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暇人ぶぅのブログ一覧

2015年10月31日 イイね!

ワイン祭りだった

 ・またテレビのリモコンが壊れたので分解修理、ボタンが反応しなくなる問題はカーボンの接点が、ボタンカバー素材のシリコンからしみ出る絶縁油で機能しなくなるのが問題で、アルミ箔をはりつける事でなおせる。ただ、油は延々と出てくるので、いずれアルミ箔は剥がれるだろうと思っていたら、やっぱり剥がれてた。面白いのは、電源スイッチ側に張り付いてそっちが常時オンになっていたのだが、そうしたら今度別のボタンでテレビが付くようになっていた事。押し続けても伝送は行われないらしく、バッテリーも消耗しないので、他のボタンで新しい入力をしてやると電源スイッチも同時にリセットかかって送信するみたい。修理後は無事動きましたが、同じ機種使っている人はリモコン3、4回は買い換えてなきゃ困っているはずで、どうなってるんだろう。

 ・干しぶどうは順調に出来ている。割った奴はエグ味が少なく美味しく出来た。それほど乾燥が早い気はしないのだが、皮付きの奴は浸透圧で中の水を引っ張りだすからか、表面に酸化層というか風味がおかしい層があるのに、皮付きは内側で乾燥していくからかも知れない。あとはどこらへんで乾燥を止めるかで、現状がおそらくソフトな食感もあり濃厚さとさわやかさでベスト、これ以上乾かすと保存は楽になるが食感が悪くなるんだろうと思う。全部が均一に乾いていく訳ではないので、よく乾いた奴からピックして真空かけるのが良さそう。
  あと、いくつかドライフルーツを買って研究(間食)してみたのだが、やっぱりフリーズドライの独特の食感は捨てがたい。食材があのフスフスに空気穴だらけになっているのが美味しいのだが、同時にあれが出来るのは繊維質が多いフルーツだろうなとも思った。今回は桃だったが、ああいう多汁質なのも乾かすとカリッカリで面白い。一方ブドウだとフリーズドライかけても糖質ばかり目立って砂糖食べてるような感じになってしまいそう。天火乾燥でもパイナップルとかは凝縮感も酸味もあって良かったが、香りが失われてしまうとシロップ漬けになってしまう感じ。

 ・ミニキャブはとある配管を外していた事を思い出して修正、また感じが変わった。コタツの足とかガラリ塞ぐ断熱材切り出しとか、窓ガラスの修正とか。ポリカで作った窓だが、どうもきつくて、組み直したりもしてみたけれど、多分サイズが大きい。私は多少余裕見たサイズで切ってもちゃんと枠内で融通効くと思っていたのだが、どうやら結構シビアみたい。ガラスが割れていたので余寸をどの程度見るべきか分からなかった。問題はここからの修正で、保護シートもないので電動工具でいじると最悪割れる恐れがある。Pカッターあたりで丁寧にけがいていくか・・・

 ・ワイナリーのワイン会、個人で行ってきた。昨年みたいにグラス単位でも試飲させてくれんじゃないかと思って行ったら全然なかったよ、当日券で3500円だったよ、本当は限定販売ワイン買って帰りたかったけど醸造さんに「感想聞かせてね」って言われたので飲んだよ。室内じゃなかったらちょっと辛かったと思う。
  さて、ニューアイテムは「ナイア」「コンコ」「デラ」の2015、巨峰はまだ無い。甘口は加糖してある違いだけなので辛口を飲むが、デラだけは甘口になっている。えー、垂直試飲はしなかったが、ナイアもコンコも2013、2014と比べるとスレンダーというか、クセがなくて飲みやすかった。グレートビンテージである2013,2014はブドウの出来が良く、濃厚で深い味ではあったが、飲み疲れや、ワインに慣れてない人には飲みづらい点もあった。デラは大分理想に近づいてきていたと思うが、今回のでさらに生のデラをそのまま飲み物にした感じになった。ほんと、キャンディーを飲んでいるようなわかりやすさというか、私がブドウ酒って想像していた物そのものだ。
  もう少し細かく書くと、ナイアは水のようにスーッと入ってくる口当たりの良さがある。嫌な不純さが全くない。香りと味に違和感がないというか、以前はナイアの甘さのイメージと味の辛さのギャップがあると感じたが、今回はしっかり一致している。多分だが、香りは以前より出してないし、酸味も上手くおさえてある。綺麗に作った割りに食事でも飲めそうな味もしていて、醸造が今年の原料を上手くアレンジしたなと思う。
  コンコードはかなり酸味が強いアレンジになってた。これはコンコードってブドウとかなり違う気がするが、味としては正解なんだろうなという不思議な所。でもなぁ、原料のコンコードが普通に出来てたら、もう少し丸い味になってしまうよなぁ。あまりメインには乗らないのでなんとも。
  ワイン祭りとしてはつまみは毎度、でもまあこんなもんでいいか。味噌チーズはおいしかった。レストランでやってくれたので、後でコーヒー飲めたし。ただ、食事は狭くてテーブルがなくなるので、食事してからワインという事は出来ない。だったら素直に夜中来いって話になるな。人は定員よりかなり少なかったが、サーブする人の数からしても適正だとは思う。ただ、オーガナイザーがほとんど出席せず、逆にダンサー連れてくるのはどうなんだろうか?やっぱりイベント企画する人は別にいたほうがいいし、サーブする人もあれ?って思ったりもする。
  畑の番人はほんといい値段するよなぁ、原料のコスト知ってるだけにバーゲンプライスだとも思うし、これでしばらくはリリースされないのもあるけど辛い。試飲も出来ないから、飲みに来ているマニアでも知らないとか言ってる。ラベルデザインは前のと違う気がする。
Posted at 2015/10/31 20:38:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年10月30日 イイね!

