被覆で他の雑草を退治する事も出来る。しかし、ツタ性で発芽率もいいため、1度繁茂しだすと歩くのが困難になるほどだし、花にミツバチが寄ってくるため、長靴に入られて刺される事が何度かあった。あと、機械のシャフトに巻き付くと驚くほど強度があって壊してしまう。草刈だとツタなので意外と切れて無くて再生がすごい事も多い。除草剤への感度は高いのだが、これまたツル性で量が多いため、根絶させようと思うとなかなか思うように進まない。また抑草効果は超高密度で繁茂すれば日光遮蔽で枯れてからもいいのだが、それほどでもないと後作(?)の雑草が滅茶苦茶伸びてしまう。枯れるのが7月ちょいと比較的早いため、最近問題になっているアメリカセンダンに全く効果がない。カゼクサとかには効いている気がする。
  以上の事から、成園化したブドウ園で、乗用モアでも使えるんならいいんだけど、傾斜地の育苗なんかで使った日にゃあえらい騒ぎになります。完全放置にするんだったら、自己再生でかなり長い事単独繁茂して有害雑草を抑制するのでいいんですけどね。あと、これに限らないけど、緑肥使うとコウモリガが寄ってくるので、それも問題。夏に生えてるとどうしても蒸散で蒸れる気もするし、基本的にはヘイオーツとかエンバク・ライムギあたりが無難な気がする。また、粘土質な転換園だとライムギとかの根耕で排水性が上がっていい結果になるみたいだけれど、礫質で元からはける場所で使うと排水が良すぎて今一な結果になった。ついでに、ここに防草シートを使っていた残骸があったので持ち帰って使う予定だが、こいつも株元には向かない。面積が広くて多くカバーする場合は効果があるのだけれど、大抵のは1m幅なので容易に他の草が張り出してくるし、カゼクサをはじめ野生の凶悪な雑草は簡単に根が貫通してしまい逆に始末に負えなくなる。透水性があるので期待したが、やっぱり黒マルチの方が結果は良かった。

 ・話がそれた、この巨峰園は周囲がニセアカシアなので、これもチェンソーでばらして運び出し、棘が多くてほんと嫌な植物だ。特定外来種指定に養蜂家が反対しているらしいが、逆に言うとハチミツの一原料というだけでこれだけ有害な物が野放しに近いというのはどうなんかと。私は「国産のニセアカシアのハチミツ」だけのために、そういう事が起こる事が嫌だ。といってもニセアカシアの駆除が禁止な訳ではないけどね。明治にこれを入れた時はこんな有害とは思わなかったんだろうし、当時は木質燃料需要はいくらでもあるし早期緑化の方が重要だったのだろうけど、なんか星新一のショートストーリーを思い出す。

 ・あと、この園は湧水があり、昨年末からかなり水が出て地表の崩落すら見られるので、暗渠パイプ買ってきたから埋めなくてはいけない。ブドウの植栽位置より低い崖の中腹なんだけど、ユンボを入れるには傾斜がきつく地盤もゆるいので、どうやって埋めるかが課題。まあ人力になるんだろうが、そうすると比較的表層に留まるだろうな。崖の上の部分からユンボで深く掘って元から断てればいいが、今度かなり掘る事になる上に地下水の流れが見えない以上無駄骨にもなりかねないから、これは今後の課題。この工事でとりあえず良くなればスルー出来るし。この巨峰園は昨年パープルと同じ時期に潅水かけたんだが、幸いこっちはちゃんとした果実になったし、地下水位はそこそこいいかんじ。

 ・明日も天気が良くなれば巨峰苗園の仕上げ剪定、トップジンM塗りと運び出し、除草あたりか。スチューベン園の仕上げやって枝を全部集めて焼くようにもしなければ。

 ・羽目板や床板の見積もりがやっと出てきたんだが、送料が結構かかる。ちょっと安いぐらいじゃ少量使う程度だとホームセンターあたりで買った方が割安になりそう。珍しい材や高級材、逆に極端に安い場合はその限りじゃないけど。これが自宅まで届けてくれるんであれば手間賃だと思って割り切れるけど、運送会社営業所止めで10キロも向こうに取りにいかされるとなるとあほらしい。まあ短尺に切って送ってもらえばいいらしいけどね。私も4mを一本で使いたいとか特にはないし。
  価格は5万円ちょい(送料込み)なので、安いと言えば安い。具体的には畳の張り替え費用が一畳1万ぐらい、今回の木材でおおよそ6畳一間の床と壁を張り替えられるので、畳の表替えだと思えば安い安い(というか最近畳の価格がもうかなり高いのである、需要ないから畳屋も高い奴しか扱わないし)(ライフスタイルから言っても物が多い家で畳にはもう戻れないと思う)。他には根太と下地板が必要。羽目板はB級品なので、実際取っても見て良ければ他の部屋にも使いたい。砂壁はもちろんだが、布壁ももうボロッボロだからだ。

