今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業からトヨタのヴェルファイアです。
トヨタ純正の工場装着のワイド画面のナビ付きで入庫となりました。
天井スピーカーや・・
センタースピーカーにサブウーファーなど合計18スピーカーのプレミアムサウンド付き車です。
最初はヴェルファイア・アルファード18スピーカー車用のベーシックパッケージを取り付けられていたのですが、もっと音を良くしたいと外部アンプの取り付けやスピーカー交換のシステムアップを図りました。
18スピーカー車は車両アンプがマルチチャンネルになっていて、純正スピーカーに合わせた周波数幅しか音が再生されていないので他のスピーカーを取り付けると足らない音域が出来てしまいます。
普通にハイローコンバータではあちこち取る場所を変えてもどこか足りない音域があって、そこで某メーカーの純正信号を複数ミックスしてフルレンジ化するプロセッサーを取り付けました。
そうは言ってもハイローコンバーターもチューニングして音を良くしているぐらいですから、ミックス信号を作るプロセッサーもチューンしました。
上のノーマル基盤に対して下のチューンド基盤は信号系のパーツを20ヶ所交換していて、電源系の5ヶ所の交換を含めて何と25ヶ所のパーツをグレードアップしています。
基盤裏のハンダ付けもノーマルに対して・・
チューンドでは100ヶ所以上高いハンダに入れ替えています。
このハンダ付けは再加熱してはいけない所と、効果が得られないであろう所を除いて行い、純度の低い最初のハンダに高いハンダを加えてミックスして一度吸い取り、下地を作った後に高いハンダを差し込んで更にエアーを噴いて急冷却して中の
結晶の並びをきれいにして音質をアップするというとても時間がかかる作業を行っています。
だいたい半日以上はかかりますが、どこかで音がロスっていてそれが改善出来ると分かっていれば手を入れたくなるのが自分の性分です。
このプロセッサーで18スピーカー車からフルレンジの信号を取り出したらパワーアンプにつないで、後は普通のオーディオの様に2WAYスピーカーが取り付けられます。
ツイーターはワイドスタンドを製作してJU60と・・
ドアにはアウター・スラントのバッフルを製作してピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けています。
最後にトヨタ純正のナビの3トーンでの音調整とプロセッサーのダイヤルを動かして音を追い込みます。
いつもの様に何度も生演奏で聴いた事のある楽器の音やボーカルの音声を使って生音に近づけます。
おそらく知らずに仕上がりの音を聴いたら最初からフルレンジ出力が出ているナビ
オーディオとの差が分からないぐらいです。
追伸 カロッツェリアから純正ナビの音が良くなるというプロセッサーが発売されていますが、あるお客様がピュアディオに来店される前に他店で購入されて満足出来ずに置いて帰られた物があります。
スピーカー出力を微弱な電気信号に変えて、それを更に光デジタル信号に変換して、その後に光信号を微弱電気信号に変えた後にアンプにつないで増幅するという超ややこしい方式です。
ピュアディオでスピーカー出力をダイレクトに変換してアンプに送ったらスコーン!
と全く別な音になりました。
この話をウソだと思われる方はショップで電気と光と光と電気を変換する部分を見て下さい。
あまりに貧弱で、これでは逆に変換した分音に余韻や艶が無くなるのがお分かり頂けると思います。
実際オーディオテクニカがこの変換部分を電気信号に直に変換できるアダプターを作っていて、それで音が良くなるという事は、その変換は最初からいらないという事です。
このプロセッサーは『自分以外に被害者が出ない様に。』と店に置いて帰られた物です。
Posted at 2014/06/28 11:07:40 |
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