国産ワインの規定が変わります。

 ・ホンダの自動車、どうしちゃったんだろうな?ミニバン専業メーカーになったと思ったら、次はリコールの嵐、今度はバカみたいに高いスポーツカーでタイムだけ出ればいいような物を連発である。NSXとかまあ死に体だったのを引っ張りまくったのは問題だし、スーパーカー作るのはいいんだけど、全体的にそっちに引きずられてシビックもFFでニュル最速とか、誰がそれをホンダに求めてるんだ?というピントがずれた物出してる。値段はバーゲンなんだろうね、性能からすれば、でもかっこわ。この奇妙なデザインのボトムレンジがS660だとすれば割と分かるし、欧州車も最近珍妙なLEDラインを顔に入れるの流行みたいだから、ホンダがというより欧州の車業界が迷走って感じを受ける。イギリスとかもっと趣味がいい車が沢山いたと思うんだけどなぁ。

 ・仕事が一段落したので、家や車関係を修繕。まずミニキャブはプラグチェックしたが、全然オイルの問題はなかった。残量も充分で、どうやらキャブセッティングが薄くなりすぎたのが問題の模様。という事でニードルを上げて、定期メンテの燃焼室クリーニングをしたら、かなりトルクがある回り方をするようになった。あとスタッドレスも引っ張り出してコンプレッサーでエア圧を2.5kgまで上げておく。今回はフルード交換とタイヤハウスの防錆塗装をする予定なのでちょっと時間を見ないといけない。
  家では選果スペースの屋根の覆いを取り外して光が入るようにした。また、薪ストーブの煙突にワイヤーブラシを通して掃除、でも燃焼がいいからか、あまりススは落ちなかった。煙道はほんと綺麗なものだ。あとは、二重煙突にして重くなったからか、煙突がずり落ち気味だったので、支柱を入れて煙突を押し上げてやる。これで横引き部分が逆カントになっていたのも解消した。試しに焚いてみた所、引きも良好で煙もほぼ出ないで燃焼、室温も+5度ぐらいにすぐになった。まあ、これからが本番なんだけどね。
  コタツは部材出したのだが、あと足が短い問題を思い出した。布団も長くなったので足延長して寝返りうてるようにするんだった。選果スペースでいくらでも木は切れるし、薪にもどこにも太い木は転がってるので、なんでもいい。
  あと、薪置き場の屋根で部分的に張ってなかった所もカバーすべくトタンを買ってきた。これで全部覆えるし、やろうと思えば足部分にパッカー使ってビニールも貼れる。だったらトタンじゃなくて透明素材でもいいのだけれど、なんとなくトタンに。少し窓が暗くなるかもだけど。ところで、トタンで屋根を貼る時の問題は不透明なので桟が見えない事。穴を開けるのも結構当てずっぽになる。プロはどうしてるんだろう?と考えたが、すぐに「墨坪で線打ってるんだろうな」と予想がついた。実際野地板とかにも墨ついている事は良くある。私はこれまで墨壺は使った事なくて、あのレトロな奴ってなんだろう?と思っていた。学校の授業では習わなかったし。ところがホームセンターで見たら今の墨坪は割とオシャレで横向きにも置け、値段もまあまあ手頃。他にチョークを使うチョークライン引きとかもあったし、現代はレーザーという手もあるのだが、とりあえず墨壺を購入してみたところ。試しにやってみたが、綺麗にパーンと墨を打つのは慣れが必要そうだけど、一応線は引けた。明日はこれでトタン貼りだな。断熱材もあるので、通気口を塞ぐ作業もやっておきたい。

 ・あとは出荷の端数を知り合いの定食屋にやって食事してきた。今年は林道を造ると言っていたが、ユンボではなくチェンソーで木を切るだけとの事。出荷はまだ無理そうだな。で、そこで昨日見た国道沿いの新しい土場というか木材市場の話したら、薪の奴が一つ出来たのと、征矢野建材の需要がどうこうと言っていた。信州Fパワーという林業系のビッグプロジェクトがあって、木質バイオマス発電と製材を組み合わせた取り組みで林業を活性化しようというのがあるのね。背景には森林資源の材積が増えすぎて間伐など活用しなければいけない問題、ロシアの木材輸出減少など資源確保で国産材が再び競争力がある問題、地方の雇用の問題、もちろん化石燃料からカーボンニュートラルな資源へのシフトというのもある。
  一方で、末端の林業家に関しては大北森林組合の補助金不正問題が発端で林業組合の不正受給があちこちで見つかっている。それほど問題になってないのは、金額や悪質性もあるのだろうが、大北が県の主導の不正だとごねたために徹底的に叩かれているので、見せしめに恐れをなして恭順姿勢を示して返金しているのもあるんかも知れない。まあ大北は不正受給した物を私的流用もあったので言い逃れのしようがない部分もあるのだが、他の所も林業組合なんて(以下略)。他は征矢野建材の建材をいかに県内で消費するかがある。やっぱり林業先進県の国産素材がかなり安いのに対し、征矢野建材の定価はちょっとおかしいぐらい高い。
  よく使っている前田木材さんの徳島杉だと、平米単価が3200円ぐらいだ。欧州赤松で4000円、南部赤松というブランド品で7000円ぐらい。同じスペックの征矢野建材の安曇野の松(まず赤松)は平米単価が6000円と。5~2倍だ。信州の松が特別いいって話は聞かないので一般的な国産赤松フローリングの価格をえいやで出すと平米4000円ぐらいが相場で、かなり高い気がする(あと私は赤松はあんまり木としていい印象がない。材の性質って意味ではなく、植林して作る杉や檜と違い、赤松は荒廃地で勝手に生えてる感じなので、そんな手間かけて作る物じゃないからだ。もちろん枝打ちなんか見た事ない。密生するから勝手に落ちてる。材で見れば無難でヤニとかなければ製材後なら無難、製材で見れば曲がりがデフォなのでロスは結構あるはず)。つまり、地産地消と言ってもちょっと割高ですねぇって敬遠してしまうのだが、ここにはカラクリがあった。
  定食屋にいた大工さんが教えてくれたのだが、今長野県は県産材の需要促進という事で補助金を出している。これは昔からあったのだが、結構厳しくて使いづらかった。とくにアマチュアが自宅のリフォームに使う場合はまず無理。ところが、今は材積ではなく金額に対しての補助で、しかも補助率が100%に近いケースもあるんだそうな。最低価格も以前は50万とかだったがかなり下がった。つまり木材の費用がタダになるわけで、そりゃ製材屋は強気な価格つけますわ。まあ、非常識なほど高い訳ではないし、県産材が地元で使われ、地元工務店も潤うというのはWin-Winなんだけど、その原資は税金な訳で、その話を上手く使おうか無視しようか迷う所。以前はかなーりチェックが厳しかったと思ったけど、今は対象拡大で申請は楽らしいし、事務手続きで二の足を踏んでいたので興味はある。ただ、これ、検索しても出て来ないので、業者向けだけにある裏メニューなのか、大工さんの間違いなのか不明。