 ・昼間は今日は出先だったのでラーメン屋に入った。最初の店は満員で待ち時間が長かったので適当に国道を走っていったら、系列の店がガラガラ、わずかな距離で明暗分けるよなぁ。店の内装を見ていたのだが、ここって建物がすごい安普請で感心した。2×4に近いのだけれど、外壁側のみOSB合板があり、内側は2×4材みたいなのと、その2倍幅の柱が筋交い無しで組まれている。で、その柱を良く良く見ると、場所にもよるが集成材のようだ・・・あれ?これ工場で集成したんじゃないな、横からネイルで止めてある。ん?って事はこれも2×4材の抱き合わせか!?それで柱にしちゃっていいのか?いいのんか?という感じ。また外壁側OSBって事は、断熱材はどうかと言うと、全く入ってません(笑)。いやね、以前から本店の方もやけに空調ガンガン回しているなと思っていたんですが、これ掘っ立て小屋ですわ。まあラーメン屋なんてプレハブっぽいのもありますし、それで味が良い事もあるので、「店舗に経費掛けないのは経営判断としてアリだな」って思いましたけどね。すでに厨房の方は天井とか歪んでいたので、10年~15年ぐらいの耐久性で郊外に適当に新しい店を出すんならいいんかも。どうせラーメン屋なんて入れ替わりが激しいし、古い店改装するコストや、いびつになる内装(その近くにはスタンド改装のラーメン屋とかあるが、さすがにへん)を考えると、建築基準法が多分住宅よりゆるいであろう店舗ではあり。ただ空調コストはかなり無駄多そう。
Posted at 2017/03/31 23:19:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年03月29日 イイね!

テープナーあれこれ・ワインガールズ前半

 ・仕事、朝はボランティア活動のブドウ園の誘引、今年MAXから最新の誘引テープナーが出て、それを買っている人がちらほらいて、試しに使わせてもらったりした。テープの容器の蓋がヒンジなので割れない事、ホチキスの針の入れ方が横入れになって(ステープラーに近い感じ。いままではマガジンっぽい入れ方)問題になっていた脱落もなくなった事、それもあってか軽い事と閉じる力もいらない事などなど、全面的に刷新されたと言っていい。課題としては、ヘッド手前の突起が大きいので差し込むのが邪魔になる、レバーアクションが可変レバー比なので閉じ方にクセがある、値段がともかくかなり高くなった点などかな。以前のモデルは7000円前後だったと思ったが、こいつはほぼ1万円になった。確かに改良点を加点式で考えるとその価値があると考える人もいるだろうが、昔のモデルはパテントの関係かコピー品が出回りだしたが、値段は3000円~5000円。MAXは昔から耐久性ないのに割高なのをしょっちゅうモデルチェンジする会社ではあったのだが・・・また、これと関係あるかも知れないのはニチバンが出した粘着テープ式の奴で、こっちも使っている人がいた。ステープル補充がいらず接着なので力がいらないし、それだけ軽量化されているんだが、ヘッドが大きく無理な止め方が出来ないので一長一短。また紫外線劣化ではなく接着剤劣化で外れるという触れ込みだが、実際どうだったのか興味はある。
  MAXのテープナーは大まかに言うとHT-B旧、HT-B(NA)、HT-B(NS)、HT-R(最新の)という感じのモデルチェンジだったと思う(型番は適当、サイズで決まっていて、後ろの括弧内が世代。旧型はテープ端が残って飛び散る物で、今持って来たのは私ぐらいだった。重くて切れ端でジャムるんだが、頑丈ではあるのでメンテ次第で長く使える。私は重さは気にならないが、力かけてるのでヒンジ割れがある。Nは切れ端が出なくなったモデル、黄色いの使っていたが、こいつがしょっちゅうジャムって嫌な思い出しかない。今使うとまた印象違うかもだが。NAは作動が軽くなったモデルで、つい一昨年出たばかりだったと思う。以前とボディー色を変えたので、サイズ互換性が一目で分からなくなった。私は一番小さくて軽いピンク持ってるが、実際これで充分だと思う。値段は7700円と2500円ちかく安いが、重量は420gとHT-Rよりわずかに軽い。結束直径が24ミリとHTRの45㎜の半分だが、実際問題45㎜サイズじゃないと結束出来ない場面は滅多にないし、それは整枝がそもそも間違っている場合がほとんだからだ。ヘッドが小さいのでHT-A(NS)の方が作業性は良さそう。もちろんHT-Bの代替としてHT-R入れるのなら分かるけどね、HT-B(NS)だと8000円超えるし。ところで面白かったのはHT-B(NS)を大量に買ったという人がテープナーの握り方を聞いてきた所。これ、握り方一つしかないんじゃないのか?と思ったら「逆に握っていた」。ネタか?ネタなのか?

 ・その後は芽傷入れてトップジンM塗り(傷の保護)を育成中の園で行った。育成中は短梢管理でも長梢部分が出来ていて、ここはドブズルになるので基部が発芽しづらいのだ。ここの芽傷を入れるとオーキシンがトラップされて芽が先端と勘違いして発芽するという訳。私は芽傷ハサミを使っているが、ナガノパープルの本当に太い枝は基部がクリップ出来ないほど大きくなっていたりもする。短梢栽培は芽が飛んでしまう事は何よりも避けたいのでこれは面倒だが必要(特にピオーネ、パープルは発芽はそこまで悪くない)。懸案だった部分も今日は補修が入っていたし、これで大分良くなるな。ピオーネ園は百舌を期待したが、今日は来なかった。

