2010年06月30日
・よく睡眠時間が4時間で大丈夫な人とかいるが、私はどんなに我慢しても6時間は無いと授業中とか眠くなる方だった。仕事でも昼休みはかならず寝ていた。が、ここ最近は8時間必須で今日など10時間も寝てしまった。原因は明らかで農業の体使う仕事だと頭脳の疲労より体の疲労が大きくて10時間ないと辛い。心と体のバランスという意味だと8時間ぐらいでバランスしてくれてるのが良いような気がするが。10時間寝るとすこしぼぉっとする。
と言っても私の作物(ブドウ)はそれほどハードな作業が必要な物ではない。ただ、農業一般が本当にハードな作業は機械化してしまった今、取り残された感じで大変ではある。あとは専業機械があるにはあるが普及する値段とは言えなくて大変な部分も。消毒用のSSなんか180万円だっけか(一番安い丸山ので)。うちは傾斜地なのでクローラータイプが欲しいが、それはクローラースプレーヤーとか自走式(非乗用)スプレーヤーしか無い。
ブドウはざっぱに計算して一反で100万行けば良い方である(手間がかかるデラで)。一人で出来るのは2反がギリギリの限界。人使って規模拡大をしている人が多いが、生活していくにはSSが無いとやってられない部分もある。消毒に一反で1時間程度掛かるので、2反だと半日は体力的にも辛い(共同防除なら出来るが)。SSだとそれが20分程度だそうだし体力も使わない。でも二年分のアガリが全部機械に行ってしまうとなると、なんのための農業だか分からない訳で自作を検討している訳だ。
で、走行部分は運搬車が使えることまでは分かった。自走式はおおよそ人があるける速度以上には出来ないので速度は3kmちょっとのが多い。運搬車は乗用の場合はもう少し出せて7kmぐらいだ。SSは公道も走らないといけないので15kmぐらい出るし、サスペンションがあるタイプは20kmを超えるのもあるが、まあ怖いだろうな。手散布の場合はそろりそろりと進むので、時速1kmもないだろう。動噴はそれ用に作られている訳で、散布能力もそれに合わせてある。つまり、3kmで進むなら3倍、7kmで進むなら7倍の能力が必要になる。ほとんど同じ能力の運搬車とSSを比べてSSは馬力が5から10馬力多いのは、多分にポンプ駆動とファン駆動にエネルギーを消費するからだろうと予想できる。
うちはファンは使わないし(共立のファンの可変タイプが出ていたのだが、結構面白かった。棚栽培ではファンを敢えて殺すように可変するのだ、だったら無くていいのに)動噴はエンジンさら乗っけるので、そっちが4馬力ぐらいあればトントンかとは思う。肝心の散布性能だが、たしかに新広角で3kgfかけてとかだと4馬力で20口などいけないはず。しかし、人力でキリナシノズルを1kgで使った感じだと出力は余裕そうだった。まあ、8口ぐらいまでは出来るだろうか?これで4kmぐらいで走れば一応計算上は薬液濃度は良くなるはず。
もっと重要な問題として、そこまで薬液散布をする必要があるのかというのは、正直ある。スチューベンは今年一度も散布してないが、未だ元気だ。確かにダニとかが大発生したら使わざるを得ないかも知れないが。逆に防除しているデラでもトラカミキリは大量に被害を出している。一説だと山際は害虫被害が大きいとも言うが、トラカミキリに関してはスチューベンも似たような物である。つまり、薬剤は害虫に関してはなんの役にも立ってない可能性が高い。病気に関してはまあ分からないのだが(顕在化するのはもっと先らしいので)、やめられる物なら人間にも有害で労力とエネルギーとお金を食う消毒なんざやらないで済むならやりたくない。
・フラッシュプレーヤーの最新バージョン入れたら無茶苦茶動作が不安定になる。何度もクラッシュレポート送ってたら、バージョンがブラウザもプラグインも変わるので、きっと不具合レポは多かったんだろうと思うが(きっと毎回そうなのだろうけど)、ソフト類は不具合が無ければ変えたくないと思った。でもセキュリティー関係だと不具合出ても変えざるを得ないのがいやな所だ。
Posted at 2010/06/30 08:48:57 | |
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2010年06月25日
・夏仕様に家の模様替え。まず二階の換気穴の蓋を外し、吸気穴の蓋も取る。これでサーキュレーションが確保される。次にベランダと窓にヨシズをかける。これまでは毎度縄を切って釣っていたが、手元になくて面倒だったので、針金を使った。これなら毎回切らなくてもよいし結ばなくても良い。ヨシズはベランダ保管しておいたら、けっこうダニがわいていてぞっとしたが、これから日光でガンガンに消毒されるので一日で昇天してくれるだろう。昨年トタンはシルバーに、外壁は白に塗装した甲斐もあり朝ならはだしで歩けるぐらいの温度だし、今年もこれで快適に過ごせそうだ。布団の下のスノコもかなり効果があるようで、朝は寒いぐらいに涼しかった。
・逆にシャワーはよく使うようになったので、太陽熱温水器がとても欲しい。なんで太陽熱で汗かいてボイラー炊いて熱を使わなきゃならないんだ!