 ・日本ワインの定義について国税庁が改めるそうで、3年後には「国産ワインは国内原料100%で国内製造の果実酒のみ国産ワインと名乗れる」とかえるそうだ。また産地表記に「原材料の85%を生産し、醸造を行った場所」という規定も加わる。ニュースのコメント欄を見ると、この「濃縮還元でも輸入バルク使っても国産って言える現在のガバガバ法制度」を知っている識者もいる反面、「TPPで法整備が進む」とか言う的外れなネトウヨ、喩えで出ている「霞ヶ関ワイン」について噛みついたりしている人、国産ワインはコスパが悪くて不味いと未だ思っている人など様々で興味深かった。
  TPPと国産ワインはほんと関係ない。どうしてまたこんな恥ずかしい勘違いかミスリードするか分からん。すごい穿った見方をするなら、輸入原料が今後関税が無くなるので現在の基準だとなんちゃって国産ワインがムチャクチャ安くなり、本当の国産ワインが価格面で不利に立たされるってのはあるが、これはそれ以前からずーっと改善が求められていた案件であるし、TPPが契機だとしてもTPPで国産ワイン業界が何にも良くならないのに法整備が進むからいいって理由が良く分からない。霞ヶ関ワインは地名を商品に書いていいという流れで説明しているのであって、具体的な名前書いちゃ色々まずいからだろ。ただ、この問題は根が深いので後で解説する。国産ワインが高いのは残念ながら事実だが、不味いというのは多分ガバガバ国産の方だろう。確かに新興カルトワイナリーにはどうかと思うのもあるけど、少なくとも名前の知れたワイナリーの品質と値段は大体フランスのミドルレンジと互角って所だ。国産で五大シャトーみたいな物はまだ無いし、1000円台は品種自体が違うので比較の意味がない。ただ、1000円以下のチリワインとかに比べられるとおっしゃる通りでございます。そこは素直にデイリーはチリワインでいいんちゃうかな。
  産地表記について解説しよう。これは業界人だと逆に知ってても言えないからね。なんで原材料85%と製造地(多分県単位)を表記出来るようにするかと言うと、そうでないケースがままあるからだ。たとえば長野県の原料ブドウを山梨のワイナリーが購入してワインにしてくれるケースとかね。これをどこのワインと言うかはワイナリーのマーケティング次第だ。具体名は避けるけど、山梨の老舗ワイナリーがあって、そこが高品質が高山村原料を仕入れてより良いワインを作った場合は、普通は山梨県って書く。逆に有名メーカーが全国展開しているブランドで長野県の特定地域の原料のブドウをアピールして発売する場合、プラントは山梨にあるけれど信州ワインという面を前面におしてくる。どっちも悪意や騙そうという気持ちでやっている訳ではない事はご理解いただきたいと思うのだが、農家の立場から言えばもちろん「生産地=製造地=ラベル表示」であって欲しいと思う、ワインは農業的な産品だからだ。
  そうは言っても、酒造りというのはえてして資本が必要で、特に醸造施設には莫大な金額がかかる。大きい奴なんかいくらかかってるのか分からないけれど、600本とか1000本レベルのマイクロワイナリーでも5000万円、5万本前後のミニでも1億円、もちろんスタッフや運用費用もかかる。それをブドウ産地ごとに設置するのは非常にコスト高になってしまうのはおわかりいただけると思う。一つの醸造施設がより広域的に原料を調達する事は、施設稼働率の向上にもなるし、醸造家の技術向上という点でも(多少産地ごとの個性は薄れるかも知れないが)仕込み回数が増えるだけに有利かも知れない。たとえばフランスなんかでも、ブルゴーニュなんか1桁ヘクタール単位の手作りワイナリーもあるんだけれど、そもそもブルゴーニュって土地の面積が30万平方キロあるわけ。長野県は13万平方キロ、山梨が4万平方キロなので、行政区分で県を分ければそうなんだけど、世界の生産スケールで見れば一つに落とし込んでも全然問題ないし、よって原料の融通はして当たり前だ。だから国税庁の通達はとっても農家よりの厳しい基準だと私は思う。
  じゃあ表記がいらないのかと言うと、これが神奈川県で作られる信州ワインみたいな話になると困るわけ。さすがに神奈川県にブドウ産地はないのだが、実はプラントは日本最大だからだ。あと、距離がそれだけ離れると、さすがに輸送時の痛みがバカに出来なくなる恐れもある。だから、あえて原則論にしてあるのだろうと思うし、「霞ヶ関ワインなんて例示はアホじゃないか?」って指摘は、そうじゃなくなる恐れが本当にあるという事なんである。

Posted at 2015/10/30 19:36:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年10月28日 イイね!

出荷終わった!

 ・昨日の事だが、あまりに日記が長くなるので分けた。昨日は地主さんちの取り壊しが大分進んでいたので見に言ったらシャッターとスピーカーと収穫カゴを使わないのでもらえた。スピーカーはなんとダイヤトーンのDS1000である。もうなくなってしまったが、昔は三菱がハイエンドオーディオのスピーカーやってて、NHKとかに納入していたんですよ。友人は親父のお下がりのDS-28だったか38で、私はオンキョー派でした。ま、当時はハイテクブームでしたので、大きな箱で特性を出す事より、ユニットをいじってカタログスペックを誇示するのが主流でして、必然的に3ウェイの見た目が同じようなモデルが沢山生まれました。オンキョウやケンウッド、ヤマハのその手のモデルのダイヤトーン版がDS1000で、まあ名機NS1000(ヤマハ、なんかホンダのバイクみたいな名前ですが)と高額な方で争ってましたね。持って見ましたが、もうね、片方で30キロとか見た目からするとまるで切り株ですよ。中身が詰まりまくってる。ま、こいつらもうちに置くスペースはないので、いずれ換金するなりしてやろうかと思ってますが。
  大変だったのはシャッターでした。シャッターのボルトが露出しているので楽かと思ったら、そんな事は全然無かったというか、防犯上外から簡単にばらせたらシャッターの意味ないですからね。比較的簡単な構造、サイズのモデルで、間口が1.5m、高さが2mぐらいでした。サイドのガイドは簡単に外れますが、問題はシャッター本体です。私はユニット全部でごっそり外れるのかと思ってましたが、感じからすると巻き上げするパーツと扉の折りたたみロールを、それがついている枠というかケース部分から取り外す必要があります。これを外さないと、ケースを壁につけているボルトを外せないんですね。またボルトはご丁寧に溶接してありました。幸いタガネで動かせましたが、詰む所だった。またロープがあったので、倉庫の軒にかけて一人で降ろせましたが、普通は一人でやるとシャッターをひん曲げて壊すか、落として壊すかになるかと思います。シャッターの重量が想像以上にありますね。
  構造で勉強になったのは、巻き上げ機構はシャフトにバネが巻かれていて、そいつの反発力で回る車が2箇所あります。そこにシャッターの一部が固定されている仕組みです。ケースにはシャフトの固定パーツがあるので、適度に巻きの力を加えて固定すればいいのでしょう。なぜかビスが逆に入れられていて分解に苦労しました。これ、自分で使う時はユンボで吊って固定しないと無理だな。シャッターは建物側に精密な固定穴をあけられないので、割とアバウトな位置に穴あけて固定するみたいです。