 ・最後にシャイン園、ここは水路補修してあったのだが、今日なぜか水が来ていてあやうく水浸しにする所だった。幸いすぐに気がついたので水口閉じたので、すぐに水位は下がりだしている。さて、シャインだが、棚下線まで延びた木でも、ほぼ全てが枯れが入っていたので、棚上から棚下への分岐部分から作り直しになる感じ。まあ、そこは分岐から作り直すのは良い事なので問題ないんだけど、やっぱり成園になるまで時間がかかりそうなのが痛い。100㎡伸ばすってそれだけ大変な事なんだよな。これまでは二年目でも多少は結果させていたが、あまりに無駄が多く成績も悪いので結果させない管理で育苗に集中したい。
  この育苗、出来れば最初は密植して促成し、後で間伐したい物なのだが、最近の栽培技術体系だと植栽場所を割ときっちり決める関係で適当な場所に植えて間伐という自然栽培的なやり方が出来ない。平行整枝であっても、かつては一文字程度なら後からH型にコンバートしてたので密植促成が出来たが、今は基本的に永久樹の仕立て方を後からいじるって事はしない。だけど、育苗が遅い事は時間ロスもさる事ながら、失敗がゆるされず樹冠が無い間の草管理が煩雑になるという問題がある。ぶっちゃけ促成で1年早く樹冠が埋まったとしても、果実品質の問題でほとんど金銭メリットなんかないんだけど、草管理の楽さと、間伐樹の育苗だけでもメリットはある。
  さて、うちのシャイン園みたいに6本主枝のH型が二列にならぶ場合は、H型の間にずらしてもう1個Hを入れる手が良かったと反省(今更やってもメリットないのでやらないけどね)。これだと3年目に2スパン同士で樹冠が閉じているので収益性が高い上、同じ形の苗が育苗出来ているという大きなメリットがある。もう一つは中央の一列は生育が遅れるから、ここを一文字で埋めるという事も考えられる。二年目からある程度結果が見込めるが、3年目で移植が必須になる(最初の方法はある程度平行して残しても移植する木が耐えられるなら大丈夫)。この場合、株元が禿げても棚上として使う場所なので問題ない。現実問題、一文字を入れるとしたらこの方法が、もう棚下線無視して棚上横一文字みたいな形しかない。棚上横一文字は管理がやや大変だが、どうせ2年程度の期間であればさほど問題ないんじゃないかな。

 ・倉庫関係一つあたったがダメぽ。うちはロールボックスにコンテナ入れたら5段もいけて、かなりスッキリ。ただし、コンテナ積み卸しが出す時必要なのと、幅が少しキツイのがある。倉庫も使わない農機が邪魔なのに手前にあるので、なんか考えないといけないな。またロールボックスはあと1台あっても良さそう。

 ・明日は天気が悪くなるそうだが、今の所暖かい。スチューベンや巨峰の仕上げ剪定、アカシア伐採木運び出し、ロールボックス追加、ちょっとした暗渠入れあたりかな。

 ・松山三四郎さんの「ワインガールズ」半分まで読んだ。色々気になる点はただの読者としてもあるのだけれど、一方で地元民として定番の話を盛り込んで小説にしてくれているのは嬉しい。一応オリジナル要素が多い小説スタイルだけれど、演劇やドラマの脚本の下書きみたいな印象を受けるし、映像化した方がいい。というのは松山さんは本業が違うので、どうも風景や物事の描写に難がある。私はまあ自分が関係する分野の事は大体想像は出来るんだが、知らない人はここ何を想像してるんだろうなぁ?って思う。例えば「メルローのスマート仕立て」とか「バインド線」って言って分かります?架空戦記物で銃の描写を専門用語で済ますのとは違うと思うんだよね。もっともそれを強く感じるのは表紙で、人物はアニメ風というか漫画風というかで「誰が誰か分からない(持ち物から一応は推測できっけど、文章の描写と無関係に近い)」という根本的な問題はさておきいいんだけど、背景のブドウ園がね・・・ブドウに見えないんですわコレ。文章の描写が甘くて唯一の絵がコレだと、リンゴの新矮化あたりを見てブドウと勘違いするぞと。ただ、歴史と現代の人間の組み合わせ方等は無駄がないなーと思う。だから、登場人物の多さを無駄とは言いたくないのだが、物語のボリュームからして出番が少なくて薄くなってしまっているので、ヒロインを一人に絞って映像化するのが無難かなぁ。そうそう、これまた地元民だけのあるあるネタなんだけと登場人物の名字はまさに塩尻松本筑摩って感じがする。
  さて、もし読んだ人がおられたら、「太陽ワイナリーのモデルになったワイナリーのワインを飲みたい!」って人が出てくると思う。が、私が知る限り、塩尻に家族経営規模で老舗ワイナリーというのは無かったと思う。
  今でこそワイン特区でガレージワイナリー規模の経営でも酒造免許が出るが、基本酒造業はかなりの資本力と規模を要求されるし、塩尻が特区申請したのは最近だったはず。それ以前にもしカルトワイナリーがあったら、大抵は日本酒かなんかのついでの免許を本業にしたタイプ(小布施ワイナリーがそう)か、昔あった果実酒ワイナリーが廃業して免許を買ったタイプ(山辺ワイナリーはこっち)であり、零細が専業で長年やってきたというのは無い。少なくとも知らない。ただ、名前の太陽ワイナリーに関して、今サンサンファームになっている所がたたる前に少し探検した時に農業協同法人だか活性化事業だかでそんな名前を見た気がする。ただワイナリーとして活動はしていなかったのは確か(そもそもブドウ畑すらなかった)。サンサンファームは小説とは全く逆で資本力あって攻めた経営やってる所です。
  「いや、そういう歴史とかいいから、ヴァンナチュレをやってるワイナリーをだな・・・」はい、それが難しいんです。上で書いたように大規模経営だと自然農法とか効率が悪い奴は出来ない。従業員にブラック企業並の強制労働させられるんなら別ですけど、フランスも日本もイタリアも自然農法は小規模なのが多いです(チリとかオーストラリアとか恵まれている所は大きな自然農法っぽいのもあるけど)。遊馬君みたいに普及を目指す人は応援しますが、グローバル化一般化と正反対の所にあります。また一つ指摘したいんですが、太陽ワイナリーの主要品種で「コンコ・ナイア・ベリーA」って名前が出てきて、メルローの名前は出てきません(アイテムとしては栽培はしている風に書かれてますが)。メルローの有機だったか自然農法を成功させた所は私はビラデストと小布施しか知りません。まあ小さい所はもう少しあるでしょうけど。上の米国系御三家の単品ワインでヴァンナチュレ押しってのはほんと知らない。難易度は低くはなりますが、すっごい高価格を付けられないし、それで表現出来る別の世界があるのかもわからん品種なので、需要が正直無い。まあベリーAだけは最近見直し進んでますけどね。そもそも岩ノ原で善兵衛が作出した時に近代農薬なんか無い訳で、天然ヴァンナチュレだったでしょうし。
  まあもちろん、小説の中だと潰れかけのワイナリーなんて不名誉なポジなので架空なのは当然なんですが、それでもと言われると、やっぱり城戸ワイナリーさんが思い浮かびます。いや、先に言いますが、あそこは高評価で入手困難で経営は順調な方だと思いますよ。面白いのは、そういうワイナリーって米国系はやらない物ですが、城戸さんは奥さんの家だか家族の関係で米国系品種の畑、アイテムも出してます。ああ、なんか結局半分しか読んでないのにこんな書いてしまった・・・

