2017年02月26日
・接ぎ木は昼間フレッシュボックスに自作二重ガラスをかけた所、充分な温水になってくれた。何の集熱板や反射板も使わずここまで上がるんだなーと感心したが、もちろん「調理」してしまっては元も子もないのでヒーターだけ注文した。どうも前のヒーターは死んでいたっぽくて、ここらへんはセパレート型のいい所。そして地元ホムセンが最近地味にすごい値上がりしていてびっくりした。テトラの50Wのヒーター(こっちはサーモ一体)が1000円だと思っていたら1600円にもなっていた。アマゾンでは1000円のままだったのに。ホムセンというとDIYやいろんな物のディスカウントというイメージがあったが、あそこ上場してからどんどんサービス低下している気がする。某ワタハンなんですけどね。まあ最近はアマゾンで事足りる事も多いんだけどさ。このフレッシュボックスは将来的にソーラーオーブンの素材第一号だな。サイズが微妙に違うので蓋もピッタリだった。
・仕事は枝集めだが、体力不足で半分で目一杯だった。膝が痛い。また枝が結構な量にった。これ燃やすと大変な事になるんじゃないかとちょっと思ったり。
明日も似たような事をしていると思う。あと間柱の塗装、2mのパイプなので入れるのが面倒だったり、塗料が付きすぎる事の対策があったりと面倒だが、早くタップリ塗れてるのはいい事。長尺を塗るにはどうしてもパイプこのぐらい欲しいし。
・夕方からは会議だったが、色々な問題が出てきていた。まあ、問題が出ている事はいいんだけど、二つどうしても気になった事があった。一つはもう建て前の計画が任期内で終わればいい執行部が従来路線でなんかやる気が感じられない。根本的に手が付けられない状態になりつつあるので、もう出口戦略にすべき段階になってきているので、いずれ一気にぶっ壊れると思うんだけど、そのソフトランディングすら見えない。なんか理事もちょっと問題ある人に任せたっぽいし、部会長なんか陰薄かったなぁ。
もう一つは正論言ってる人がやってる事が逆問題、あんまり書くとアレだけど、綺麗事言ってても実際はそうじゃない事を知っていると、なんか裏があるのかとも思ってしまうし、感情的にも気持ち悪い。でも、そういう人の方が幹部に近い所にいると、この会に参加している意味ってあんまないなと感じるようになる。仲良しクラブだけで好きなようにやっててくれって思う。実際、帰り際に余り知らない人からも、この組織自体がもうダメで行政に直の方がマシという話をされた(何故私にその話を振ってきたのか分からない。余程人に話したかったのか、私が神妙な顔でいた事に関係あるのか)。
という事でここんところの持論としては「自分を助けてくれるのは自分、あるいは少なくとも直接顔知ってる人、会なんて無駄」と思っている。少しばかりの金を取られているのは仕方ないと割り切るしかないな。議論で良くなる事はもう無い。あと、すっごい咳きしている人が多かったので、念入りにうがい。気候の変化が危ない。
・例の件でチェックしておくべき問題。接道義務だが、半分から上は多分私道ではないかという問題、赤線が走っている問題。私道の区切りは不明なので図面不可避。赤道が仮に4m以下でも二項道路として見なしは出来るんだけど、そこまで太いのかどうかも前見た図面だと不明。というか、今赤線って国有じゃないんだね。最悪は赤線払い下げで解決するかも知れないけど。
相続放棄と予納金だが、本当にやってあるならもう無駄だな。境界見ないでソレやれんの?って気もするけど。というか、仮に予納金払って放棄終わってるなら、もう放棄人関係ないから来る必要もないんじゃないですかねぇ。でも固定資産税免除終わってるらしいし、段階が分からん。管財人を選定しないでも放棄の申し立て自体は出来るみたいなので、そこなのかな?予納金はキックバックが見込める(というか、そういう主旨の制度)なので、そこどうするか。
建屋は土台、基礎、耐震性あたりで攻めるか。多分周囲に見えているのは犬走りの延長で基礎ではないのではないかと思う。外周部だけとか、鉄筋などが入っているか、基礎の深さが凍結深度に到達しているのか、土蔵の修繕義務等。
