2015年05月05日
・昨日、5年以上前に作った屋外倉庫の扉の蝶番がもげたので修理した。扉はラティスを利用していて、これが強度不足で菱形に変形しだしていたので、コンパネの端材を切って隅に取り付けたら、かなりがっしりして変形もなくなった。超簡単な工作だったので、なぜこれをやらずに不便を感じながら使っていたのか実際不思議。
・猫の里親探しのHPで子猫が載り始めた。残念な事だが、嬉しい事でもある。玄関の二重ドア化で脱走防止は出来そうな気がする。どのみち二重化は必要だったし。あとは台所は基本的には出入り禁止にして風呂場をトイレと食事スペースに割り振れば、二階の窓に金網張ればいけそうな気がする。
夕方に行ってみたが、相変わらず私にすっごいなつっこい猫がいる。話だと「いつも腹みせてくる子は食事ダメで痩せてる」って話だったが、こいつは明らかに丸丸と太ってるから違うし、私にだけ相性がいいんだろうか?今日は白い若猫もよってきて、久々に噛まれたり足の親指しゃぶられたりした(猫は何故かそれ好き)。
・農薬について、先日も自然農法をかじった人が「農薬があるとすぐに口に入れられない」とか言っていたので、「笠なしでボルドーでもうってるんですか?」と聞いたら「根から吸われたのが上がるから」とか言っていて、極端な農薬アレルギーをキャッチーな商売(出版とか宗教とか)の正当性に使うなよと思った。あとハイポまきながら「木村さんが~」とか言うのも禁止な(自然農法は化学合成肥料を否定しているから)。
農薬が危険というのは事実だが、物によってリスクは異なり、作用系も当然違う。根から吸収されて作物体内に殺虫成分を含む物、まあオルトランなんだけど、あれは最近は短期暴露評価の出荷期間制限に引っかかりだして登録抹消が増えたが、果樹にはそもそも使わない。なにしろあの体積に効くほど散布できないし、それで駆除できる害虫でもないし。
また、収穫直前に使う農薬であるボルドーの成分は土に落ちれば自然に存在する成分なので、根から吸収されるイオンになった時に天然由来のと何も変わらない。同様に石灰硫黄合剤も土中では別の化合物になって薬効がない硫黄を使っている。
少し心配なのは浸透移行系の農薬だ。農薬の残効をもたせるため、表面から染みこむ性能がある農薬はある。ホライゾンドライフロアブルとかだ。殺虫剤ではないし、使えるのも出荷の21日前なので、ほとんど分解しているだろうとは思うが、殺虫剤でこの系統のが出てきたらさすがに危ないかな?とは思う。ただ、浸透しないが強力な殺菌剤があったとして、どっちが安全なの?って話にはなると思う。ホライゾンは2500倍とかなり薄くして散布可能なので、それだけ低濃度だし、そこを1000倍希釈の農薬散布すりゃ目立つ。もっと怖いのは、GM作物で、極端に言えばソレ作れば無農薬可能かも知れないけど、そのリスクって分からない。自然環境やコスト考えたら良い作物もあるかも知れないし、遺伝子汚染で大変な問題を起こすかも知れない。
・水田の除草剤とか購入、聞いたらベントナイトが結構安かったので、10袋だけ入れて見る予定。なにしろ漏水がすさまじく、半日すらもたなかった。年々ひどくなってる気がするし、畑とか全く関係ない場所にかなり地下水として流れ出ているのが見えるから。上手く行けばフィードバックも出来るし、この量なら逆に水が抜けなくて困るって事もないだろうし。
・デラの房ごせ、地元は終了して遠方に行ったが、そっちもかなり進んでいて、予想としては11日らへんじゃないか?って声が聞こえた。じゃあ地元のは10日らへん?消毒どうするんだよって感じだ。パープルも房選んでおいたし、巨峰も芽欠きと房ごせやると成長は良くなるのでやりたい所。空調服大活躍だが、バッテリーが弱く感じるまで使ってしまったので、今後が怖い。また天気が晴天続きなので、ジベ処理前後から酷い悪天候になるのではないか?というイヤな予想も。遠方園は耕運機が凸凹にしたままで、雑草も生えだしたので、1度草軽く刈ってから耕したい。肩は結構はってきた。無理出来るうちに1度降ろして休息ってのをやれば1日動くけど。デラの腐った液体と固体の回収運搬終了、これで病原菌はとりあえず園外に。また暗渠にパイプ入れて疎水材も入れて見たが、かなり使う事に改めてびっくり。それだけ土を上げたんだから当然だが、それを埋めれば当然土が余る訳で、ハウス高床にでもするか?