・水もそろそろタンクが物足りなくなってきた。降雨量ってわずか1mmでも一平米だと1リッターにもなる。軽く10mm降ってもも10坪程度の屋根をカバーするトイには
10×33=330リッターもの雨水が流れ込む計算になる。先日来雨量計を設置してラフな累積雨量を見ているが、一晩降れば50mm程度楽に降るので、1500リッターも流れ込んでいるはずだ。400リッター程度のタンクだと1/4もキャッチしていない。
・ロケット花火銃は初代がまた不調。金属は一度変型しだすと止まらないなぁ。という事で二代目の設計にあたり基礎的なデーターを取っているのだが、ネックはやっぱりヒゴ。ヒゴを取り付けると気密が取りづらいし装填がうっとおしく点火位置も探しづらいし運搬も面倒なのだが、あれは飛行安定装置としてとても優秀だ。推力バランスにも運動エネルギーにも空気抵抗にもプラスに作用している。あれに変わる物はちょっと見つからない。ちなみにロケット花火の火薬量の上限は法律では2gだそうで、普通の一番安いのが0・5gぐらい。大型ロケット花火って売ってるのだろうか?台付きZミサイルが比較的大きくて1・5g装薬。飛距離は40mにもなるのだが、問題はこいつはミサイル形状なのと値段が普通の奴の5倍ぐらいする。さらにプラゴミを撒き散らす問題もあるので使えない。ヒゴタイプの場合、推力を増すと当然バランスが狂うので大型化しなければならず、そうすると流通でも問題になるのかな?
Posted at 2010/06/25 18:44:25 | |
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2010年06月23日
・今朝は雨で畑仕事がなかったので空調服を仕上げてみた。取り付けは桐の板でボルトを受け、金属のカゴをスペーサーとして背中に背負う格好。ものすごいごっつい感じだし、いずれ改良の必要があるだろう。ただ形状は金属なのでどうとでもなるのがメリット。
さて風を送ってみると・・・あんまり来ない。触ってみると逆流しているのが分かる。どうやら裏地のメッシュ程度でも風は押し戻されてしまうようなので、本当に風圧が低いのが分かる。ダクト必須だろうなぁ。メッシュを取り除くとそこそこ風が送られて背筋が冷えるし、手首からも風が出てくるのが分かる。とは言え、服がぶわっと膨らむ製品版のような感じではない。あと改良するとしたらダクトか電圧を上げて風量を稼ぐ方法。そもそもこのファンはパソコン用の12Vを無理やり6V(4セル)で動かしているので電圧不足は否めない。ただ4Vのバッテリーボックスがあっただけの話なのだ。まあ10セルは不要だと思うけれど・・・
・らくらくカップの改良バージョンは冶具を使って穴開けをしたので高精度な物が出来たのだが、肝心のカップのポンプの能力がせいぜい10穴程度だったので、圧力が完全に下がって噴射すらしなかった。完全な設計ミスだ。というか、穴のサイズを下げて圧力を上げようという発想はあったのだが、ミシン針の規格が14番以下が見当たらなかったので妥協してしまったのが敗因か。まあ、10穴を上手く配置するだけでもだいぶ良くなるとは思うので、もう少し工夫したい。
あとポンプの電源が単一セルで重いし消耗品がかかるのでセルスペーサーを自作して単三が使えるようにした。今回も塩ビ管大活躍。単一セルのサイズはVP25が測ったようにぴったりです。単三はVP16に入れてVP25との隙間はガムテ巻きです。単三→単2の自作と違い、今度はセルの長さも違うので、VP16の底にオニ目ナットを熱で溶かし込んで、中にはスプリングを入れています。よーく考えるまでもなく、これだったら既製品を買った方が楽なんですけどね>スペーサー。まあ自作は男のロマンです。
・布団の下にスノコを敷いた。なかなか良い感じ。というか、これまでベタ床にマットレス敷いていたのが不自然に思える。
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Posted at 2010/06/23 20:49:32 | |
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2010年06月22日
・バルーンカカシを試しに畑に置いて見た。日が昇ったら時々爆発音、やがてしおれていくカカシ、半日で半分ぐらになってしまった。問題はやはりバルーンの品質で、長細い安物がダメだった。日光で内圧があがり、風で服に圧力がかかったらすぐに爆発だ。一方昔ながらの丸風船はぜんぜん大丈夫だった。また袖や太ももにしても、丸風船でも別段違和感は無かったので、使うとしたら丸風船となるだろう。
歩行に関しては自由落下方向は滑車でなんとか。まあ、出来ればゴムひもで吊るした方が空中に浮かない分良い。ただ紐の支えも自作しないと無理だけどな。たわみが大きい。と、悪い点はテスト設置で見つかったが、良い点というかなんというかは、リアルだ。今日は手伝いの人が来ていたのだが、設置した自分も時々人が一人増えている錯覚に襲われた。一人でも人間が混じっていると、カカシをカカシだと見破れなくなるのではないだろうか?