・サボってる筋トレ、骨はほぼ問題ない感じだが、筋肉には来るなぁ、まあそれが目的だからいい事なんだけど。50kgのスクワットは3回フルでやると相当残る。とても4回やれない。夏場は暑くてやる気になれず、冬場は寒くてやる気になれずだったけど、今ぐらいなら温度的にはちょうどいいぐらい。これ以上暖かいと汗がきつい。
Posted at 2017/02/27 21:44:34 | |
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2017年02月26日
・仕事は巨峰園で軽く枝運び出しただけだった。間はしら塗装しようとパイプに入れたら、パイプが小さくて入らなかった。ちゃんと調べたと思っていたのだが、勘違いがあったみたいだ。φ50のパイプに45㎜角の角材が入らない事は、45㎜の対角辺が63㎜ある事で気がつくべきであった。という事で余裕もって75㎜パイプ投入。
・昨日は接ぎ木作り再び、作り方もかなり慣れてきたので、2、3時間で100本以上作る事が出来た。少し頑張れば1日でワイン用でも1反分ぐらい出来るんじゃないか?って気がするし、これ全部ついたら生食要とかどうすんべって気もする(販売は種苗法で保護期間中のは絶対やってはいけない、買った人が自家増殖して使う分にはフリー)。ま、主にワイン用だったからいいんですけどね。そっちは80本ぐらいだから1反分もないかな。接ぎ木を入れるフレッシュボックスだが、てっきり以前と同じ物を購入したと思っていたら随分形状が違って配線通せなかった。加工すれば楽だけど、とりあえず今日はそのまま使って保温効果で昼間の温度がどの程度残るかお試し。てか、50Wヒーターが最近仕事しているのか怪しくなってきた。あれ、無くても平気なんじゃないか?って気がするんだよねぇ。真冬は大分仕事してた雰囲気あるんだけど。安全装置が働いて止まってるか壊れてるかじゃなかろかと。実際昼間は例の蓋使えば40度程度は余裕なので、そっから一晩ぐらい持ちそう。逆にあまり熱くなってゆだったら元も子もないが。
・昼間レストランに行ったら貸し切りだった。しゃーない。肉類を安いスーパーで買ってきて、ワインコーナーも覗いたら面白そうなので買ってきた。バリューワインメインだったので期待していたのだが、正直ちょっときつかった。モンスーンというチリのワインでカベソーとカルメネールのブレンドなのでボルドー的な物を想像していたのだが、色は紫が強く涙はそこそこ、香りは開栓直後は少しスミレ。アタックは弱く、ほんとボルドーの静かな感じにも似ているんだが、そこからの重さが足りない。それより、舌の裏に残る違和感がががが。一時期安いワインであった工業アルコール的な、フーゼル油的な、悪酔いしそうな感じがヒシヒシとする。甘さは割とあって、果実的と言えなくもないが、ともかくこの違和感は高い(というか普通の)ワインでは感じる事がまずないので危機感。うーん、圧搾率が高いとか醸造で砂糖を余程足してるとかかなぁ?どうして安パイのボルドー買わなかったんか反省。
・先日地元の農産物直売所でメイクィーンというジャガイモを買った。ちょっと離れた地区で作っていて、有機栽培でEMボカシを使っていると書いてあった。ま、商業農家で直売所にジャガイモ卸している人は(多分)いないので、きっと趣味の延長なんだろうなー程度の認識で買ったのだが、シチューにしてみてびっくりした。「これがあのメイクィーンなのか?」って味と舌触りだったのだ。一番近いのはキタアカリで、それよりもっちり感があり、一瞬里芋かと思った程だ。もちろん外見はメイクィーンそのものだったけどね。
よく直売所で野菜の味の違いに驚いたシェフが指名買いする、という話は見聞きする。半分はまあ商売の宣伝だろうと思いつつ、それでも世間一般の農産物とかけ離れた物は時々食べる事は私もある。しかし、大抵は果物であり、野菜でそこまで感動的に味が違う物に出会った事は数えるほどしかない。流通に乗っている奴だと皆無だ。理由として、野菜の味のピークがかなり狭く、ピークの味の野菜は保存性が悪いという事が考えられる。あとは、サイズがかなり小さくなるので、商業的に見ると狙って作りたい物でもない。