・明日の予定:水田はベントナイトが来るのが多分4日後ぐらいなので、田植えは13日あたり?もしかしたら、荒代を深くもう1度やるかも。枝焼は疎水材分残してもう焼けるというか、焼かないと垣根張れない。デラ房作りと巨峰の手入れ、ジャガイモとかトマト植える。
Posted at 2015/05/06 21:32:24 | |
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2015年05月05日
・デラの房ごせ、一番進んでいた雨よけのは終了、パープル苗も見て回り水やりと摘房、水田の下の田を湛水して荒代。一つだけ、どこを耕してもふさがらない穴があって困った。結局よい手段ではないと思いつつも、出ている穴の方を塞いで当座凌いだが、そのうち漏水するだろうなぁ(落ちてるのは私の水田だから誰が困るでもないが)(水圧が低かったので、地下水が抜けてる可能性がある)。とりあえずトラクターが耕せる範囲で結構深くまで練り込んで漏水対策したら、上の田が今年は割としっかり湛水出来ている。下の田は荒代かいただけなので漏水が酷いし、浅耕は漏水田だとやっぱりダメかもなぁ。ハウス園の横の人にも棚の件を連絡。天気は案の定明日明後日の雨は曇りに変わっていた。ポンプで潅水すると雨が降るというジンクスがあって「無駄になるか」と覚悟していただけに、ちょっとだけ嬉しい。もちろん、ちゃんと降ってくれる事が望ましいが。気温もそこそこ下がるようなので、作業時間が取れそうなのは嬉しい。パープル園の横の横着管理の園の人が来ていたので、最低限剪定枝は焼却し、芽が出なかった枝も虫が入っているので剪定するように「お願い」する。趣味栽培のやり方まで言う積もりはないけど、手抜きの口実に自然栽培を引き合いに出すのは止めて欲しいかな。農薬はそんな危険でもないし、木村さんも農薬使ってちゃんと管理できた上で相当手を入れて苦労してやってるのだ。最後に弱樹勢のデラに尿素散布、背負いは新型ノズルがとても良い。散布量が多いので早く進むってのが良い。現代農業の最新刊も出ていたが、最近農薬特集をしょっちゅうやるのはあまり嬉しくない。独自で防除暦作らなければいけない人とか、まあ防除の勉強自体にはいいんだろうけど、他の面白い連載を全部消してコレだと、高いお金払って農薬メーカーの宣伝読んでいる気分になる。他の特集はちゃんと本編があった上でやってるのに、農文協何考えているんだろう。
・そういえばGWは松本のクラフトフェアじゃなかったっけ?と思って調べたら、今年は5月の30、31日だそうだ。昨年は24,25日で最終週の土日らしい。そういえばジベ二回目抜けて見に言ったんだっけ。今年こそ行こうと思っていた大学の先生のオープンハウスも行けなかったし、5月は正直忙しいわ。とは言え前倒し前倒しでやる事が農業では肝要だと思う。同じ作業をやるでも、早い場合は楽で、後ほど大変かつ効果が少なくなる物が結構ある。もちろん、そうでない物もあるけどね。工芸の5月もなにかイベント見られればいいんだけれど。
・明日こそ苗の移植、水田水管理、枝焼きもそろそろ燃えるだろうし、他の園のブドウの成長具合もチェックして房作りとか芽欠きとかやる時期かも知れない。
Posted at 2015/05/05 20:09:43 | |
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