 ・スピーカー絡みで調べて居たら面白い物を見つけた。デジタルアンプという物で、かなり高音質・低価格で人気らしい。見た目は車載用アンプと言った感じで、バラコン(バラバラのコンポ)の幅は揃えてないのだけれど、PCなんかを聞くのに繋ぎっぱなしにして使うみたい。電源はDC12で、ACアダプターで仕様地を会わせているみたいで、おそらく簡単に車載なりバッテリーで動かす事も可能だと思われます。
  デジタルアンプ、と言うと私の世代はDAC内蔵型アンプを思い浮かべるかと思います。当時、CDプレーヤーとかオプティカルアウト(ともしかしたデジタル信号線もあったかも)で接続して内蔵DACで使えたんですよね。でもCDプレーヤー自体も高度なDACを搭載している訳で、アンプにそれを詰む意味がなんだったのか?ケーブルの損失がない事ぐらいでしょうが、オーディオマニアは迷信深いので逆にケーブルがないと寂しいぐらいなんですよ。当然ながらアンプ本体はトランジスタのA級駆動であります。これはトランジスタの増幅の歪み領域を嫌って、ゼロポイントで2個のトランジスタが若干予圧というかを与えられて向かい合っています。んで、音波のサインカーブの上側と下側を別々のトランジスタが再現し、中央部分で受け渡しています。
  これはもっと以前の、歪みが非常に大きい真空管でそうだったと聞きます。まあ、そうでなくても真空管は熱出してますから、ロスが大きい。ただ、歪み領域を避けて設計してあるのは逆に結構硬質な音がしたりもします。トランジスタ時代になると安いアンプは別にそんな歪みは無視してAB級と言いプッシュプルを一つのアンプで行えるようになりました。おそらく大半のアンプは今はコレだと思います。じゃ、デジタルアンプとはなんなのか?私はサイン波を1度作り出して補正してアンプドライブするものだと思っていたのですが、それだと最終的にはただのアナログアンプです。デジタルアンプというのは、パルスウィドゥスモデュレーターなんかで高速スイッチングでパルス波を作り出している装置だそうで、原理自体は70年代後半にはすでにありました。効率がいいしコストも安いので、案外普及しているみたいです。ただピュアアンプのモデルは非常に高価でしたので、使用例は少ないです。効率がいいのでドライブ感が出やすい、デジタル制御入れてるのかクリアでノイズが無いという音の特徴に加え、音のエッジが立っているというか、ともかく切れ込みが鋭いのだそうで。これはアナログ絵とシャープネスかけたCGなんかみたいな感じなんかなと想像します。この手のって最初はCGの方が目を引くんだけど、長く聞いてると疲れるので、いずれ試して見たい所。
  ただ、うちのサブシステムの問題はアンプではなくてCDプレーヤー、DCD1630はちょっとお歳で読み取りが不安定な事があります。これはCDのレーザーピックが消耗品な問題があるので最終的にはいかんしがたいです。あと、音の好みがちょっと違うのもある。でも一般的にはCDはもうかなり古いメディアになりつつあり、CDもブルーレイ技術の延長のスーパーCDなどが出ており、CDプレーヤーを改めて買うものかな?って感じもします。てか値段がすっごい高くてびっくりした。聞くだけならそれこそDVDプレーヤーの付属機能でCD出力させる事も出来る時代にこれかと。実際DVDとのコンパチ機なんかは高機能になってて、MP3変換してUSBに入れてくれるとか素晴らしい機能まであります。

 ・冬も寒くなってきました。日が出ていれば寝室は比較的暖かく、朝でも15度程度は保ってますが、廊下からの風の冷たさにびっくりします。二階全体は空気を回しているので、つまる所廊下の窓がこれだけ冷えるって事なんですけどね。最近の家ってそういえば窓が小さいです、いい意味で。昭和の家って単純にふすまだったのを全部ガラスに置き換えてた感じですからね。ふすまは窓と言うより可動式のドアでして、ここらへんは西洋建築と日本建築の窓の概念が違うって指摘があります。