でも、今回メイクィーンは芋なのでもちろん保存性はあるし、特に小さかったり割高だったりもしなかった。ジャガイモも色々品種改良が進んでいるので、キタアカリの味が好きならキタアカリを食べればいいというのも事実なんだが、メイクィーンでこの味まで持って行っている事はたいへん興味深い。メイクィーンは煮崩れしづらいが、デンプンの含有量が少なく、どこかボソボソとした食感の芋なのだが、どうすればこうなるのか?同じ人が男爵とかキタアカリを作ったらどんな味になるのか?今度聞いて見たい。
ところで最近好きになった野菜はニンジンだったりする。昔のニンジンはセリ科特有の青臭さが強く、特性が出ているニンジンは生臭く、そうじゃないニンジンは別にニンジンである必然を感じない微妙な野菜だった。まあスープとかグラッセにするのなら別の切り口になるけど、カレーやシチューだとイモの色違い程度の認識。しかし、最近シチュー作ってるとニンジンはやけに味が染みこみやすい事に気がついた。そう言えばおでんとか煮物の中のニンジンって妙に味が濃いよなと。
Posted at 2017/02/26 23:41:02 | |
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2017年02月25日
・仕事はデラ園の枝を拾い終わり、トラクターで起耕した。今日も百舌が良く来ていた。起耕は全面じゃなくて、特にカゼクサが多い場所を重点的に。1度ここで根を切って置いて、一週間後ぐらいにもう1度やると大分枯れるか、除草剤で絶やせる。トラクターはタペット調整後ほんと操作もしやすくなって絶好調だ。オイルにGRP入っているので、交換しないでもう少し引っ張ろうと思っている。パワーに関してもさらに上がっていて、今はもうLoの5速だと余程深く入れないとパワー余っていて、ブドウ園で使うにはロータリーを2速で入れても少しゆったりすぎるぐらい。カゼクサって根が深いので割としぶといんだけど、そんなの関係なく耕せた。
水田にも持っていって、先日耕せなかった場所と、特に草が多かった水田を耕してきたが、こっちはカバー上げてロータリー2速でHiの1速でも余裕だった。少しだけ問題としては、少し送れてエンジン回転がオーバーシュートしたがる時がある。例えば1500rpmに上げようとしてアクセル操作で上げると、その後1800ぐらいまで遅れて上がる事がある。考えられるのはガバナーのレスポンスが悪い事かな。あと燃費はやっぱり移動が多いと悪くなる気がする。
・富士通 「世界最軽量ノート作ったぞ」
NEC 「それをさらに下回ったぞ! ドーン(ドヤァ)」
富士通 「すまん、あれ実際はもっと軽かったわ(鼻ホジー)」
ぼくら 「高くて買えんわボケ」
スレが「日本の凋落」「技術者の自己満」「価格競争出来ない末路」とさんざで笑った。消費者見てないという日本の製造業一般の病気という見方も。ノートに携帯性は重要という意見もあったが、一時期のエコカーみたいに燃費のために安全性・耐久性・タンク容量まで削ったみたいなのは一般的ではない。一般で勝負はもう出来ないから、ハイエンドにしてみたのは分かるんだけど、もう大企業がやる事じゃないよな。いらんマネージメントソフトとか抱き合わせ抜いてくれるだけでも大分助かった人もいたと思うんだけど、マカーがWin系嫌うのはそこらへんもある気がする。ましてレノボとか大陸系はスパイウェア満載感があるから、まともなベーシックつくってりゃ需要は底堅かったはずなのにな。ま、そもそもパソコンが出荷台数はどんどん下がり、少し前の予想と違いスマホがIT端末の主流になっている。スマホで伸びるんならいいんだけど、私はスマホ持ちじゃないのもあって、あの業界には不健全な印象しかない。すっごい身勝手な言い方だけど、消費者を騙したり食い物にしたりするような商売をせず、自分達が欲しい物を愚直に作る、そんな基本以前の部分がもう日本企業には無いような気がする。リーマンだとしょうがないか。
