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イイね!
2015年03月23日

薪の消費量

 ・薪で暖房しようと思うと、どのぐらいの森が必要かラフに考えて見た。うちの場合、一冬に使う薪は2立米ないぐらいだが、近所で購入している人はストッカーの減り具合から4立米ぐらい使っている感じ。期待値も込めて4立米使っているとしよう。ストッカーなんかの立米と立ち木の立米はまた違うのだが、森の場合適正に管理されていれば一ヘクタールで300立法メートルを超える蓄材になるそうだ。間伐強度を3割程度で10年ごとに行うとすると、1ヘクタールで一年に取れる材は10立法メートルって事になるから、1ヘクタールで2冬とちょっとの薪って計算になる。
  立ち木の大雑把な体積換算は末口直径の二乗×長さという数式があるそうだが、それで言うと50cmの丸太の4mの長さがあると1立米になる。イメージとしても4等分にして下2本、上2本を積むとちょうど1m四方に入るからそんなもんだろう。もちろん、そんな立派な材を使うって事はまずないのだけれど。
  胸高直径と材積のラフな相関図を見ると直径10cmの木なんて0.03立米、30cm程度で0.7立米と指数対数的になるので、細いの集めても量にはなりづらいんだろうし、手入れが行き届いてない森だともっと材の蓄積量は少ないだろうから分からないが、材をストックしておけるなら1ヘクタールも森の薪としての価値は年間10立米として良いのかも知れない。じゃ、その材の価値はと言うと、原木市場だと杉なんかは1万円ぐらい、ヒノキで15000円、薪にすると3万ぐらいしている。これは主に加工賃や乾燥でストックしておく要素などがあるようで、材そのままだったら当然薪に使うような材は安い。お店によるが、1/3以下だったりする。
  それでも、薪は販売ルートがしっかり確保されれば、間伐材の有効活用として結構有望な価格が出来ている事が分かる。

 ・セニアカーのトラブルシューティング進行中、モーターは組み直して動かすも、症状は変わらず。太い線二本がDCブラシに行ってて、後ろのコントロールが電磁ブレーキと回転センサーになっている模様。んで、この回転センサーに行く関係でトラブルが起きているようだ。ピックアップが反応しないかなんかだと、コンピューターがエラーと判断して安全装置が掛かってとまってしまう。他に車体で速度などは取ってないので、ここだけが問題。クラッチの方だが、起動時に小さくカチッという音がするので、こっちの問題ではないと判断している(回さないとクラッチ解除は確認出来ない)。しかしなぁ、センサーが本当にダメになってるのか、途中の断線なのか、はたまたコンピューター側のトラブルなのか分からないのでほんと面倒。一応エラーコードはバッテリー残量の点滅パターンから推測出来る。またコントロールのコネクターは抜くだけでエラーが出るので、常時なんらかの信号をやりとりしていると思われる(その時のエラーコードはまた違う)。配線はテスターチェックした限りでは正常なので、やっぱりピックのサイリスタあたりがダメになってるんだろうか?全く同じトラブルの話が出ていたので、メーカーでリコール出してないかと期待して連絡したが、「SANYOのOEなんでわっかんないです、本社なら分かるかも」って話だった。うん、そうだよね、OE販売なんて消費者にメリットなんてないよね。

 ・仕事は草刈機で非常にてこずった。エンジンが掛からない掛からない、掛かっても不安定で止まるし。キャブを二回ばらしてもダメでプラグ交換したら一応刈り終わらせる事は出来たが、1度とめたらまた始動不良おこすし。原因の一つはエアクリで、普通湿式はオイルための先にはラフはスチールメッシュフィルターを配置するのがセオリーだが、こいつは普通の濾紙タイプのフィルターを使っている。なので、フィルターが濡れるとすぐに目詰まりを起こして空気抵抗になるのではないかと思う。てか、このフィルター、サイズ的にも組み込み方もおかしいし、純正品じゃないのかもな。紛失している底の部分と一体の物があったのかも。底がなくなって当座付けた物かな。もう一つの問題はキャブのオーバーフローで、フロートピンが渋くて外れないのでOHでもいじらなかったが、最後はガンガン漏れ出しててエンジン止めるとあふれてくるぐらいだった。原因はタンク内のゴミの噛み込みなんだろうが、普通はインラインフィルターや沈殿カップである程度は取れないといけない。しかし、燃料コックのカップが非常に小さくて全く意味をなしてない。これは設計者がカップの意味を理解してなかったのだろう、ロビンもやわな技術者ばっかりになったものだ。フロートピンは単純に部品精度が悪いとなる。安定のミクニなのでお察し、無理に外すとキャブボディーが折れるのが嫌な所だ。すぽすぽはずれるピンも作業性悪いんだけどね。

 ・その後トラクターかけようとしたがバッテリーは充電してあったが全くクランキングしなかった。バッテリーは寿命で、電圧見たら2日入れておいたのに危険電圧まで下がってた。これD型バッテリーだから高いんだよ・・・まあ75D28ってのは昨今では減っていて、普通75はD23あたり。つまり、バッテリー交換で「こんなのはいらねえよ!」って嘆いていた問題が大分良くなる。ただ、これが本当にバッテリーの問題か分からなくてちょっと怖い。経験上、いくらバッテリーが弱っていても全く動かないって場合は違うトラブルを抱えている事が多い。具体的にはシリンダー焼き付きとか電装系のショートとか。シリンダーに関しては冷却水が嫌な感じで減ってるので、水漏れして水ロックしている恐れがある。電装系に関してはネズミが巣を作ってたのでかじられている可能性がある。なんと燃料チューブのリターンがかみ切られていたので、交換したが、なんで要らんことするのか。
  最後の畑カタしてたらワイン瓶が投げ捨ててあって「誰だよこんな事するのは」と思って見たら、なんとロマネコンティの1966年だった。価格で言えば170万~200万ぐらいですね、あればですけど。ラベルに疑わしい点は無いというか、私には分からないけれど、ナンバリングなどがスタンプなので安いイミテーションには見えない。ただ、大分野ざらしで痛んでいるし、1966年ならもっと年期が入っていてよさそうにも見える。最大の疑問は首の封緘にピーロートジャパンって書いてある物が残っている点だ。確かにピーロートジャパンも入れてはいるが、DRCの本来の物が貼ってないのは意味不明。ボトルも古くは感じませんでしたが、肉厚に感じました。今度ワインショップで聞いてみるかな。