 ・実家の墓参りに行ってきました。何も変わらないような墓場ですが、少しずつ変わっているのが面白い所。いや、新しい墓碑が増えるとかそういうのだけなら面白いというのは少し不謹慎なのですが、墓が減っているのです。統廃合をしたのか、無縁墓を処分したのか、おそらく後者でしょう。墓場にあちこちにナンバーがついたプレートや測量杭のようなのがあったので、お寺が無縁状態になった墓地を区画整理しなおしているのだろうと思われます。その途中なのか分かりませんが、墓石の一番上の大きい彫り物がしてあるあそこが無い墓がちょこちょこありました。最初地震かなんかで壊れたのかと思いましたし、うちの墓も調べたら少し動いていたので戻しておきましたが、あれってまだ固定されてないの多いんですね。
  ただ、墓の管理者であるお寺は色々きなくさい話も聞きまして、そもそも世襲ではないお寺だったし、先々代が病死、先代はお手伝いに読んだ現職和尚に追い出されたとか言う話なので、お寺と檀家との信頼関係とか無いんですよね。たとえば永代供養費をもらっていたとしてもわかんないし、もらってないと和尚が言えば檀家は知りようがない訳です。大体寺にお布施する檀家がなくなったって事は、その家が途絶えたという事になるので、地方の衰退を感じますね。実家に登っていく途中の一軒は倒壊してブルーシートに、もう一軒は更地になってソーラーパネルが置いてありました。別の一軒は家賃滞納でも出て来ないので警察介入したら孤独死してたそうです、ガクブル。
  個人的にはあの谷の赤いトタン屋根がガサガサに塗料が錆びて、そこに落ち葉がハラハラと散っていく様は、文明の衰退のようで哀しくも味わいある風情を感じます。これが新建材の無味乾燥な新興住宅地だと、ゴーストタウンというかホラーな雰囲気が出る所ですが、栄枯盛衰に逆らわない様は命のありかたかくあるべしみたいな悟った感じがあります。
  足はミニキャブでしたが、オイルクーラー塞いでたらすぐに90度になって怖くなってフード外しました。まあ90度で止まってくれてるならいいんだけどさ。トノカバーしてみましたが、ほんと荷台は空気が乱れているようで、張っててもへんな動きをします。しっかり張れば外乱には強くなりますね。ただエンジンがちょい不調で、また点火不良を起こしている予感が。ヘッドカバーからのオイル下がりは止まったはずなので、あるとしたらオイル上がり再発か?

 ・スポット溶接についてマガジンXで面白い話をしていた。湾岸MNなんかだと大学教授がスポット間隔25㎜以下だと強度が変わらないと発表したので日本の車のスポット感覚が広いままで剛性が低いような話が出てくるが、実際はスポット間隔を狭めるとすでに溶接した場所に電流が流れてしまい溶接出来なくなるのだそうだ。とは言っても各社工夫してもっとピッチを下げているケースもあるのだけれど、一般的に板厚1.6㎜ぐらいだと25㎜と言う情報も見つけた。板を薄くすればピッチは下げられるが、今度は板の強度が下がる訳だ。まあ高張力鋼に置き換えると「軽量化」と同時に「接合間隔を狭める事による形状強度の向上」が狙えるとも言えるが。
  で、その対策としてレーザー溶接というのが出てきた。これはレーザー熱で溶接するので開口部なんかはぐるりと溶かせる。ただ、板の重ね合わせなんかを接合するとしたら、スポットと同じ作り方だと出来ない。また、スポットなら電極で鉄板をはさむので多少プレスが甘くても接合出来るが、レーザーはそういう圧力は無いのでプレス精度も要求されるのだそうだ。前のゴルフとかレーザー溶接の長さを自慢していた気がするけどな。またスポット増しがじゃあ成立しないかと言うとそんな訳でもない。ただ、最近のトヨタ車はレーザースクリューウェルディングと言って、レーザーを回転させながらスポット間を擬似的にスポットように溶接する技術を使っているそうな。線溶接にしない理由はとあるサイトの推測だとやっぱりプレス精度だそうだが、スポットで止めてある場所だったらさすがに線溶接でもくっつくんじゃないかなぁ?って気もする。ただ、スポット前提で組んであるため、線溶接を敢えて追加しないでも強度が出るのか、そこらへんはメーカーがちゃんと比較した上で採用しているだろうし。
Posted at 2015/10/29 21:56:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年10月27日 イイね!

収穫最終回

 ・予定通り収穫が終わった。明日出荷して全て終わる。長く苦しい戦いだったが、なにはともあれ終わったのだ。これから面倒な残務処理や冬の管理が始まるのだが、明日だけは、明日だけは、完全に休みにするッ!いや、出荷するんじゃんって突っ込まれそうだけど、出荷は30分もあれば終わるからね(出荷量が多い時は積み込みだけで20分はかかるけど)。そして、本家に行って墓参りしてくる予定。

 ・昨日の続き、荷造りスペースについて。周辺の農家さんは荷造りは納屋だのガレージだのでやっている。個人労働力で年間200万円ぐらいまではその規模で出来るが、その先になるとやっぱり荷造り小屋が必要な事が分かって来た。実際大規模農家さんはそういう小屋のたぐいがある(まあ、お屋敷がある人達は母屋でやってるだろうけどさ)(もちろん自分の家でやってる人もいる)。ブドウは重量単価が高いからそんないらないと思っていたけど、実際は雇人するとなると必要だよね。
  スペース的には最大で5人程度がライン乗せられる程が必要、一人のスペースとしては3畳ぐらい私は使っている(箱詰め製品の設置スペースは抜かして)。となると、15畳のぶちぬきスペースか。他に休憩とトイレなどが欲しいし、車が直付け出来ないと運搬で死ねる。平屋の一軒家が必要になる訳だ。アパートなど住宅の供給過剰でその手の空き家は案外あるというか、今気がついたのが、いくつかの賃貸作業所はあれ選果スペースだったんだわ。あとは労働者の人の交通手段だよな。その手のスペースも占有となると案外賃貸価格は高く、中の作業台などを設置すると通年使用したくはなる。

 ・ヘヴィーオブジェクト、期待した割に設定を全然生かせてない脚本でイライラ、多分原作だと細かく詰めなくてもかける部分をアニメだと書かなければいけないという要素もあるのだろうけれど、1回目の敵があまりにもアレすぎる。整備中を狙えとかアカンだろうし、脚本を成立させるために戦争法無視しまくんのもなぁ。ここらへんはファイブスターストーリーズで戦争はモーターヘッド同士の貴族的な戦いになったという設定なのに、結局在来兵力も併用しないといけなくなる総力戦がリアルだ。つまり、巨人そのものを叩けないとしても、兵站やらなんやらは柔らかいし、機械物はいずれメンテが必要、占領そのものには陸軍が必要とかね。そんなの考えたくない人には進撃の巨人のような非対称戦を強要する設定など、ファンタジーにすべきだった。あと、そうなると、結局オブジェクト自体を要塞化して突っ込めばいいわけで。対戦車兵器がほとんど無かった頃、生身で戦車に戦いを挑んだ兵士の方がよっぽど興味深い。恐らく虜獲戦車や自軍兵器を調べてある程度は携行兵器を開発するんだろうけど。あとは主人公二人がイマイチ好きになれないかな、意図は分かるんだけど。

