今日8月14日までサウンドピュアディオはお休みで、明日15日より通常営業となります。
され今週店頭でお客様から頂いたご質問を2つお答えさせて頂きます。
まず一つ目は、「最近井川ブログを読む様になって、お客様の質問にお答えしてを選んで読むのは大変なので、何か良い方法はありませんか?」という質問についてですが、簡単な方法があります。
それはこのブログを題名を押して詳しく読もうとすると、右横にリンク・クリップが出てきて、その中の『続・お客様の質問にお答えして』を押すと、このブログをアップする前で54の記事が表示されます。
その上の『新・お客様の質問にお答えして』は続編が出る前の書き込みで、少し内容が古いの今の車や製品とズレがあるかも知れませんが、興味のある方はお読み下さい。
更に何も前に付いていない『お客様の質問にお答えして』は、今の時代にはあまりあっていないのであえてまとめて読める様にはしていません。
そしてもう一つの質問は「よくピュアコンの世代について書かれていますが、実際には数値で何世代とか書かれていないので、そこを知りたいのですが?」という質問と同時に、「よくネットのオークションでピュアコンの中古が売りに出ていますが、あれを買ったら安上がりなのでしょうか?」という質問を頂いていますので、まとめて説明させて頂きます。
ピュアコンは1993年の秋に考案された、パッシブのクロスオーバーをブロック化して、パーツの組み換えの時間を極端に短くした物で、当時のオリジナルネットワークはケースを開けてハンダを溶いてパーツの組み換えを行っていたら製作に何日もかかっていて、価格も10万円前後と今のツイーターとケーブルと工賃を合わせたぐらいの価格で販売しないと割が合わない様な製品でした。
また市販のホームオーディオ用のコイルをジワジワほどいていって希望のインダクタンス値を探っていると、ほどき過ぎてコイルをダメにしないかと焦りがあって、本当に良い値がどこか合わせる事が困難で、一番良い値の手前で『寸止め』みたいな音調整になっていました。
それをコイルを外付けにして、多くのストックを事前に用意する事でほどき過ぎを恐れる事が無くなって、ピッタリの値を探す事が出来るという方式が完成しました。
コイルに関しては最初は10マイクロ刻みが5マイクロ刻みになり、それが後に1マイクロ刻みとなると、音はピッタリ合ってもコイルの在庫数がとんでもない数となって、かなりの数を販売しないと元が取れないという難点も出て来ました。
ちなみにZSPーMIDのスピーカーに関しては0・5マイクロ刻みで、その差が分かるスピーカーなので、それ用のコイルは0・5マイクロ刻みで在庫しています。
逆にブラックボックスの方は最初の物が170系というモデルで、スタートから2006年までのモデルが170系の製品で、2006年の途中で170系ですが数字パーツの表記の桁が2ケタから3ケタに増えて、測定精度を10倍にして左右の値のペアリングの精度が上がった後期モデルとなりました。
そこから3ケタ表記の170系のブラックボックスは2020年に180系へと変わって、表記は3ケタからは上がっていません。
しかし近年段々純正のディスプレイオーディオ化が進んで、180系のモデルで若干インピーダンスを上げ気味で作っているのが、もう少しインピー―ダンスを上げないとパワーが出て来ず、190系とモデルが代わり、それでもまだインピーダンスを上げる必要が出て来たのでとうとう今年200系のブラックボックスを発売する事になり、見た目は同じでも記されている数値が違うと新しい車種で使うと純正の車両アンプで十分にパワーが出ないので、体感音圧が減ってしまうという事が起きてしまいます。
カーオーディオ業界これまで適正インピーダンスより下げたネットワーク付きのスピーカーセットを販売する事で、スパッとヌケの良いサウンドをという大手メーカーが多く、その様な製品が自動車メーカーの専用オーディオの変更でどんどんこれまでの音が出なくなるという方向に来ているので。20年以上170系と170系の3ケタ表記のブラックボックスでビジネスが成り立っていたのが、2020年以降だけで3回のマイナーチェンジを行っているので、いかに自動車メーカーが市販のオーディオを潰しにかかって来ているかがお分かり頂けるでしょう。