 ・東芝の倒産の次は・・・パナソニックだと思いますマジで。サンヨーの歴史見ていて思ったけど、シャープやサンヨーの迷走に比べパナって何にもしてないだけじゃないかと。他社の技術を集めてきたけど、先日12万円の高級扇風機()とか出してて「あ、パナも終わりが間近だな」と実感した。実際パナもかなり無理な合理化(人材整理)やらかしてるし、東芝の優良部門の受け入れも無理だろうしなぁ。そして、もっとも腹が立った事を次の項で書きたい。

 ・今日は久々に朝日新聞の本紙を見たら農業について「IT化」「合理化」「大規模化」などなどを小泉ん所のぼんぼんとか経団連とかが偉そうに抜かしていて腹が立った。弘兼憲史とか言う伝説の(自己検閲)も農業関係を漫画で題材にしたそうで、その余り物で農業論とか光文社(最近ここの新書は全部ハズレだ、意識高い系こじらせてる)から出しているのも根っこが同じだが、ちょうど現代農業に面白い記事が出ていて、ほんと経団連・パナ・政治家はまとめて肥溜めで堆肥化してやりたくなったよ。
  新聞の意見広告みたいな記事で経団連や政治家が「攻めの農業」「IT化で万歳」「オランダを目指せ」「工場野菜が伸びてる」みたいな話をしているが、実際現場だとそんな事は全く無い。先日も小泉のガキが圃場を見に来た人と話しをしたが、自分の思っている事を偉そうにしゃべるだけで現場なんか全く見て無くて、都合がいい事しか見えてないんだろうねと言っていたが、まさにそうなんだと思う。IT農業の理想だと思われている工場野菜だが、大手企業がこぞって取り組んだ物の、産学協同の学者先生が主体になった所でも、ワタミでも、楽天でも、まあほとんど失敗している。正確な数字は興味がある人は現代農業の2017年4月号のリレーエッセイを読んで欲しいが、補助金ガブガブで経団連という「経営のプロ」が集まっている所(朝日新聞によると)で「黒字が15%、黒字見込みだが減価償却まだが10%、残り75%は赤字」なんだそうだ。
  理由はまあ色々あるが、弘兼氏と対談した元ローソンの新浪氏も言うように、農地法や農協法が企業による農業経営を禁止したり不利にしている事は全く無い。上場企業ですら農業が出来ない、ペイさせられない、それに尽きる。逆なんだよ、スーツ着ているから農作物が言う事聞く訳じゃない。数字だけ見ているから農家を下に見て驕った物言いで俺らがやれば採算性をもっと上げられるみたいな意見広告を出しちゃう。IT農業?まず自分らで植物工場成功させてからホラ吹けよと。なのに新聞にこういう嘘を堂々と載せちゃう理由は2点。
  まず一つは「攻めの農業」って言うワードに行政から補助金がドバドバ出るから。これが上のパナソニック氏ねって話なんだけど、同じ紙面にパナが植物工場の設備だの運営ノウハウの広告出していた訳。イヤお前らの施設使って赤字な所沢山あるんじゃないの?松下は工場が売れれば金が入ってくるからいいけど、それを真面目に買っちゃった人や、税金垂れ流しの元の納税者はどうなるんだよと。そういや弘兼憲史も元は松下の人間で古巣のぼろい商売の横車に漫画書いてたんだと思うと全部納得できるわ。
  もう一つは日本の農業叩きですね。農家は非効率な経営を行っていて旧態依然で補助金をただ食いして既存権益の抵抗勢力が温存されている!怪しからん!「その補助金を俺らによこせ、もっと効率化してやる」「そして経団連傘下の企業からばかたかい機械売りつけて自転車操業させてやる」って事です、割とマジで。北海道でGPSのスレイブ型トラクターが沢山入ってる?でもそれマスターが必要だから無人じゃないですし、値段アホみたいに高いですよ。今や北海道でも実は離農が深刻で、昨今の排ガス規制でトラクターの更新も出来ない、補助金も大型化を要求するが圃場条件がもうダメ、知ってる人も農繁期は朝5時から10時までトラクター乗ってますよ。機械化されてるからそんな真似出来るけど、それでも天候不順で昨年なんか芋半作、60歳まで出来ない。
  大体ね、閉鎖系環境制御なんて大体の所で失敗してますよ。NASAですら閉鎖系人体実験ずっと前にやって失敗してる。そりゃ上手く行っている所もあるかも知れないけれど、日本が仮にオランダのようにトマトを大量に生産したとしてですね、その市場がどこにあると言うんですか?今加工用トマトの6割は中国産だと言われています。「中国産なんか見た事ねえよ、業務用か?」と思ったアナタ、今度加工食品の原産地表記が変わるので注目していて欲しい。今「イタリア産」って書かれている加工トマトは、それ中国原料のイタリア加工です。これであの一缶60円ぐらいのトマトの秘密が分かったと思いますが、植物工場でそれやります?あと、高級食材に希望を持つ人もいますね、気持ちは分かりますけど。植物工場産レタスで一玉300円で白金台のスーパーで売る、夢がありますね。でも、最近多い天候不順の野菜高騰で露地のレタスだって同じような値段になったりしますが、野菜工場の物と価格競争力が云々は全く聞きません。まあギリギリペイするかも知れないのは、皮肉な事に家電なり半導体なりが撤退して空き屋になった工場とか学校とかの跡地利用ですね。まあパナソニック様からすると「成功確率が低く補助金で無責任に買ってもらえる植物工場を、さらに使い物にならなくなった工場とセットで売れる」んだからいい話なんでしょうけど。
  