・自作らくらくカップ実戦投入、少しゴミの除去フィルターとかタンクのバッフル板といったマイナーな問題点は出たけれど、おおむね良好。ただノズル数は製品は20ぐらいあるが、自作は12ぐらい。とくに曲げがきつくなる部分では穴が開いていても噴射できないという問題が。また穴のサイズも違うので、噴射量にばらつきがある。
それからノズルの噴射方向が時々変になる問題。これは穴がずれる訳なくて、穴にゴミが半分ほど詰まると明後日方向に飛び出してしまう。これらを解決するには、まずジョイントを熱で曲げてRを均一にする事、ノズル製造過程のさらなる改良、穴をあけた後の処理、フィルターのろ過性能の向上などが必要そうだ。まあ、あと2個もつくれば解決するだろう。どうせ一個100円もしないし。
Posted at 2010/06/22 20:43:28 | |
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2010年06月18日
・最近空調服を自作しようといろんな部品(ガラクタ)を集めているのだが、日本製品が少ない&設計がひどいのが気になる。例えば電池ボックスに使おうと思ったナショナルの自転車ライトなんか、絶対壊れるようなマウント(で、実際壊してお蔵入りしていた)なのに、無駄に強力なボルトで止めてあって分解に苦労したし、中身はチャチだった。防水も中途半端で錆錆だし。農機具でも70年代の耕運機が使えて、90年代のはすごいチャチだ。
・思うに日本の物作りは80年代のプラスチッキーな軽薄さを経て90年代初頭には完全にダメになっているような気がする。もちろん分野で違うだろうけど。ちょうど戦争世代が設計の一線から退いて、良い物の基準が分からなくなった(あるいは利ざやの大きさにすりかわった)のとリンクしているのではないだろうか。昔の物が全て良かったとはとても言えない。水道の蛇口とかサッシとかテレビとか時代的に良くなった物の方が多いだろう。でも、すでに完成されたプロダクツに見る作り手の精神みたいな物はどんどん低劣になっている気がする。まあ、斜陽産業に一線級の人材を配置は出来ないかも知れないけど。
・かつて日本は欧米に輸出し、そこの製品にとってかわる事で成長してきた。それは、戦勝国の製造業が地位に胡坐をかいてアホな製品を作っていた所を、的確な目で見て真面目な物作りをしてきたからだろう。バイクや自動車、オーディオやカメラ、日本の成長の原動力はほとんどそこらへんのはず。別の言い方をすれば、欧米で失われたクラフトマンシップが日本に移動していた訳だ。今はそれが中国や東南アジアに出て行ってしまっている、とも見える。結局技術に国境はないので、より良い場所に企業は動いていってしまう。では日本で何がダメになっているのか?政治、経済、教育、市場の爛熟という腐敗・・・
松下というのは、電球と乾電池で始まった会社だ。つまり自転車ライトは「定番」が無ければならない。なのに、電池交換にドライバーがいるとか、暗いとか、壊れるとか、修理できないとか。あ、ついでに、定番になってるキャッツアイも、製品はほめられた物じゃないと思う。
・はやぶさが日本に帰還した。それはとてもすばらしい事だと思うし、日本の宇宙関係予算の少なさからすると、さらに大変な事かも知れない。が、ニコ動の説明を見た感じだと「壊れすぎじゃね?」というのがある。確かにフェイルセイフが充実しているのは認めるし、絶対壊れない物などないのだけれど、そういう10徳ナイフ的設計コンセプトなんて普通はないだろうし、製造技術のつたなさが露呈したんじゃないかなー、と思ってしまう。国威高揚策としての宇宙開発も結構だが、日本人が好きな感動物語に流されて冷静な分析力を失ってはいけないと思う。
Posted at 2010/06/18 15:59:22 | |
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