サウンドピュアディオは以前はFC方式で販売店を増やしている時期がありましたが、加盟店がどうしてもインピーダンスを下げて抜けを良くする手法が辞められず、そのままその手法を続ければお先真っ暗でも辞められない店ばかりなので、2019年に最後の加盟店が無くなってからは、ピュアコンの値を選ぶ人が自分一人になったので、そこから時流に合わせてじわじわインピーダンスを上げて来ています。
実際にはこちらが製作したピュアコンを後から手を入れてわざわざインピーダンスを下げて販売していたので、その手法は先々お客様からお叱りを頂く様な間違った手法なのでした。
なのでネットでピュアコンのブラックボックスが売りに出ていたとしても、段々今の車には会わなくなって来ているのと、インピーダンスを下げる改造がしてあれば高音は出ても中低音の押し出しが無くなって、イコライザーで仮に上げても元が大きくズレている物はイコライザーだけではどうにも合いません。
よくお客様から言われるのが、「ピュアディオさんは加盟店が無くなってから音が良くなりましたね!」という事ですが、本店と違う値を入れる事で本店よりも優れていると勘違いしている人を指導しても言う事を聞かないので、そういう時間が無くなった分開発に労力がかけられる様になったら、20年以上変わらなかったピュアコンが今の車に合う様に急激に変えていけたからでしょう。
ところが困った事はロシアのウクライナ侵攻や、イランの戦争などで材料の調達価格が上がって来て、24金メッキの端子は4倍に上がり、銀入りハンダは2倍に上がった後に入手不能となり、せっかく良い音が出る様になったのに、当初の規格で製品が作れないという悩みが出て来ました。
そこで考えたのは24金メッキを使わなくて、亜鉛メッキや真鍮などを使ってコストを下げて同じ音が表現出来ないかと事でした。
当初190系のピュアコンのブラックボックス以上の製品は開発する予定がありませんでしたが、代車数台に亜鉛や真鍮を使ったピュアコンを取り付けて、中身をこれまでとはかなり工夫して、200系のピュアコンの試作品が出来上がっていました。
しかしどうしても190系の24金メッキを使ったピュアコンには音が及ばず、「これからどうしようか?」と頭を抱える毎日でした。
ここまで来て数字の話をされてもどう音が良くなったのか分からないという方も多いと思いますので整理すると、170系のピュアコンのブラックボックスは合成インピーダンスがやや低く設定してあっつたのが、時代の流れでややインピーダンスを上げようとするとこれまでのコイルの形状では電磁波を吸い込むような構造になるために、独自のボビンを製作して、そこに井川が一から手巻きでコイルを巻いて、190系では更にインピーダンスを上げるためにやや巻き数を増やして精度を上げていたのが、200系では巻きの密度を上げて巻き数を増やさなくてもインダクタンス上げてインピーダンスを上げる事が出来るという手法を取りました。
これを純正のディスプレイオーディオ付きの車両に付けると音が良くなるけれど、オーディオレスの車両に付けると更に音が良くなり、新世代のピュアコンが欲しいという方が増えて、毎日コイルを巻いていたら指に穴が空いてきたという話はアメブロの方によく書き込んでいます。
ただやはり24金メッキの端子を使うか使わないかは差が出るので、その部分は24金メッキで少し高くなる方をお勧めします。
今回はお客様の要望に合わせて数字で世代の説明を致しましたが、ブログを読んで店頭で自分の話を聞いたら「そういう事だったんですね!」と皆さん納得して頂いているので、どこで納得して頂いたというのを店頭で感じて、なるべくブログで読まれてもお分かり頂けるよう努力をしております。
店頭で「ここが分からないんだけど?」とし聞かれましたら、本人に直接ご説明して、「こういう表現が分かりやすかったのかな?」と感じましたら、またここで書き込ませせて頂きます。
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