  なんかこう嫌味ったらしく怒りを爆発させていると、自分が原理主義自然農法主義者みたいに見えると思う。実際は慣行農業ですら満足に出来てないんですけど、IT農業だのIOT活用自体を否定する訳じゃないの。むしろ自動化、データー化、クラウド化、見える化、物作りサポート、3Dプリンター活用の農機具開発、需要予測や市場動向分析、農業の基礎研究はもっと大きな可能性を示しているのに実用化されてない物なんざごまんとある。なのに新聞ででかい顔している政治家や経団連が見せる「IT化」の例って薄っぺらいんだよね、工場の既存システムをただ農産物にあてはめました、人力より高コストだけど買ってね!みたいな。お前現場でそれ使ったのかよと聞きたい、椅子に縛り付けて頭陀袋かぶせてスタンガン放電させながら聞きたい。お前らは農業を良くしようと思ってITグッズを作ろうとした事があるのかと。そもそも、あいつらが思い浮かべているIT技術は良くてアメリカとかフランスとかの受け売りだが、それは穀物とか加工用とかの物だ。一方日本の農業で黒字化というか競争力があるのは青物、野菜とか果物だ。そっち用のIT開発なんかやってないじゃん。大体パナの下はいきなり佐藤農機とか良くてクボタとか中小企業ってのがおかしいだろと(クボタは大企業だけど、さすがにパナの大洞吹きと一緒に踊れないので、あんまそういう分野に手は出してない)(んでも原価1万ぐらいの補助具が15万ぐらいに化ける所ではある)。ハウス設備とか見てびっくりするけど、ほんと町工場かその一段階上ぐらいで、施行はさらに小さい所がやっている。

  という事で「初歩的だけど未だ作られた話を聞いた事がない」ITグッズを二三例示したい。それ作って少額で配布できないで、IT化とかAI化とか抜かすな。VRで職人の目線トレースとか意味わからんわ。野菜は塗装ブースのホワイトボディーとちゃうぞ。

1:スケジュール管理
  おいおい、スケジュール管理ぐらい自分でやれよ、手帳などアナログの方が使い勝手いいだろ、と言われそう。実際多くの農家は脳内スケジューリングで、手帳すら持ち歩かない事が多い。スマホ使う人は写真機能とかで代用してたりもするみたいだけどね。で、実際に作業工程と所用時間から標準作業を割り出して・・・ってのをやってる人はまずいない。改良普及センターとかは割り出すためにやってますけど、あれは特定の圃場の特定の作業者の記録なので、すっごい大雑把にしか分からない。
  稲作とか機械化されている作業だと「一反田植えは何分」ってのが一応割り出せるけれど、これが手間がかかる野菜や果樹だとまず無理。でも工場とかだとビデオカメラで撮影して行程の分析とかやってる。圃場だとまあ平行していろんな事やっているので難しいんだけど、何回かデーターを入れてスケジュールを見える化して繁忙期とそうでもないのを分かるようにするシステムが欲しい。近いのはプロジェクト管理なんだろうけど。これアナログで書き込んだりすると、まずそっちで手一杯になって訳分からなくなる。

 2:農業版Siri
  コンシェルジュというかアシスタントって農家の場合、農協や改良普及センターや友人などがいるのだが、一々問い合わせるのは面倒だけど分からないって事は良くある。恐らく1度は聞いていて忘れているだけのような小さい問題が結構ある・・・というか他の農家さんからも聞かれる。例えば○○って農薬の出荷前日数ってどうだっけ?ってなった時、ネットで適応一々調べるか聞くかって時に、アシスタントがすぐ出してくれると助かるケースもあるだろう。特に農薬は成分別の使用回数とか他との絡みが沢山あるので、人力で調べるのは辛い。標準的な防除暦はあるんだけど、最近は特別散布もあるし、耐性菌で使えない薬剤とかも出てくる。そういう時こそAIで有効組み合わせを計算とか出来たらいいって人もいるんじゃないだろうか。あとは購入物の価格比較の有利購入とかあってもいいんじゃなかろか。まあスマホ持ってないから、現実にそんな機能があるソフトが走るのか知らん。

