今日は福岡店のピットから30系のプリウスのベーシックパッケージの取り付け作業をご紹介します。
システムはオーディオレスの純正の6スピーカーにサイバーナビが付いている状態で入庫になりました。
ドアスピーカーは縦に楕円の低音が十分出ているスピーカーで、ここを丸のトレードインに交換するとローエンドが出なくなるのと、400ヘルツ付近の中音域がやせて
聞こえるので普通のトレードインでは交換しない方が良いと思われます。
低音はそれなりに出ているのですが、完全に純正の状態では音のタイトさに欠けるのでドアを開けていつもの25200円のベーシック防振の施工を行いました。
今回はもっと静粛性を上げて音質を良くしたいという事で、ドアの内張りのプラスティック裏の防振も合わせて行いました。
下処理を行って薄いセメントの様な材質を塗りこんで乾かします。
モワーッとしたプラスティクの残響とロードノイズが減衰して、断熱効果があるので
エアコンの効きも良くなります。
難点があるとすれば感想に時間がかかるので他の防振と違って2日はお車を預からないといけない事ぐらいでしょうか。
ドアの低音部の次はダッシュの中高音の改善です。
30系プリウスはダッシュ上のグリル内にスコーカーに近いタイプのツイーターが付いていますが、ここをレンジ変更を行って中音域用のスコーカー化します。
高音域はカットして後から付けたJBL製のツイーターにバトンタッチして、その分中音域をもっと下の周波数まで引っ張ります。
それでトータルでフロント3WAYの構成になるのですが、2WAYから3WAYに変更そして音質をアップする決め手はグローブボックス下に仕込むピュアコンです。
ただのパッシブネットワークと言ってしまえばそこまでですが、ユニットやパーツに書き込んでいる値を微妙に変えて音質をコントロールしています。
30系のプリウスは何度も作業いているのであらかじめ最も生音に近い音が出る値が探り出してあります。
全ての結線が終わって音が出たら次はサイバーナビのイコライザー調整です。
自分の調整用CDとお客様の音源の両方で調整を行いますが、何と・・
ハードディスクの中にはギタリストの押尾コータローさんの楽曲が入っていました。
以前コータローさんが山口県に来られた時にデモカーのベンツで移動された事があって、その時に助手席でご自信の楽曲を聴いておられたのですが、一度車を止めて音調整を行いました。
いいところまで行っているのだけれど、あともう一歩は欲しいという事でコータローさんの意見を聞きながら自分があれこれ動かしていたのですが、音のツボが決まった後に・・
ポスターにコータローさんが感想を書かれて、それを後からスタッフからこっそり渡されました。
その後他のアーティストさんもデモカーに乗られて今のサウンドピュアディオの音になっていますが、ご自分が聴かれるアーティストさんも音作りに加わっているピュアディオの音には、きっとプリウスのお客様にも満足して頂ける事でしょう。
Posted at 2013/04/24 16:41:54 |
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