例えば超軽量化技術があるのならさぁ、ウェアラブルPCがインプラント以外だとやっぱり理想だし、未だヴァーチャルコンソールは無理なんだから、ARにするしかないだろ。つまり電脳コイルみたいなメガネ型だよね。そういうの日本企業は下手で海外のベンチャー頼みじゃん。昔はソニーとかそういうの得意だったのにね。あと、随分前から「ハードからソフト」って言われている。両者を切り分けるのには疑問もあるけど、まあ結構そういう感じになってる。あとは人間原理の復活というか、「人間を馬鹿にするソシャゲ」の真逆が本当はあって欲しい。で、SFの世界だとアシスタントAIや外部記憶装置があるやろ?私はSIRIとかコルタナとか使った事ないのでアレだけど、今はAIはネットワークAIでクラウド化してるんだから、記憶の補完や検索とか論理思考のアシストみたいなのを自動で常にやってくれるAIってあってもいいんじゃないか?と思う。実際まとめサイトとか、全く役に立たないクソリプの嵐(多分編集してさえそれ)なんだけど、あの手の相談の内容なんてテンプレなんだから法曹知識と心理学と組み合わせてAIが人生相談に近い判断アシストをもっと上手く出来るんじゃないかな。
例えばメガネ型PCのアシスタントAIを常に走らせておけば「食事内容」「運動内容」「仕事内容」の蓄積とかサーチも出来るので、健康的な食事とか運動とかも出来るだろうし、昨今のブラック労働環境での洗脳に対してもアドバイスを行えるようになるのではないか?また落とし物とか忘れ物、会った人の情報なんかも累積してくれると助かる。私の仕事でも効率的な作業分配は現状での労働の割合なんかをある程度カテゴライズしてくれると改善のためになる。工場だとビデオカメラで撮影して分けてたりするけど、あれをウェアラブルPCでマスで行えば面白い結果になるだろうに。半導体製造とかそういうコアなハード部門もまあ必要だろうけど、日本はグラム単位の軽量化の先をもっと考えないとダメじゃなかろか。スマホだって登場当時の概念はSF的で無理だと思われたのが、今は子供のオモチャだからな。
・風立ちぬで後を濁しまくって旅立った宮崎監督が帰ってくるぞ!帰ってこないでくれ!いやほんと、引退詐欺もここまで繰り返すと伝統芸能であるし、恥ずかしくないのかと思う。監督ってのはある意味自分をさらけ出している職業だから厚顔な方がいいのかも知れないけど、宮崎さんのはもう傲岸というか痴呆入り出しているレベルだよな。自分で風立ちぬで言ってたジャン、いい仕事出来るのは10年間で、残りは蛇足みたいな事。真の一線級だったのは、カリ城(なんと1979年だそうだ、身震いがするほどすごい)から紅の豚(1992年)だと今は思う。まあ商業的には97年のもののけ姫までは含めていいだろうけど、千尋はもう駄作感あった。ファンだった英雄が引き際をわきまえず醜態を晒し続けるというのは見ていて気持ちいい物じゃない、まあもう見てないんだけどさ。それにしてもカリ城は何度見てもええわ。あのバランスの良さ、奇想天外なアイデア、魅力的なキャラ、映像表現のすばらしさ、リメイクの必要が全くないのな。
・ラジオが面白くない・・・音楽に関しては現代の曲がほぼ無理なので懐メロだけ聞いてるが。問題は「CMの質が低い」「アナウンサーや出ている芸人の感覚についていけない」の二方面。CMの質問題は結局広告が今ネットメインになって、ラジオでの広告費が伸びてないという事、なので老舗番組でもへんな企業のCMを流さざるを得ないって事だろう。最近も地元ラジオのCMコピーグランプリの協賛企業に事務キチがあって「おいおい、あんな所にスポンサー頼むとか終わってるな」と。昨年みたいに宣伝を頑張ってないけど物作りを一生懸命している革職人の企業のランドセルを宣伝するとかなら分かるけど、物も良くない安売りの小売り店なんて宣伝する要素あるのかと。あと、私は「保険」「過払い金」「バイク買い取り」あたりのCMが流れたら番組切ってる。それはつまりAMの民放はCMタイムで切られるって事だ。