 3:IT出荷予約
  もっと卑近な例で。系統出荷(農協)の場合、需要予測や市場要請を考えて配分を見ています。一方農家はそんな都合にかまってられない(農作物の都合があるし、出荷能力が低いので目一杯やるだけ)ので、週間出荷予約を出してそれに沿った出荷を心がけますが、誤差がどうしてもある。別にそれでペナルティーはありませんが、系統の販売係からすると出来るだけ正しいデーターが欲しいし、もっと言えば要請に応じて調整したい。だったらITで何日にこのぐらい欲しいけど、現在予約はこんだけ、ってのが見えるようになれば対応可能な人はいると思うんですよ。そうする事で産地の供給信頼性があがって絶対価格もあがるとは言われていますが、実際は対応不可能だろうからと鼻から取り組んでない。まあ一応供給要請が出る事もありますけどね。販売価格は週締めの一律だったと思うので、それで直接協力者に報奨金が出る訳じゃありませんが。逆に天候不順とかで出荷予約通り出せない場合も正規の手続き面倒なんですよね。これがオンラインでちゃっちゃと修正出来れば随分楽というか、コンビニの発注システムの逆みたいなの需要ないんかなと思う。
  
Posted at 2017/03/30 22:24:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2017年03月29日 イイね!

作業工数を覚えよ

 ・朝・パープル園のトップジンM塗り、やっててヒゲがまだ結構残っている事が気になって仕上げをもう1度行う。トップジンM塗りはそれ自体にも防除効果が当然あるとされている訳だが、実際には種枝に塗る下準備にも耕種的防除効果があるのではないか?と思ったりする。そういう事って何に限らず結構あると思うけど。潅水パイプの場所について見て貰ってOK出た。

 ・次にピオーネ・パープル園でも同じ作業、地主さん久々に畑で見たわ。モズがすぐに飛んできたが、こいつ大きい肉やっても食べられないですぐに催促しに来るのが面倒。切れ端投げてやったら、とうとう空中キャッチはじめたぞ!こいつホントにモズか?あと、以前から気になっていたモズの鳴き声だが、今日も催促で口あけて「パクァ」「パシッ」みたいな音を出していて突然とあるアイデアロールが頭の中で成功、もしかしてモズが真似ているのは剪定のハサミの音じゃないか?彼らが寄ってくるのは基本的には剪定の作業中であり、それを人間の鳴き声だと考えて真似しているんじゃないだろうか。

 ・最後に巨峰園で塗っていたが、なんか疲れた。1日立ち仕事で作業続けるのがまだできない感じで、体力の衰えがある。寒さにも弱くなって、この時期でも朝はオーバーパンツ履いた方がいい感じだったし。それでも軽食しながら日没まで作業。思ったより仕事進んでない焦りがある。

 ・明日は朝一で組織のお手伝い、巨峰のトップジンM塗りやってからハウス予定地の均平かな。日記で必要な作業工数書いとかないと、行程は覚えていても全然予定が消化出来てないわ。

 ・近所の耕作放棄地、雑草刈ったと思ったら、あんまりよろしくない人がユンボで穴をあちこちあけてる。異常にビニールゴミが多く見えるんだが、なんかゴミ埋めてるんじゃないか?って気がする。いや、ゴミなんてセンターに出せばいいんだから、埋める必要なんてないよな?人の畑を覗き込むのもアレなんだけど、なんか隠れてこそこそやっているし不穏。

 ・昼間はオイルが届いたのでミライースのオイル交換。その後また仕事して夕方買い物にミライース出して近場の峠道など軽く流してきた。オイルは感触としてはちょっと重い気もするけど悪くは無い。660でエコカーなのにトルクを伴って結構快適に走る。前のN箱がターボうならせて先行してても、いつのまにか追いつく。ATでイージードライブでもストレス無く走る。また踏み込むとインジケーターが薄い黄色のレベルでも充分に走る。アンバーになるまで踏む欲求が全くでないほどだ。またタイヤも交換してあるので、夜中だし以前より下りで速度出して見たのだが、ミライースの別の表情が見えてきた。
  まず高速性能は想像した通り伸びる伸びる、ブレーキは強化してあるので止まるんだけど、ノーマルだと怪しいな。ハンドリングだが、やっぱり速度が上がるとゆっくりとだけど強いアンダーが出る。伸び足が長いので軽い割にトリッキーな動きはしないのだけれど、逆に軽い荷重だと動かなかった領域まで足が止まらないでロールしていって曲がらない。バイクで言えばスイングアームが長い感じで、挙動穏やかだけど操作感が出ないで車任せ。なんだけど、ロールアンダーが出ている所でもハンドル切り足すとちゃんと曲がる。猫足みたいにダンパーに物を言わせて操縦が残るんじゃなくて、時々で何故かスプリングの辻褄があっている感じなので、いつ破綻するのか読めない。また荷重の前後移動も良く分からん。すごい軽量で小型なのに、重くて大きな車のようなどっしり感がある。
  
Posted at 2017/03/29 20:44:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年03月28日 イイね!