 ・そういえば自衛隊の10式戦車がパフォーマンスでワイングラスを乗せっぱなしで旋回してたり、装輪装甲型戦車も大分形になってきている(2016年から調達だから、もうライン組んでなきゃ間に合わないもんな)。前者は確かに凄いし、実際はもう少し回れるのだろうが、機密情報もあるのだろう。油気圧式姿勢制御は74式よりチャンネルが増やされており、その恩恵を感じる。一方で、無限軌道の場合姿勢制御を複雑化しても肝心のキャタピラがその動きについてこないのではないか?という懸念が昨今のキャタピラ外れ事故で健在化しているように思う。速度が遅くて負荷が低く、システムのスピードが遅ければいいのだろうが、10式になって難しくなったのではないかと。
  一方の装輪戦車はでかいでかい言われてたチェンタウロと同じ26t、スペースアーマーを拡充したのか、サイズは一番大きい。この手のは非対称戦争で戦車はいらんやろ、という発想での装備が多かったのだが、自衛隊のはどうやら周辺国の軽戦車に対応出来る機動性がある戦車の代替みたいで、見た目ももっとも戦車戦車然としている。装備されれば16式とかになるのであろうか?10式も本土展開を想定してはいるが、16式(仮)も平行展開するそうなので、陸におけるハイローミックスみたいな感じになりそう。

 ・エアブラシをコンプレッサーに接続してみた。普通の作業用コンプレッサーはクイックカプラーで内径7㎜とか9㎜とかのホースに接続している。一方エアブラシ側のアタッチメントはタケノコの直径が4.5㎜程度だったので4㎜以下のホースに変換しないといけない。で、私は1/8インチのカプラーがあるんかと思っていたが、1/4インチ(6.3㎜)か3/8(9.5㎜)のしかない。そのかわり、メイルコネクタ(あるいはタッチソケットとも)というのがあり、これが内径4,外径6㎜のホース用とR1/4ネジだったので購入、つっこむだけでロックされる仕組みだった。エア圧も10キロまえ耐圧になってるし、工場とかのエアはこれと電磁バルブで制御されてたような気がする。お値段は300円ぐらいとちょい高め。これにメスのカプラーを組み合わせたらちゃんと接続出来た。うちのエアブラシはダブルアクションなので、押し込んでエア、引いてニードルになっている。で、ニードル調整について気がついたのが、スプレーガンと違いエアブラシはニードル調整は頻繁にはいらないのかも知れない。
  スプレーガンの調整はエア・パターン・塗料で、パターンはブラシにはないので関係ない。エアはレギュレーターでいじるし、スプレーでもあんまり触らない。ニードルはそもそも手元のレバーで調整するので、そうそう触る必要はないはずだ。スプレーだと塗料の出る量をいじれるけれど、実際はそこで調整する必要が出ても対応出来ないというか、塗料の粘度があってないのをそこで調整しても塗装すりゃたれる。
  
 ・選果は今更ながら工場の現場改善の初歩の初歩すら上手く出来なくてイライラ。それは手元のハサミとピンセットとティッシュの置き場所。いつも右手側に置いてあるのに、パック終わると左側に置いてしまう。左に置くと次のブドウの袋をあける時に下になるし、クロスして動線が出来るのでピックアップが面倒。なので右手側に空きパックで定位置を作ってやるのだが、それでも時々間違える&空きパックにブドウを詰めようとしてしまう。
  しょうがないので空きパックに紙を入れて識別容易にし、パックを動かないようにテープで固定、これでやっとハサミは右側に戻せるようになったが、今度は箱が一杯になった時に移動させるのが辛くなってしまった。標準化する時はテーブルに定位置テンプレ作っておかないといけないなとは思う。
  あと、箱詰めが奥に行くほど手が届かなくて面倒。基本、手が届くのは3列ぐらいなので、他のグレードのは歩いて置きにいかなければならない。胸元まで箱を寄せれば置けるが、そうすると作業スペースがなくなってしまう。できれば作業スペースと箱を段で分けた方が良さそうだが、作業スペースを下にすると箱が高くなって手が届きづらくなるだろうし、逆にすると落下物が箱に入りそう。せめて1段だけの箱にして、それがスライドなり回転出来るようにすべきだろうか。今更そんな事悩むなよと思うが。ただ、回転台にすると現在は1房のグレード別が3,2Lで3,5キロで3と、6グレードもある事になり、まず一つには収まらない。回転台を二重にすればそこそこ乗せられそうだし、左右に回転テープルにすれば全部収まりそうで、そうすれば作業テーブルは中央に単独固定に出来るかもだが。
  もう一つの悩みは光源で、先日蛍光灯ランプを入れて大分見やすくはなったのだが、右手側が蛍光灯なので左手で房を持つと見づらい。右手はハサミなので逆にした方がいいのだろうが、そもそもがブドウのみ照らし光源が目に入らないようにしないと明るいのが逆に幻惑になる。で、そうするには天井からだけでなくテーブルの下方向から照らす光源が欲しいが、でっぱる光源は当然ながら邪魔だ。テーブルの一部なり全部を透明にしてELのようなライトで照らしてくれるとか、リングライトのような物で照らせればいいが、リングライトってリフレクターがあんまりない。ルーペと一体化したタイプはあるが、ブドウって結構大きいし、今度作業時に手元が邪魔になる気がする。
  さらに複数人でやる場合、出来た箱をどうやって分類して運ぶか?って問題も出てくる。まあ一人で20箱もやれば御の字なので、それを指定の場所に運ぶ事自体は難しくもないだろうが、収穫カゴも今度運んでくる必要もあるし、空ダンボールなど梱包資材も取りにいかなければならない。レイアウトを対面にしても背面にしても通路スペースもいるし、収穫した物の載せ替え問題も出てくる。工場だとメインの製造物はコンベアなりトロッコなりで運んでいくが、パーツ類は配膳係がいて運んでいた(それもやった事ある、1日5万歩とか歩くので最初は足が疲れる)。あるいは自動のロボットで運んでいる場所もあったなぁ。軽い物は作業台の上に昇降棚でも作って置いておけるが、重い物はやはりコンベアで流したい。しかし、コンベアで流すとグレードがバラバラになるので、別途仕分けが必要になるので、やっぱりリーダーが配膳係になってコンベアで要求の物を流すようにし、末端は別の人が受け取って仕分けで降ろす必要があるか。
  出荷ってみんなどのぐらい出せてるの?って指導員に聞いたら、「5キロで爺さん一人で100kgぐらいやる人もいるよ!」って言われた。うーん、それは逆に5キロだから出来る事、なんだよね、もちろん分かっていると思うけど。結局今年も出荷で手間取ったのは房の調整に時間がかかり、パックで出したからだ。それでも2Lはそこまで多くはなかったのだが、出荷に手間取った(出荷開始が遅いからではとも言われたが、実際は手売りでパープルだのと一緒に出していたのが大きい。出荷量自体は別に何にも言われないし。以前考察したように重要なのは重量ではなくて房数だから、5kg20箱は200房で、400g20ケースと色々同じ)。
  では、なんで房調整が手間取ったり出荷がそれでも遅かったのかと言うと、今年は着色が悪くしなびや裂果が結構あった。その原因はお盆過ぎの長雨で、巨峰は腐りはしなかったが、果底部が縦に避けている粒がかなりあった。それらを取り除く手間が多かった訳だ。着色不良も同様に粒伸びしすぎて重量過多になったのがある。となると、結局潅水と暗渠を作れといういつもの話に戻る事になるな。