 ・1000リットルタンクも届いたのでとってきました。空っぽなら辛うじて人力で移動、一輪車運搬が可能です(70kgぐらいのはず)。ガードのパイプが張り巡らされていて堅牢そうですし、黒色タイプなので藻の心配もありません。チューブで潅水する予定の園でポンプだと圧が高く時間がかかりすぎる場所で使ってみる予定です。ボールバルブもついてるし、工業的に面白いコンテナです。

 ・研究会の総会に出てきた。33人いるはずだが、25人ぐらい出席、割合は多いな。現在やっている事は、新農薬のテスト(未承認薬の臨床試験、出荷出来ない)、既存薬の使ってないののテスト、試食会など新品種への取り組みなんからしい。今回はバクテローズというクラウンゴール対策の生物資材を苗でテストする話をしていたが、正直研究部会として本部からお金もらってやる意味あるのかな?って感じだった。
  最大の問題は研究部員が研究の意味を理解してないケースが見られる事。処理した苗を配布すると言っていたが、果樹部会長が「出来れば比較対象として処理区と未処理区を作って比較しないと有意差が出ないか分からない」って言ってるのに「後で出て切るのは嫌だフジコフジコ」って言ったりする。確かに100%発病する病気だったら対照区を設けず防除効果を確認出来ない訳ではないが、そうでない病気だと対照区実験は必須だし、後で発病して切るのが嫌なら部会から苗の供与なんか受けてはいけない。自分でその薬をテストすりゃいいのだ。タダで苗もらう会と勘違いしている感じがしたし、実際そういう役得で釣ってる感じもした。
  そもそも、新薬なんかも大抵は大企業や大学が実地テストしているので、有意差がなければ登録はされない。であれば、ヘタに散漫な実地導入して効果があるかないか分からないなんてのはやる意味がなくて、同じ手法で追試をやるぐらいでなければいけないと思うし、その手法を統一して行うべきじゃなかろうか。その試験手法すら分からなければ、何を評価しているのかって話になろう。
  逆に面白かった話としては、育苗と優良系の選別のお話。地元から優良系を選別しようという話は出ては消え出ては消えなんだが、同じ農協の別の研究部会では育苗事業も行っていて、苗の販売を研究費用にあてており、当然ある程度の選別も行えてるのだろう。過去にはこの研究会でも育苗を行っていた事があり、やはり加温して発根させていたそうだ(リンゴの野箱に接ぎ木したのを刺して、地面に溝掘ってビニールを敷いて温熱線を張った物の上に置いて、上にはコモを入れていたらしい)。私も近く見学させてもらう予定だし、別の元指導員に聞いたらいいんじゃねとも言われた。
  そう、系統選別を行うと今度は育苗の問題が出てくるのだ。確かに穂木持ち込んで育苗してくれる業者もいて、費用は普通の苗の1割高ぐらいなので、外注で出来ない訳ではないが、やっぱり自前で管理して後まで見ていかないと育苗というのは難しい。そうなると、第一段階では安定培養があって、その後で優良株選別って事になろうかと思う。苗育成は他にも台木部分の延長(クラウンゴール対策としては一番いい)、本圃場に二年苗を導入出来るなどいい点が多いのだが、研究会がそれを継続していないってのは割と大きな問題じゃないかと思う。

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Posted at 2015/03/24 00:54:51

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この記事へのコメント

2015年3月29日 10:53
薪の確保も大変なんですよね…。(汗)

うちも昔は風呂なんかは薪でした。当然、家庭ゴミ程度では風呂は沸かせませんので何かしらの手段が必要になります。

幸い、親父が木工関係の職場だったので廃材が手に入ったりしてました。

ただ、サイズが大きいと切ったり、割ったりと、その辺の手間も力仕事でした。

そうそう、煙突掃除も面倒だったような…。自分は小さかったので、見てただけですが。(苦笑)



コメントへの返答
2015年3月29日 11:32
 うちは記憶にある中で薪で風呂を沸かしてた時代がないですし、暖房もずっと灯油でしたね。当時は灯油も安かったですし、温暖化なんかも誰も知らなかったので・・・

 廃材は燃料としては理想的ですよね、乾燥してますし最後のリサイクルとして活用出来ますし。良く乾燥した杉材は斧で割ると気持ちよく割れるので私は大好きです。時々派手に飛び散って当たったりしますので、むしろそちらが心配かも。ただ、昨今は現場発泡のウレタンが張り付いてたりするので、あれは厄介そうです。

 煙突掃除は定期的にやらないと煙が逆流したり火災になったりするのでしっかりやらないといけないですね。うちは二重煙突化して更にススは溜まりづらくなりましたが、重くなって垂れ下がって連結が外れてしまってました。引きが弱くなったと感じましたが、それでも多少の隙間は関係なく吸い上げてくれてた事にはびっくりです。

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