かご台車

 ・荷物の仕分けようにかご台車を2台買った。でも、どんな仕分けして入れても親が勝手に全部ごちゃまぜに押し込んで綺麗にしたとか言って空箱積むのを考えただけでやる気がなくなる。どうせかご台車も批判されるだけだろうしな。かご台車というのはスーパーとか流通業で使う折りたたみ式の枠がついた台車で、ロールボックスとも呼ぶ。サイズは何種類か規格が有るが、キャスターの方の耐荷重で容量が制限されるので耐荷重は皆同じ。で、試しに収穫コンテナを入れて見たら、ちょうど横2つに並んで縦に4段ぐらい詰める事が分かった(収穫コンテナは大体横52cm、幅30,縦36cm、うちのロールボックスは間口850内寸790,奥行き650内寸590ぐらい)。もっとも、コンテナを垂直に積むと奥が出しづらいので、間に棚を入れるのもありかな?とは思う。ロールボックスによっては最初から折りたたみ棚ついてるのもあるけどね。

 ・アマゾンで頼んだ商品が届いたら、違っていた。これで二回目である。しかも、レビューでも商品の発送間違いが指摘されているのに、プライムでコレだと意図的にやってるんじゃないのかと思う。アマゾンの返送は今回がはじめてだが、今一分かりづらい説明なのと、プリントアウト出来ても運送業者は自前の伝票が必要なので、かなり手間がかかった。往復・記入・プリントアウトで、安い物だったら諦めるレベル、やっぱりアマゾン意図的じゃないのか。
  あと、今回はヤマトが宅配ボックスに入れてくれて、鍵もかけてくれたので、正規の使い方になったのだが、わざわざ宅配ボックスに入れましたって伝票(不在票みたいなの)を出力して郵便受けに入れてくれるのね。まあ分かりやすいし、会計上の処理がそうなんだろうけど、伝票出力手間だねーと言った所「持ち帰るよりずっとマシっすよ」と言われた。まあ確かに。

 ・遠い親類で近くに済んでいる人から人づてにブドウの苗を頼まれていたのだけれど、シャインマスカットがお勧めながら買うと高い(市価なら接ぎ木苗なら6000円ちかい事もある)。注文は大体半年以上前じゃないと届かないという事で諦めていたのだけれど、農協にキャンセル品がちょっとあったので購入。なんか価格が出てない。課長がかわってからドンドン杜撰になっていく農協支部だが、最近はほんと以前問題があった支所と同じレベルな感じがする。人事権を支部組織に与えて罷免ぐらいさせないともう農協はダメなんじゃないかな。

 ・手動ウィンチをとある物と交換、マックスプルって所のGM3で買うと3万ぐらいするのな・・・6㎜ワイヤーで32mまで行けるそうだ。うーん、固定式で使う用事はちょっと思いつかないな。電動なり耐荷重がもっと大きいならいくつか使い道は思いつくが・・・以前これを使ったのは消防団の詰め所の物干し(ホースを干す)だったが、えらく遅くてイライラしたのを覚えている。

 ・仕事は巨峰剪定終了、トップジンM塗りはじめ、少し伐採とかアカシア運び。やっぱりチェンソーで枝落とさないと運搬も難しいので、明日はトップジンMを塗り終わったらあっちはその関係の仕事でもするか。そろそろ移植もはじめないといけないし、ハウスも補修部品の価格も調べたので大まかにはつくらないと。
Posted at 2017/03/28 19:52:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年03月27日 イイね!

さらに積雪・

 ・電動ハサミの替え刃を見積もって貰ったら1個5200円(しかも切り刃だけ)とか言うふざけた値段が出てきた。やっぱり農機はアフターがダメダメだわ。アルスのセット品でも3000円しないぞ。これ、構造楽だから鋼材削りだして作ろうかな。ヒンジとか全くなくて、マウント用の孔だけ正確にあければいいみたいだし。問題は5㎜ぐらいの肉厚の鋼材持ってなかった気がするのと、熱処理代が小さくてもかさむという事か。連続状態の一枚にしてあれば多分一本で受けてくれるんだろうけど、まあ購入する事を考えれば安いか。

 ・仕事は午前中みぞれで読書、午後剪定、半日で雪が溶けたが、ぬかるむのが困る。剪定は電動ハサミのおかげで手の方も普通にはほぼ大丈夫だが、伸展させて力を入れる動作は力が入らないかも。痛いというより腱に麻痺が入った感じ。またバッテリーの持ちが今日はえらく悪かった。安物メーカーなのだが、以前の純正がさらにはやくぶっ壊れたので、「安いリポは信用ならん」とちょっと不安がある。まあ剪定枝の太さとかでも負荷違うしなぁ。明日には巨峰園を終わらせてスチューベンと巨峰苗園に手を入れ、今週半ばまでにトップジンM塗りをやりたい。というか、指が良ければトップジンM塗りを優先させている所だ。