アナウンサーは、なんだかんだ言ってNHKあたりの正社員のまともな人がしゃべっている分には無難なんだけどいい。問題はフリーランスとかタレントとか芸人とかアイドルとか。地元番組のパーソナリティーはもうふんぞり返ってトノサマになってるので知り合いは誰も聞かなくなってNHK聞いてる。ちゃんとプロデューサーが締めてないと、いずれ名古屋の方の放送局みたいにパーソナリティーに暴力ふるいかねないよな、実際一時期は女性パーソナリティーいびりが聞くに堪えないレベルだったし。あと、テレビとのコラボはラジオで聞いても全く分からない。NHKもブログ前提の番組があったりして、「そんなもん見る暇あるならネット見てるわ」って気がする。
まあいいコーナー・番組もある。好きなのは「コーヒーアラウンドザワールド」「ブドウの稔る丘から」「武田徹のつれづれ散歩道」らへんだけど、コーナーの場合どの時間でやってるか知らないし、その時間にラジオつけているとも限らないので時々。その点、コミュニティーFMに近いFM松本は独自番組の時はいいんだが、問題はFMはアンテナがないと入らない事、畑だと聞こえない事が多い。あと市の広報番組が多い、わかるけど。ポットキャスティングを自動で取得してくれるネット対応ラジオの専用機みたいなのがあったらいいんだけど、あったらあったで高いんだろうな。
・ヤマハVーMAX生産終了へ。1200の初代は1985年から輸出モデルとして作られていたが、現行1700は2008年から。製造台数はまだ1700のが確定してないけれど、初代が23年も作られていたのに対して二代目は9年と半分以下の商品寿命だった事は時代性を含めても残念というか、二代目の魅力は無かったよなぁというのがライダーの率直な感想ではないだろうか。未だ1200は乗ってる人いるけど、1700は見た事もないしな。
1700の欠点を「重かった」「高かった」「消耗品辛すぎ」「取り回し出来ない直線番長」と言うのは簡単である。しかし1200だって当時の中では同じようなポジショニングだった。むしろ欠点の多さは他のバイクより多そう。人間のサイズは変わらないので、絶対的なサイズにおいての問題はあるとは思うが、ハッキリ言えば「それを超える魅力があれば人は買っている」のである。欠点でやめるのではなくて魅力がなくて買われないのではないか。
では1200の魅力は何か?一つはカスタムが非常に多かったという事。素が古くて性能に問題があった分、ユーザーはその欠点を愛して自分好みにカスタマイズする楽しみがあった。性能の話ではあるんだけど、ネイキッド故カスタム内容が外に現れていたのだ。そこはV魔1200はHD化していたとも言える。ハレ珍にはなりたくないが、似たようなカスタムはしたいという微妙なライン。ヤマハはSRもそうだが、長寿モデルはそういう時代遅れになっても普遍性を重視しつつアップデート出来るってのが評価されている。
で、その普遍性は何かと言えばヤマハのデザインであろう。V魔1200ほど映画で活躍したバイクはないだろう(あえて言えばBMWのR75は映画で良く出てくるが)。性能もさることながら、ともかくマッシブでギラッギラで強そうなバイクなんだけど品性も備えている。1700はなんかヌメッとしていて高級感もなく、普遍性をドラスタあたりに与えてV魔はドラッグ性能という棲み分けをした結果、商品の魅力を欠いてしまった気がする。R1ですら見た目はかなり重視される訳で、ましてドラッグマシンなんか性能言うても使ったりはしないし。あとは、純正デザインが完成されすぎている印象があるかな。隙がなくて、下手に社外品付けるとヘタクソ感がでる。スレで「上品なカスタムのビグスタ」と言われていたが、なるほどなぁと思った。上品に見た目を仕上げたカスタムマシンって、後から手を加えるとバランスを崩すしかないんだよね、特に性能のために割り切るって要素もないし。
