今日ご紹介する1台は先日の宇部店の作業からスバルのレヴォーグです。
カロッツェリアの楽ナビとトレードインスピーカーを装着した状態で入庫となって・・
トレードインのツイーターを取り外して・・
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターとピュアコンを取り付けて、普通とはちょっと違うベーシックパッケージの状態で一度出庫していました。
しかしミッドスピーカーがカロッツェリアのトレードインのままだったので本来のベーシックパッケージの音になっていなかったので、後日純正スピーカーに交換する事になりました。
純正スピーカーのマグネットはこんなに小さくて、とても上のトレードインに比べたら良い音が出る様には見えません。
自分がもし一般のユーザーだったら「こんな物で良い音が出る訳無いだろう。」と言うでしょう。
しかしマグネットの大きさだけで磁力の強さが決まる訳ではなく、例えばポルシェのBOSE仕様のウーファーは小型の金属でシールドされているマグネットを使用していて、小型でもマグネットの種類とシールドで強力な磁気を発生する事が出来ます。
不思議とマグネットの小さい純正の方が低音が出ていて、300~400ヘルツあたりもしっかり出ているので純正に戻しました。
次にトレードインのツイーターを入れるために一度外されていたダッシュ上の中高音用のスコーカーを元の位置に戻します。
ただ元に戻すのではなく、丸の中にある黒いハイパスフィルターを外してダイレクト化して取り付けます。
ここはフルレンジの信号の低音部分をスコーカーに入れない様にするパーツですが、質感が悪いので純正は使わず、ピュアコンのパーツで低音と高音をカットして中音域のみの再生にします。
これで純正スコーカーなのに綺麗な音を再生出来る様になりました。
スピーカーの取り付けが終わったらグローブボックス下のピュアコンのパーツ構成を2WAYから3WAYに変更して音を鳴らします。
クセが強くて本来必要な余韻が消えているトレードインスピーカーから純正ベースの3WAYのベーシックパッケージに変わって音は良くなったのですが・・
まだリアドアにカロッツェリアのトレードインスピーカーのコアキシャルの物が付いていて、それが妙に絞り込んだ音がしていてフロントの上手く融合しないので交換する事にしました。
リアドアもスバル純正の16センチフルレンジに戻して、中音域に余韻と厚みが出ました。
結局トレードインのツイーター・ミッド・コアキシャルと全て外した方が本来の音楽に近い音になり、お客様は「前の店で音が良くなるからと勧められたのに・・」と言われていました。
トレードインスピーカーは音のレスポンスが良く、量販店のディスプレイで正面で聴いて衝動買いする様な音になっていますが、正面で聴いた音が車の中で同じ音が出る事はなく、本来あるはずの余韻がなくなっています。
1990年代の半ばまでは日本のメーカーも、味の有るいいトレードインスピーカーを作っていたのですが・・
Posted at 2015/06/26 11:47:31 |
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