 ・夜は会議、なんか何やっているのか分からない組織だけど呼ばれたから行ったという感じの会議で、まあトランプ就任前は反TPPという仕事があったのだけれど、なんか今はFTAとかそっちが怖いけど受け身という感じ。一応出店計画について意見を述べて置いたが、ザルだという事しか分からなかった。地区の重鎮が「ブドウの集落営農は考えてないのか?」と言って少しイライラしている感じがあったのが印象的。役員に息子が犯罪者になった人がいて、ちょっとモラル低すぎなのはどうなんかと思ったり。
  集落営農というのは基本的には水田とその転作で行われている経営スタイルで、果樹や野菜だと非常に例が少ない。水田の場合は一つ一つの作業が割と独立しているし、機械化でルーチンワーク化出来るし、オペレーター需要があるので意味があるのだが、果樹の場合で作業外注に出せるとすれば防除と剪定ぐらいな物だ。その2つにしても、決して他の作業と切り離せないし、受託した場合に効率的に回れるかと言うと厳しい。例えば田植えなら4月15日から6月ぐらいまで毎日やっても問題ないだろうが、防除は10日間隔で雨前とかあるし、真っ昼間とか夜中は出来ないので、機械の効率的な運用がそもそも難しいのだ。私が専業オペになったとしても、1日に回れる面積はせいぜい3反とか5反、適期幅3日見ても2町歩を見られるかどうかだろう。最悪1日中回ればもっともっと回れるだろうけどさ。また剪定の場合は集落営農ではなくて作業受託組合みたいなのはあるので、わざわざ集落営農と言う必要はない。親方が知り合い集めてやっている。

 ・新聞で長野市の空き家が7100件とか言うデーターが出ていた。今後もますます増える空き屋について行政は無能でさわぐばかりだ。先日の騒動でも改めて思ったが、空き屋問題はもっと根っこが深い。最大の問題は日本の地方没落の分析と同じで、地主が何にも困ってないからに尽きる訳だし、空き屋が増えても本当に困っているのか?って部分も疑問ではある。
  空き屋が減らない直接の理由は「古い都市計画で旧市街が再建築や生活に向かなくなっている」「地価がバブルの時に上がりすぎた一方、経済はバブルから下がり続けて、相対的に未だ地価が高すぎて売買しづらい事」「売買すると多額の税金がかかる事」「宅地を郊外の農地転換で潤沢に供給出来てしまっている事」「リフォームは人件費的にも技術的にもメリットが無い事」などなど。最近は相続税の増税で吐き出させようとしているが、どんなもんかね。行政に寄附する例すらあるが、行政は基本それを競売にかけるより納税してくれていた方がいいらしく、滅多に受け取らない(市街地でも)という事も分かって来ている。まあ要は行政も活用策はないのだ。相続放棄しても管財人立てないで実質塩漬けって事も横行しだしているしねぇ。「活用策がない」→「実質価値が一帯で下がる」→「ますます現実地価と乖離する」→「地主売らない」というネガティブスパイラルだ。それを避けるための方策は、まず調整区域での建設を一切認めないぐらい強い制限を掛けて居住地を縛ると共に、空き屋などへの課税を強化して放置物件を減らすのがいいだろう。結局デメリットがないから市街地の再編が進まないのだ。昔は定期的に大火事が起きて旧市外を灰にして再編が進んだもんだけどな。トータルで見れば日本経済は沈み続けている訳で(特に地方)、コンパクトシティーとか言ったりもするけれど、おそらく現実は「旧市外のゴーストタウン」と「郊外ベッドタウン」が中途半端に残ってしまうんだろうな。大型店舗に対してもうちの市は渋滞対策など放置していて、最近国の方が「渋滞対策を求める方針」を打ち出したぐらいだが、企画がそれ以前だからこのままなんだろうな。個人的にはジャスコはもういらないので、ほんっとどうでもいいんだけどな。本来あの規模の店を旧市外近くにドンと作る事自体どうかと思うが。

 ・ホンダのバイク店の再編に関して社長がまた危機感だけ言ってて、ホンダは学歴社会の学閥になってからダメな会社になったよなぁと実感。量を売らないで利益を出すために高級志向のドリームをもっとレクサス風にして、残りは切り捨てチャンネルに落とすって話らしいが、ドリーム側の受け手はさらなる投資をホンダから要求される「フランチャイズの本部との関係になる」と嫌われている。そもそも、量をさばけないのは、交通政策や車種展開や価格などの要因があり、利益率が高い大型に行くのはハーレーやBMWやドカコンプレックスなんだろうという見方。そして、もっとも感じたのは「日本のメーカーは売ったら売りっぱなしで、製品の使われ方に無頓着すぎ。もっと言えば他社が作ってくれたインフラにただ乗りして平気な顔している」という指摘だ。
  バイクで言えば利益がなくても教習車をラインナップし、ライダーズスクールを開き、サーキットを運営し、トータルでバイクという文化を維持して製品を売っていくべき所を、ただバイクを売ったらさようなら、次は買い換えに来てね、というスタイルになってしまっているという訳だ。確かにユーザーがそれらをメーカーに全部丸投げするのも違うし、実際に投資している企業の高い製品より、ただ乗り二番煎じの安いメーカーから買ってしまっているという問題もあるだろう。でも、世界の4大メーカーが日本にあるのに、それらが協調してないのはどうなんかと。大体金持ち相手だけにそうやって商売して若者が買わなくなったバイクに未来はないと思うの。
  とは言え、バイクメーカーだけの閉じた経済ではないので、バイクがスマホやソシャゲなど虚業に足をすくわれているのもあるし、新興国での需要だけ伸びて高齢化している日本が魅力のない市場になって後回しになるのも仕方ない。結局「需要と供給」で見て日本は「アジアモデル逆輸入」と「オッサン向けアイテム」が妥当な市場になっただけで、これまでが異常だったのかも知れない。であれば社長もそんな悲観しないで「適正市場規模にチャンネルを統合して効率化する」とか言えばいいんじゃないかな。販売チャンネルだけで市場の将来性を語るからこういう批判意見が出る訳で。
Posted at 2017/03/27 21:08:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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