今日ご紹介する1台は、一昨日の宇部店の完成車で、三菱のデリカD5です。
アルパインのディスプレイオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。
作業の方はまずドアの内張を外して、いつもだと何も貼ってない外板裏と書く所が、今回は工場装着の防振材が中央付近に横に長く貼ってありました。
その防振材を活かしながら4種類合計8枚の防振材を貼り合わせて行き、見える部分に黒い丸が2枚に黒い四角が1枚の、メタルが1枚のシルバーの防振材の6対4にカットした4の部分が写っているので、シルバーのカット部分が2枚が4枚になっているので、合計10枚で、写っている部分で半分で、もう5枚見えない部分に隠れています。
その場所の響きによって共振点の違う材質を選んでいるので、防振効果が高くドアの重さがあまり増えず、何よりも詰まった感じのしない心地良い響きが一番の魅力です。
純正のツイーターは鳴らなくして、ダッシュにスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、中級グレードの2WAYスピーカー的な鳴らし方にしています。
次にディスプレイオーディオの裏から音信号をピュアディオブランドのPSTケーブルを使ってグローブボックス下まで引いて行き、比重の高くて厚いMDF板を敷いた上に合計4ピースのピュアコンを取り付けました。
この板の質感も音質に影響して、コイル単体とブラックボックス内にあるコイル2つの合計4個のコイルから出る微弱振動を板に逃がして、それでクリアーな音を再生させるという、昭和のモジュラーステレオ的な音の改善方法を使っています。
デリカの純正スピーカーの位置はドアの中央ぐらいにあるので、かなり高い周波数までリスナーの耳に入りやすいので、ドア下のスピーカーに比べて巻き数が3倍以上のコイルを使って高音域をカットして、センターのデュアルコーンの部分がほぼ鳴らないぐらいのカットがかかっています。
この純正スピーカーは以前デモカーであったアウトランダーPHEVと同じ物で、アウトランダーがこの位置とドア下部中間ぐらいに付いていました。
そのデモカーはあるボーカリストの方と演奏家の方にベーシックの時に聴いて頂いた事があって、「こんな簡単なシステムでスタジオの音に近い音が出るとは!」と、驚かれていました。
純正スピーカーは音が悪いから使い物にならないは、業界が商品を売らんがための手法で、実際には使い方によって素晴らしい音が出るという事が立証されています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったらディスプレイオーディオの音調整で、まずはタイムコレクションを全てゼロにしてからイコライザー調整に入り、ここは最初から最後まで常にゼロのままです。
調整用の自分が実際にお会いして生音・生声を聴いた事のあるアーティストさんの楽曲を使って、イコライザーの強弱を付けてバランスを取りました。
ピュアコンに関しては以前デリカD5で使った値がピタッとはまって、値を微妙に替えた方が逆に音色がズレて聴こえたので、前のD5で出た値をそのまま使いました。
逆に最近では純正オーディオだとその都度クセがちがうので、常に違う値を探していたので、ちょっと不思議な感じがしましたが、これが最近もっともピュアディオで人気のあるアルパインのディスプレイオーディオならでしょう。
使い慣れたイコライザーをスイスイと動かして音調整が終わって、当日の午前預かりでその日の夕方6時に納車で、スピーディーに良い音に変身して、デリカD5は納車されました。
Posted at 2024/05/31 10:07:15 |
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