 ・そうそう、忘れちゃいけない2回目をジベにするかわりにフルメットを使う方法。フルメットの二回使用が出来て、ジベと違い軸が柔らかく脱粒しづらいのではないかと期待された方法だが、房の大きさは枝のばらつきが大きすぎてよく分からなかった。ただ、確かに軸が柔らかい。普通なら大きな粒が単独でついていると、振った時に折れて外れてしまうのだが、フルメット処理した所は果梗がびよんびよん曲がって粒が落ちない。これはすごい。ただ、色に関してはフルメット処理の方が悪く感じられた。偶然からも知れないが、600g超えると真っ赤。また粒が若干楕円形っぽのも目立った。コストも考えると、フルメット単用でやるメリットはほぼ無いんじゃないかな。結局脱粒云々もバラ房になってしまったケースの問題になるし、ジベ処理しない事で若々しい事が登熟の遅さにも影響している感じがする。これだったらジベ半分にフルメット半分とかのチャンポン処理でその中間が狙えないかと辛うじて思う程度。そして、2回目ジベにフルメット入れている人はすでに結構いる。ただし、量が2倍になってる人達は太らせすぎて色見の悪さに悩んでいるので、どうなんだろう?色見があまり関係ない青ブドウで、房重が稼げない品種ならあるいは?とも思うが、そんなのオウカぐらいしかないし、多分結局樹勢が弱いので木がくたばる。




Posted at 2015/10/28 17:37:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年10月24日 イイね!

1日の余裕で終わりそう

 ・巨峰の収穫は今日やって、あと一回で余裕を持って終わりそうな所まで来た。良く頑張ったと言いたい所だが、大きな反省というか、これ見ると発狂しそうだよなぁってのが、収穫出来なかったブドウの問題。特に今年はスチューベンが順調だったのだが、巨峰を優先した結果、全部鳥と病気で腐っていた。一応収穫して使えるのだけお遣い物にするかなんかするけど、労働力が全部ぱぁである。てか、袋使わないと病気が全く収まらないのはデラの所と一緒だ。ここは樹形変えたので、病原菌はそこまで居なかったはずだが、虫が多くて辛い。というか捨てたい。デラの園も道具を回収してきたが、あそこのゴミを回収する元気がない。もう返すから、房切り落としてローターかけて紙燃やしてしまおうかな。それにしても出荷はほんと労力的にも辛い。
  ざっと計算すると8月から10月まで出荷期間は3ヶ月、90日ぐらいある。市場は毎週1日休む他、不定休みもあるので、15日ぐらいは休みがあるから実質は75日ぐらい。粗利100万円出荷するには出荷資材や出荷手数料を抜くと130万円ぐらいは出さないといけないから、毎日1万7000円ぐらい出さないといけない。市場価格によるが、1パック250円とすると68パック、だいたい7ケース、300円なら56パック、6ケースって所だ。では粗利200万円(おおよそだが、一人労働力の場合だと貧困世帯境界)となると、倍になるので14ケース前後を継続的に出す必要がある。
  しかし、実際の所、出荷しに行ってみると14ケースを継続的に出せている人はほっとんどいないと言って良い。たとえばデラのみの農家なら、出荷終わりは9月なので日数が2/3になるから、1.5倍出す必要があり、コンスタントに20ケース前後出す必要が出てくる。また奥地の人は8月も15日以降じゃないと出せないとかある。どう見ても毎日20ケースが専業と言える最低ラインだ(単作農家なら)。じゃあ20ケース出せるか?私は巨峰最盛期でもやっとそこらへんだ。収穫自体が20ケース分で100キロを大体1時間、荷造りが5キロで一番楽な所で5分だとすると20ケースで100分と計算出来るが、実際は箱作りだのなんだのやると、その倍は見ておきたい。20ケースで4時間は欲しい。ほんとカツカツでやれば10時間働けば40ケース出せる事にはなるが、これ毎日は辛い。収穫期だって他の仕事もあるし、生活だってある。贈答品の発送などもっと手間がある物も出てくる。ともかく出荷能力が収入のボトルネックになっている現状がある。
  仮に毎日1人力を使った場合、毎日3000円程度で荷造りは倍増出来る。収穫を自分一人でやるなら、収穫に専念して4倍までは多分取れるので、800万円程度までは絵がかける。その先はさすがに収穫も雇用労働力が必要だろう。