例えば刀なんかも1200と同時期のマシンだが、あっちはフルノーマルを見る事の方が少ないし、どういじってもそれなりの説得性というか収まる感じがある。ヨシムラ付けてもいいし、モリワキつけてもいいし、ホイール換えても何しても「刀である」というアイデンティティーを失わない。同じ物が古いZ系とかV魔にはあるんだが、1700にはそういうのが弱い。
・先日ワイナリーで聞いた裏話2つ。
1:タンクの使用割合について
ワイナリーでは大きな発酵タンクが使われている。地元ワイナリーだとたしか大きいのが10本ちょっとあったと思う(他に少し小さいのが2本?樽発酵もあるけど)。で、このタンクだが、見学に行くと良く蓋が開いていて使われていないのを見る。そうすると短絡的に「もっとタンクの利用率を上げて製造量を増やせるのではないか?」と思うのだが、そうではないらしい。
ずっと一つのタンクに入れておくなら別だが、普通はオリ引きとかブレンドとかでタンクを移動する必要がある。そうすると空きタンクが常に一定量ないと作業がスムースに行かないのだそうだ。最悪1本の空きでドミノ倒し的な作業も出来るのだが、他のタンクとの調整が全く出来なくなってしまうので、「できるなら使用率は50%ぐらいにしたい」んだそうだ。という事で、もし製造量を増やすならタンクの容量の使用率(目一杯入れたい)という事になるだろうか。数百本レベルの製造量の場合は小樽とかホーロータンクで醸造しているのも見るけれど、大型タンクのような高度な温度管理、オリ引き利便性などは望めないから。
2:重力移動について
最近は日本でも重力式醸造所が作られるようになっている。「重力式ってなんぞや」って人もいるだろうが、上記のタンクへの移動、あるいはタンク間の移動、瓶詰め行程への移動を落差による液体の移動で行う方式の事である。ワイナリーを二階立て三階立てにするのでコストがかかる反面、移動にポンプを使わないため「優しい方法」「エコな方法」として注目されている。が、上で見るように、二階立てだと移動させられる回数に限界があるし、三階立ては余程地理条件が合う場所でコストをかけないと難しいという問題がある。ま、ポンプを使わない事だけが問題なら、タンクさら高所に持ち上げて重力式にする事は出来るみたいだけど、あまり大きいタンクは無理。
で、ポンプ方式であろうワインがそんな味わいが壊れているかと言うとそんな事はない。チリとかのメガワイナリーとか、タンクが小さい樽発酵のブルゴーニュだとメリットも大きいのだろうが、ポンプ式でも扱い方を間違えずに丁寧に作業をする事が重要だし、逆に重力式でも雑な作業をすればポンプに劣る事もあると言う。作業ポイントはまあ企業秘密もあるだろうから書かないけど、多分誰でも思いつく事だろうとは思う。
・明日はシャイン園、巨峰園、ワイン園の枯れ草の処分と起耕かな。
Posted at 2017/02/25 21:37:52 | |
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2017年02月24日
・枝拾い、ピオーネとスチューベン園を終わらせ、デラも少し進めたが、デラは長梢のため枝分かれしている部分から切ってるので、絡まって面倒だった。今日も百舌が来ていたので撮影したが、ズーム望遠側で画像がホワイト飛びの縞ノイズがかなり出た。IXYでも出たし、キャノンのは古くなるとこうやって壊れる気がする。まあ広角は平気なのでしばらくは使うが。単純労働を馬鹿みたいにやってると、体もいい運動になって妙に仕事した感がある。
・あとは枝を色々もらってきたので接ぎ木作り、まだ前の奴を外に出したくないので、結局もう1個買ってきた。うーん、もう少し計画的にしなければ。ヒーターはもう一台出てきたので、これでやれそう。今日もソーラーの配線が外れ掛かって充電が不十分だったのが痛い。やっぱり単線は結束や固定、取り回しに問題が多くて嫌いだ。流れて15Aぐらいだから、普通の線で作り直そうか?
