2015年03月26日
今日の仕事
・自動車のメーカーランキングをちょっと調べてみた。自動車業界のポータルサイトだと14年度の速報値までは出ているが、なぜか通年での変化を調べたサイトはやけに見づらい素人作成っぽいのしか見つからなかった。なんか見られるとまずいのかな?別に集計すりゃ誰にでも作れそうな物なんだが。さて、今業界の三大メーカーがどこかと言うと、まだトヨタ・ホンダ・日産だった。ホンダと日産は僅差で行ったり来たりしていたが、2014年は日産にホンダが大きく追いついて少し追い越した。しかし、トヨタがコンスタントに4割を超えていて圧倒的である。メーカーとして最近評判がいいマツダ、スバルは5%と4%あたりで安定して推移。2013年度比で大きくシェアを伸ばしたのはホンダ、落としたのが日産と三菱なんだが、三菱はすでにシェアが2%切っているので全体での影響はすくなさそう。
もう新車に詳しくなくなった私の感じからすると、「ホンダってそんな売れた車あったっけ?」というのが疑問。これは売り上げ台数ランキングで軽自動車は含んでないのだが、最近ホンダって車好きからは面白くなくなったと言われてるし、トヨタ的な無難な車作りでヒットしたフィットもどんどん劣化している感があり、あんまり見ない気がする(そもそも、頭に浮かんでこない)。日産が大きく落としてはいるのだが、別の資料だと収益率は決して悪くなく、日産が高級車路線で良いのか、海外販売が好調なのかどっちかなんだろう(国内シェアを見ているので)。トヨタのレクサスがそこそこ落としている中、やっぱり海外とかかな、為替の影響もあるだろうし。三菱はもう見る影もないですね、度重なるリコールに新車が出せない、ニッチな車はディスコン、アジアンカーも全く売れてない。マツダ・スバルはちゃんとメーカー特色を分かって拘った車作りで一定のファンを獲得しているのではないかと思います。
軽自動車部門はスズキ・ダイハツが30%らへんで拮抗、ホンダがその半分の17%ぐらいで業界の大半になります。ミライースなどで伸びたダイハツに、スズキが昨年はかなり盛り返したようですね。ホンダは微減です。びっくりしたほど伸びてるのは日産で、なんとシェアが10%もあります。自社で作ってる訳じゃないのにすごいですわ。OEやってるスバル・マツダ・トヨタ他全てが大きく落ちてる中、国内の日産は軽自動車の一大拠点になってます。あ、三菱?5%ほど落ちてますね、日産と同じ物売ってるはずなのに・・・
これは良く指摘される事ですが、日産の量販レンジに自社製の売れる車(マーチとかサニーとか)がなくなったので、ディーラーの固定客は軽自動車に流れているって話があります。販売力が余剰なのが軽自動車押しになっている訳で、今後大きく商品力を上げてシェアがあがるとは考えづらいのですが、安定ではあります。三菱は軽自動車でも凋落具合が半端ないです、今世紀に入ってから下げ止まってない。
・仕事は巨峰の剪定、やっぱり一日じゃ終わらなかったよ。大分誘引をシビアにやりなおして時間がかかる。太い太いと思っていても、せいぜい1cmぐらいなんだよね、ブドウの枝って。仕上げ剪定で出た枝だけで結構な量になる。昨年末に除草剤で枯らしていた場所は同じようにロータリーかけたけれど、土がサラサラの粉々だ。一見するとこっちの方が乾燥してそうだが、粉っぽい部分の下が逆に湿ってしまうので、保湿性が上がってしまうとは良く言う。ただ、粗く起こした奴がカラカラになっているかと言うと微妙。毛管水が来ないから乾くとは言うが、表面積が大きいので、長期間の乾燥が続く必要がある。逆に細かい土はすぐに表面はカラッカラになる。
・堆肥はどうにも発酵がスタートしてくれないので、旧四賀村(現松本市四賀地区)の堆肥センターの福寿堆肥というのを注文した。近所の農家さんも注文していて、農協系の和田だか村井だかの堆肥だと草が出たので切り替えたと言っていた。私も昨年同じ系統のを使って(それだけでないから確定ではないが)結構コガネムシが出た。んで、問い合わせたが、配送が忙しくなかなか来られないみたいだ、これは反省。成分だが水26%、N3.1,P5.9.K3.7だそうだ。あ、これは鶏ふん?って思って聞いたがそこでは分からず。検索したらやっぱり鶏ふん堆肥だった。会田という養鶏が盛んな地区が含まれるので、恐らくそこのを発酵させているのだと思う。牛糞堆肥は多いが鶏ふんはそれそのものがかなり肥効が高く単体で用いるので、色々混ぜて堆肥化する例は少ないが、成分が濃いので良質な肥料にはなるし発酵温度がかなり上がるので殺菌殺種しやすいのだろう。資料によると一時期は職員のやる気が下がり水分調整が杜撰で苦情が出たとあるが、今は多分品質いいんだろうね、楽しみ。