 ・一昨日は台所の精米した米の備蓄がなくなっていて、母親がごっそり持って行ってたらしいのだが、少し返せよと言ったら炊飯器に入れてセットして寄越した。それはまあいいんだが、蓋がちゃんと閉じて無くて生煮えの大変まずい米になってびっくりした。あれだけ美味しい米をこれだけ不味く出来るのか!と。うちのは別に加圧釜ではないのだが、熱が逃げると温度が足りなくてああいうマズイ米になるんだな、ボロボロと割れてるし、表面の艶は甘さも全く無かった。一番近いとお持ったのはスーパーの弁当の米だった。
   そんなんで今日も料理、最近はホワイトクリームにはまっている。ルーもあるが、ヘインズの缶がいい。というのは、多少手間ではあるが、その方が綺麗に出来て味もいいからだ。ルーの場合、カレーと同じように煮込んだスープにルーを割り入れて溶かし、牛乳を最後に入れる感じになる。ヘインズの場合は、缶の指示だと最初から牛乳で割ったスープに野菜を入れて煮込む事になっているが、多分この手のシチューを煮込むと焦げて大変になると思う。私は野菜は事前に茹でたり煮たり、肉なら焼いたりしておいて、シチューには入れてから軽く煮立てる程度絡めるだけにしている。その方が具材が煮崩れず、鮮やかな色や食感で残っていておいしいし、味もホワイトソースは染みこむような感じではないので、むしろ下茹でつけておいた方がマシだった。
  最近のお気に入りは芋にくわえ、鮭を使うやり方で、鮭のしょっぱさとシチューのまったり感が絶妙、緑の野菜(ほうれん草やカリフラワー)を入れると、よりおいしくて鮮やかだ。

 ・体温が42度以上になるとタンパク質が不可逆な変成をするから人は死ぬ、という話がある。体温計はだから42度以上の目盛りがないとか色々書かれているが、一つ不思議に思う点があって調べたら、結構この説は俗説っぽい事が分かった。タンパク質の変性の話で不思議に思ったのはサウナとかコタツとかホッカイロとか部分的に42度を超えるという事態は割と頻繁に起きている事だ。たとえばお風呂であれば42度はごくごく普通の設定温度で、それに1時間程度使ってものぼせはするだろうがゆだって死ぬ事はほぼない。まして部分的にはもう少し高温の場所にあっても人間は死なないし、指先は足先がタンパク変性で壊死するという事もない。もちろん、温度が高くなれば低温火傷になるので、全部否定はしないけど42度が妥当かどうかである。
  低温火傷について調べると44度との接触で6~10時間で低温火傷になるとある。また上限は51度であった。という事は52度以上に接触しつづければ、それは低温ではないという事なのだろう。また短時間であればタンパク質の変性は遅いとあり、実際そうなんだろう。調べると「熱中症」のように外因性の熱の流入での生存最高温度は46.5度という記録があり、42度を超えたら即死という事ではない。となると、42度以上の体温の測定の需要もあり、実際医療用の中には45度まで測れる物もあるそうだ(というか、46.5度を測ったのは今度なんだったのか?ってな疑問も出るが)。では42度で打ち止めという俗説がどうして出たのかと言うと、病気由来の発熱が42度を超えるケースは極めて希かつ重篤である事が主因として挙げられていた。部分的なタンパク質の変成は実験室で確かめられるが、個体の死亡温度に関しては人体実験が出来ない以上、具体的に何度というのは確かめようがないというのが本当の所らしい(ナチスとか旧日本陸軍あたりは実験してそーだけどな。実際低温の限界に関してはナチスさんが確かめてくれてるし、そうでなくても遭難なんかで分かってる。一方高温側は外因性の実験は昨今日本で大流行で、致死率はともかく発症に関してはかなり医療的な見地も得られている)。

 ・「お台場ガンダム、大地を歩く!」を実現させるためには?
 お台場ガンダムを今度動かす計画が始動したそうだ。なんか夢があっていいんじゃないかと私は思うけどね。アポロ計画になぞらえていたが、アポロ計画そのものの意義と、関連分野の発展を加味すると、あれは決して間違ってはなかったんじゃないかと。日本のロボットエンジニアだって、昔はガンダムとか見て育った世代がいるはずだ。という事で、そのアイデアについて公募しているそうだが、ガンダムをアニメ通りに動かすのは難しいのはご承知の通りだ。まず、あのサイズの物の二足歩行を制御する技術がまだ存在しないのと、動力の問題だ。電源とかならエヴァみたいに外部供給も出来るので、熱核融合炉とか言うハードルが高い物はいらないだろうが、人間をそのまま10倍に拡大したような形は色々辛かろう。
  部分的に動かせばいいんじゃないかという声も聞かれ、確かに腕と首が制限される中で動くだけでも面白いと思うし、そのぐらい当初は積んでるとお持っていた。ただ、そのままだと本体とのバランスが取れてない、超合金ロボみたいな動き方になると思うし、今度本体の姿勢をそれ用にしてから動かすと空荷の時がおかしくなる。本当なら重心移動要素がないといけない。つまり、腕を動かすにも本来は足が動かなければならない(か、最低カウンターウェイトが動かないといけない)。
  んで、解決策なのだが、「ガンダム」は動かすのは諦めてもらうしかない。既存のガンダムを小手先の改造で動かすのは難しいし、技術的なブレークスルーにもならない。しかし、本来のモビルスーツのあり方を考えてもらえば答えは簡単、低重力の空間ならモビルスーツもどきなら作れるはずだ(人型である意味ないけどさ)。かと言ってお台場を宇宙にあげるのは無理なので、NASAが訓練でやるように水中を疑似宇宙空間にすればいい。そこなら浮力があるから歩けるはずだ。これは大型恐竜を想定するのと同じであるし、何種類かのモビルスーツの設定とも矛盾しない。お台場という立地からしてもさほど不自然ではない。という事で、お台場のガンダムの向かいあたりに大きなプールを海に接して掘る。その中に水中型のモビルスーツを沈める。浮力があるので外部動力で動かせるし、多少はまあ施設側に補助具を埋めて安定させるのもやむないだろう。機種に関しては「ズゴック」「アッガイ」あたりだろうか。正直言うと、ガンダム世界のヒーローと言えばザクだろうとは思うんだが、それ言い出すと「最初は旧ザクで積み木遊びだろJK!」とか言う声が聞こえてきそうなんでな。
  ただ、水中だと高い場所から見えるメリットはあるが、中から見るのが難しく、肝心のMSよりプールなどが高額になるデメリットはある。いくら油圧らへんで動かすにしてもメンテも大変だ(一番いいのは空気圧式だろうが、出力的に動くかな?)となると、現実世界でも実現可能性が高いモビルスーツというかモビルアーマーを作るのも手だ。ガンタンク・ヒルドルブと言うキャタピラタイプのモビルスーツは存在するし、ワイヤーかなんかで吊ってもボールとかオッゴとかあったら乗ってみたい。理想はフライトシミュと吊りを組み合わせたようにしてみたいが。
Posted at 2015/10/27 04:44:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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