・枝もらった時にワイナリーの人とちょっと立ち話、今度東御市で28ヘクタールのブドウ畑が出来る事になったそうで、しかもワイナリー先行ではないというのがすごいなと。行政が2012年あたりから計画をはじめ2019年の完成を目指すというロングスパンプロジェクトで9億後半ほぼ10億円を県営事業として行うのだそうだ。地権者141人で事業は推進委員会が責任を持つらしい。以前も明科の天王原の元桑畑の復興をやっていたし、夢のある話ではある。長野県は品質は高いがスケールメリットが発揮出来てなかったので、これは楽しみだが、周辺ワイナリーには2点の心配がある。
一つはもちろん価格競争で、それは否定すべき物でもないが、やっぱり供給過剰になった時にブームが終わってないかは皆が心配する所だろう。特に新規でそんなでかいプロジェクトやると、色々無理があるので、どちらかと言うと事業が失敗しないか心配って感じかな。もう一つは苗木の供給問題。先日の県政視察でも農林部でその問題が指摘されていたが、ワイン用ブドウ栽培が増えて苗木供給が滞っている。今ここらでもワイン用ブドウは注文しても2年かかるんだそうで、完全受注生産より下手したら遅い。まあブドウ苗はストックしておかないから、受注生産なのは許せるとして、これは大変な問題だ。28ヘクタール(およそ500m四方)は280反で、ワイン用は一反におおよそ300~500本植える(垣根栽培の場合)。400本だとして11万2000本も使う事になる。一本1100円として1億円ちょいだ。個人的にはワイナリーごとに作ればいいじゃんとも思うが(実際意欲的なメーカーは自前で作ってるんだし、そこが外部販売するぐらいでいいと思うが)。
もう一つ、スパークリングの話を振ってみたが、なかなか大変みたいだ。機材がトータルで500万円ぐらいするので、そのコストをスティルワインに単純にかけるとえらい金額になっちゃう。中途半端な濁り発泡は「半製品」と言う事でやりたくないらしいし、きっと吹き込み法もダメだろうな。増税に関しては価格転嫁が出来るのか、中途半端な額だとダメだし、キリがいい数字にするかコスト負担するかって悩みらしい。役人は何も考えず気楽に増税するだけだけど、小売りは消費者との板挟みで悩むんだろうなぁ。農家はそこまで厳密にコスト計算して出せないので相場見てやるしかないんだけど。
・薪がほぼ終わるので薪スペースにビニール張る部材調達、でも床パーツパレットが足りないかな。屋根の波板の古い奴をどうするか、端っこまで壁を伸ばすかも問題。明日は間柱の塗装、巨峰園枝拾い、シャイン園下草なんとかする。
Posted at 2017/02/24 23:31:05 | |
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2017年02月23日
・県政見学だが、なんか県政に批判的な事を書いてしまったようで反省(特にどこからクレームが出たって訳じゃないが)。たった58人程度の議員さんで全県の方針に関して知恵を出し合い、折衝して方針を決めるというのは大変な事には違いないし、答えが最初から出ている問題ではない。むしろ、正解はない問題の中でよりよい選択をしている感じがした。昔の金満政治の時代ではないのだし、彼らの能力をすれば民間でもっと直接的に楽に儲ける事も出来るんだし。
特に提言で問題だと思ったのは、地理的要因による県庁の位置の悪さ。長野県は割と南北に長い県だが、県庁所在地が北信の長野市にあるため、南の飯田下伊那からは高速で2時間ぐらいかかる。松本からは1時間ぐらい。なので出先機関をあちこちに設けてはいるが、県議会となるとさすがに地方開催は出来ない。また市町村長の訪問も1日仕事になってしまうと指摘されている。ここは松本に県庁を・・・何!出来ない!ええい、こうなりゃ筑摩県でやるわ!←信濃の国はジイッシュウニー ワイが悪かった、仲良くしようや・・・という流れが過去にありましたのん。実際、今更県の機能を松本に移すとか言われても受け皿ないし、難しいんだけどね。簡単なやりとりはVR会議とか出来るようになればいいし、実際防災対策でテレビ会議はシステムとしてはあるはずなので、試験的にも使えるようにしても面白いかもとは思う。でも、リアルでの会談はやっぱり必要なんだろうな。