・とある機械類はツバ付けておいた、一安心。今は忙しいので出しておいてくれるそうなので、色々と都合が良い。
・バッテリー届いた。重くてびっくりした。同じD26でも重さが違うような感じだ。って入ってるのは鉛の電極ぐらいだから、その量が違うのかな。箱あけたら中にCAAとVの測定数値のチェックが出荷日付で入ってた。こういうの、直送でありがたい所だな、信頼がおける。一方2A程度のチャージャー繋いでも電流計は結構低いあたりをウロウロしている。
良く分からないのだが、安いチャージャーは単なるトランスなんだろうと思う。電圧を決めて流量だけ計って受け入れなくなると充電完了って方に針が振れると思う。んで、バッテリーが容量抜けしてくると、電圧が簡単に高い方に行くが反応する量がないので容量がなくなるのが一つのパターン。もう一つは先日の75D26のように電流は流れるけど全然充電されなくなってるのがもう一つ。でも、容量が大きいので満充電の新品でもあんま入っていかないのだろうか。明日のトラクター始動が怖い。あ、一応4時間ほどチャージしといた。
・最後に農協関係の会議があった。一つの方は支所建て替えの内容についてだったが、懇談会の方に出ていた人から「この計画は資金勘定についての見通しが甘い」ってな指摘が出て少しもめた。どういう事かと言うと、小さい支所の統廃合で合併するのだが、その飲み込まれる側がイケイケドンドンで本部の金だからやっちまえみたいな話になってしまっているらしい。確かに本部の金も使うが、元をたどれば各農家から出ている金なのだ。ここらへんは「コモンズの悲劇」と言う話なんだが、共通財産があるとそこから簒奪が多い人ほど得をするので、大事な共通財産ほどひどく荒らされてしまうという現象がある。たとえば村落の入り会い地なんかの芝刈りが過剰になるとか、水源開発がひどいとかそういう例だが、協同組合の資金、もっと大きく見れば国の財政なんかも「どうせ税金で同じように取られているなら、もっと使い込んだ方が元が取れる」って感じで浪費する人達がいる。たちが悪い事に、そういう浪費を見込んで国や協同組合は組織運営をしているので、浪費を促進している所がある。たとえば建築分野を自社で持ってたり、公共事業からのキックバックやら部門作って利権とかがあるわけだ。でも、まともな感覚の常識ある構成員からすると、そんな無理や無駄をやっていずれ破綻するだろ!収入にあった支出しよーぜって感じがある。
ここらへんは国の施策なんかだと景気刺激策でバブルを作って経済回せばいずれ上手く行くってタイプと、まずは財政健全化してプライマリーバランスを取ろうというタイプに分かれて、今は前者のようなトリクルダウンっぽいのはダメだから後者にしようぜと舵を切っているが、協同組合の場合そもそも経済循環が閉じてないので、プライマリーバランスを取るのが絶対。とくに今は国が農協敵対視してるから、潰れたらそのまま潰しちゃうだろうし。ただ、今回の会議はそういうのを知らされないままいきなりやってるので、ここで差し戻しって事も出来ず、これどうなんだろうと。
もう一つは言いたい放題言った人が「じゃあお前も役員に混ざれや」って感じになった。熱意は分かるが、嫌われるのも分かるんだよなぁ。
・そうそう、ワイナリーに行って、多少雑談して、ヴァンドソレイユの2009を購入した。これはサンセミヨンのドライフルーツ化した物から作るワインで、2008が長く売られていたが売り切れたので2009になったとの事。アルコール度数を13度だったのを8度まで下げたそうなので飲むのが楽しみだ。ただ、サンセミヨンは豊産すぎてスティルワインとしてなかなか捌けなかったのでこういう贅沢な使い方も出来たのだが、その後生産者が減り、今はこんな物は作れないそうで、恐らく最後の商品。ところが、サンセミヨン自体はどんどん品質があがってきていて、2013年ビンテージは国産ワインコンクールで銅賞に入るほど高品質で、どっちか言うとソーベニヨンブランのような爽やかでグレープフルーツのような苦みも感じる、良いワインになってきた。2014はさらにすごい出来だそうで「これで入賞しなかったら嘘だよね」って話も聞こえたので、期待大である。プリムールやってる人いたら、樽で買ってね。品種としてのネームバリューには欠ける嫌いがあって日本の改良品種はとかく下に見られがちだが、作る事自体が自己目的化してしまっているような難しい国際品種(具体的にはピノノワールとかカベルネソーベニヨン)を脅かす実力あるんだけどなぁ。
・明日も剪定、終われば耕耘。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2015/03/26 23:07:24
今、あなたにおすすめ