2015年09月03日
・朝、デラを出荷、これで地元の最後だが、歩留まりが悪く5ケースだった。あとパープルをとりあえず1ケースだけ一房で出して前の収穫分を全部出荷、大分バラツキがあるパックになったが、苗園のはやっぱり品質が不安定。とくにパラい房やシイナが目立つ。これはジベ処理がはやすぎる事でなりやすく、つまり成園より花の生育がちょっと遅かったのだと思われる。
・カラス駆除関係は一つ動きがあったが、別の人の所にすごい団体様でいてガシガシつついてた。もう色々あって、ほんと田舎は面倒だと思うわ。下校途中の小学生が声をかけてきたのでブドウを一房やって友達とくいしな帰って行った。
・その後遠方デラ園の収穫をはじめたが、病気はひどいわ着色悪いわ病気すごいわ。グザグザに腐るのではなくカラカラとした病気なので除去が楽なのが救いだし、しなびになった分、この長雨でも裂果は無かった。
・ワイナリーで新リリースのシャルドネ2014樽発酵を購入、2013の樽熟成も高評価だったが、こっちは銀賞。あと、ドライトマトが売っていたので購入、味が濃く歯ごたえもあり、オリーブオイルにつけるとワインのおつまみとしても最適という事だった。健康的でおいしくて言う事ないかと言うと、値段が40g程度でも400円もするので、単価が滅茶苦茶高いって問題がある。お店の人とも話したが、加工のプロに言わせると「乾燥というのは加工としては最悪で、目方が減るので価格競争力が下がる」んだそうだ。これがジュースとかだと、歩留まり8割程度で済む。
・地元デラ園ではよく子猫を見るようになった。黒いのが親猫でアメショ柄が二匹、黒猫が一匹かな。生後3週間ぐらいで黒が一番生育が悪く、逃げて行っても取り残されてじたばたしている。放置しかないというか、もう飼えないで保健所送りがいいとも思わないが、野良猫増えるのも嫌な話だ。幸い家からはやや距離があるので住環境には影響ないし、ブドウ園も特に被害は受けないだろうが。むしろ野鳥は若干警戒はするかも。
・コストダウンの本を読んでいてはっとしたのだが、生産効率のアップは改めて重要だと分かった。それは資材なんかは生産量が増えたら単純に使用量も増えてコスト的に変化はないが、労働力だけは効率化で生産量が増えれば下げられる種類の費用だからだ。別の見方をするなら、労働単価を上げるのが自分の労働力を売っている場合の目標になるのね。これは人雇う場合は人件費を下げるって事になるのでややこしいのだが、つまりそういう事だ。
で、最近「これは良く無いな」と思っているのが農産物の発送注文。お客さんが直接発送してくれるとか、発送伝票書いてくれるならまだマシだけど、伝票すら書いてない時って時間単価で見るとムチャクチャロスが大きい。伝票一枚書くのに3分、特別な梱包とか箱詰めをするロスが5分、宅急便に持ち込んで送料払ったりするのが15分、軽く30分程度は自分の労働力を使ってしまう。注文受ける電話だのメールだのも面倒だ。これをまともに賃金計算すると1000円程度は貰わないとメリットがないが、農協出荷と直売の差額が1000円になるってのは最低5000円、出来れば1万円ぐらい使って欲しい。もちろん量が増えれば人件費コストが減るのは上で書いた通りだ。直売でも発送は梱包料などプラス100円程度請求している所もあるのだが、中途半端な金額は嫌いなんだよねぇ。直売メインでやっている人はある意味尊敬するわ。もちろん、販売価格を上げればそこらへんはクリア出来る訳で、実際超高級路線だとアリ。ただ、うちは知人や近所の人からの注文なので、キリが良い中で思いっきり安くしているから、難しい注文はやっぱり困るかな。
・子猫に鹿の生肉あげたら大喜びで食べている。冷凍保存しているので、凍ったのを割ってやってるのだが、まだ冷たいはずなのにほとんど無くなっている。
Posted at 2015/09/03 20:47:00 | |
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