議場で感じたのは照明がかなり明るいという事。ステージ状態なので、人が大変そう。あとはトイレがあちこちにあるのは良いが、階段が多く参加者は高齢者も多く不評だった。また省エネが叫ばれて、その対策も話されている県庁だが、LED化はあまり進んでいない印象だった。未だ蛍光灯を部分的に抜いて対応していたり、わざとみすぼらしいやり方しないでもと思う。窓ガラスも単板網入りとかだったし、耐震性などでいずれ立て替えが喫緊の課題になるまで放置なんだろうが。
長野市の印象は「城下町と違い門前町の計画都市だったが、その限界が来ている」と感じた。松本市は城下町なので中心市街地がグチャグチャで再開発も頑張ってはいるが限界が来て、中心はどんどん郊外に移っている。中心機能をバイパスする形に落ち着きつつあるが、長野はまだ県庁周辺など旧市外が元気で、郊外も広いため伸びているので、どうしても流入して渋滞しているように見える。ま、それでも松本の19号周辺よりはマシだが。
・仕事は午前中は大雨、昼間からスチューベンの枝拾い、運搬車修理、ピオーネの枝拾い。運搬車は今日はロープ引いたらロープが切れたので交換、普通は自動でラッチが戻るんだが戻らないため、テンションかけるためにちょい苦労。またプラグも汚れているため交換したのだが、全然火花が飛ばなくなってしまった。プラグキャップが腐って中がボロボロになっていたのでプラグコード切って針金で接点作り直したのだがダメ。無接点点火なんだが、火花が弱い感じだったし、修理前も点火時期が明らかにズレてバックファイヤー盛大にしてたし、点火系ダメになってしまったかも。どうしてこういらん故障ばっかりするんだか。枝拾いも下手に枝押しなんか作らないでも普通に拾った方が早かった件。そりゃ機械化出来れば楽ではあるんだけどね。スチューベン園の枝は軒並みトラカミの真っ黒い斑点が広がっていて気持ち悪い事に。株元を軽く耕すと蛾のサナギ(多分コウモリガの類)が時々出てくるのですり潰す。
・作業小屋の扉だが、ラティス流用がぶっ壊れたので、枠だけ残して破損部分を交換、4㎜ベニアをフィニッシュネイラーでバスバス打ち付けて再生、風を通さない扉になった。またポリカプラダンの奴は、使おうと思っていた枠の木の溝にプラダンが刺さってくれなかったので、溝掘り機で溝から再生、結局ゼロベースと同様の加工になった。また反省点としてサブロクの枠って1.8の木でやると嵌め込み分が無くなるので無駄が出るという事が分かった。具体的にはサブロク(910×1820)を3×4の材で枠を作ると、溝を1.5cmずつ(遊び0.5cmなので、実質1cmずつ嵌め込み)取って、182cm+4cm+4cm-2=188cmにして、横の木を91cm-2cm-89cmにするか、その逆の180cmと97cmにするかになる。180cmの材だったので仕方なく後者に加工したのだけれど、こっちは枠とポリカは固定されてないのでネイラーで止めたような強度は無い。これで作業場は大分風のアタリが弱くなった感じがする。屋根がポリカ波板なので、暗さは特に問題ない。
・明日は多分枝拾いとトラクターで起耕かな。地道にやった方が近道みたいだ。作業場の工具置き場も少しずつ整えたい。
Posted at 2017/02/23 23:07:49 | |
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