2015年11月09日
・干しぶどうは最初の頃干したのは全部全割と同じぐらいに乾燥してくれた。多分だが元の皮の薄さ、しなび具合と、薬液の処理の時間なんだろうかと思うが、それらを全てコントロールするのは難しいので、多少ばらけててもいいかなと思う事にした。味の方は予想以上に皮や渋みが無くなって、干し柿とかの食感に。ネーミングは丸ごとは鹿の糞、半割はウサギの糞にしようかと思ってる(嘘)。
・ベランダ温室だと割と干しっぱなしで見事に乾燥したのと、これから干しカゴが空くので次やってみたいのが干しリンゴ、という事で5つほど早速作って見ました。林檎は葡萄以上に水分が多い感じなのと、チップスが好きなのでスライサーで細切りにしてみました。最初手でおろす道具を使いましたが、最後の方が手を切りそうなのと、切った林檎がすぐに容器に一杯になって効率が悪いので、電動調理器のお世話に。フードプロセッサーなんですが、スライス用の円盤を取り付ければスライスも出来るという道具で、その目的も期待して買ったのですが、投入口が小さくスライスの最後の部分の残りが結構大きいまま巻き込まれるのでスライサーとしてはあまり便利ではありませんでした。しかし林檎相手だとさすがに運動エネルギーもすさまじく、あっと言う間に林檎スライスが出来ます。ただ、やっぱり手動の方が鋭くて綺麗かも。
あとはこれを干しカゴで干せばいいみたいですが、葡萄以上にくっつきやすいので、小まめに攪拌の必要がありそうです。クックレシピを見ると皆さんオーブンで焼いてパリパリにしているようですが、あんな手間かけてやるの面倒(きれいに並べる必要がある)。天日干しならエネルギーはタダですが、時間は2週間から3週間ぐらいだそうです。温室なら2週間もあればいけるかな?ある程度乾けば割と広げやすいのではないかと思いますが。どんな味になるのか楽しみです。個人的にはフリーズドライのあのパリパリしていながらぬったりとした口溶けが好きで、味的には中華土産で昔みた酸味がきつい奴(多分揚げてる)が好きです。林檎も簡単に加工品にして長期保管できれば半端物も有効活用出来るんですけど、天日乾燥でも前処理が結構面倒なので、これが林檎を投入したらスライスして並んで出てくるとかならいいんですけどね。まあ、皮剥いて八割にする過程で傷み部分を捨てられるってのもメリットではありますが。仕上げ乾燥で揚げとか焼きとか試してみるかな。
・ところでこの手の奴の価格は結構高い。直売所だと干しぶどうは100グラム1000円、林檎チップスも製品だと80gで500円とか20gで100円とか結構強気です。干してカサが減るのと、加工・梱包代がかかるからしょうがないかな?とは思っていましたが、実際どのぐらい目減りするのか分かりませんでした。で、干しぶどうですが、おおよそ12g~16gの物が3gとか4gになってます。大体1/4って所ですね。ブドウの水分はおおよそ83%らへんだそうなので、カラッカラにすれば1/6あたりまで行きそうですが1/4ぐらいが食べた感じ普通の干しぶどうって感じです。林檎はやや多くて85%あたり、梨は予想通り90%近い水分量です。逆にバナナが75%と低いのは、バナナチップスなどからも予想通りですね。
話戻って元の重量が4~5倍だとすると、100gの干し果実は4,500gの物になります。ブドウで500gだと出荷価格でも300円は超えますし、小売りなら500円ぐらいは欲しい所ですから、干しぶどうは原料費はそれなりに掛かっている事が分かります。乾燥はブドウは乾きづらいので機械乾燥だと3日ぐらい掛かりそうですし。林檎の方は単なる干しリンゴだとすると500gだと原料費は200円前後かなと思いますが、いかんせん加工が手間です。ブドウのように房から外して干しておけばいい訳ではありませんから、ここが安くするポイントじゃないですかね。
世の中には面白い発明をする人もいて、林檎を皮むきと同時にスライス、芯抜きまでしてしまう道具がようつべにありました。皮むきと芯抜きはまあ分かるんですよ、あのグルグル回す奴が同時にある程度ネジで進む事によってくりぬき部分に刺さっていく訳です。面白かったのはスライサーで、これテレビでも何度か見て、最近は夜店でも見るんですが、スパイラルスライサーとかスクリュースライサー、ロータリスライサー、トルネードスライサーって呼ばれる「渦状に連続して切り分ける」という構造になっていました。林檎をセットして回していくと、皮がむかれ芯がくりぬかれつつ、スパイラルに連続した林檎のスライスが出来るので、とっても面白そうです。あとはクランプ部分を工夫して上手くセンターを咥えてくれるようにすればほんと楽になりそう。製品は連続して長いので、吊るし干し(大根みたいに)すれば表面積が増えて乾燥速度も上がるし床面積あたり置いておける量も増えます。
これ、検索したらマトファー社のアップルピーラーらしいのですが、価格がばかげてました。希望10万、実売7万前後ですね、現実見て無くて笑えます。同じ原理の商品が2000円で出てましたが、コピー品なのか扱いが小さかったり性能は不評。芯をくりぬく行程が不思議でしたが、何のことはなくてスライスする刃の先端が折れ曲がっており、そこで芯もくりぬいていました。まあ、ほんと考える事はスゴイわ。
・今日は湿度が高く暖かくて昼間から薄暗く、ものすごい眠かった。実際昼寝してしまったのだけれど、一時期のように際限なく寝られそう。少し用事終わらせた。
Posted at 2015/11/09 23:03:35 | |
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