今日ご紹介する1台は昨日の福岡店の作業からゴルフⅦです。
純正のナビオーディオ付きで入庫となって、ベーシックパッケージとベーシック防振の施工を1年前にさせて頂いていました。
ベーシックなのでドアスピーカーはそのまま使用して・・
ピラーの純正ツイーターは鳴らない様にしてダッシュ上にJBLの25ミリサイズの外ドームツイーターを取り付けていました。
それにグローブボックス下にゴルフⅦに専用チューンしたピュアコンを付けてパッケージは完成です。
オプションのベーシック防振の施工も行なっていますが、国産車と違ってゴルフⅦは外板裏とインナーパネルとドアポケットの裏の3面に少しずつメタルやマットを貼って合計16貼っています。
今回はグレードアップのために再入庫となり、ドアの内張り裏のプラスチックにセメントコーティングを行なってカチッと小気味良い音が出る様にしました。
最初からフェルトが貼ってありましたが、これを一度外してプラスチックの表面加工をしてセメントが剥がれない様にしました。
意外とこの下ごしらえが時間がかかるんですけどね。
それまでのプラスチックが弱い所にフェルトを貼って外からのロードノイズを覆うのではなく、カチッとガードする事によって進入を防ぎ、オーディオの音も余分な震えが無くなって解像度が上がります。
スピーカーはインナーバッフルを製作して13センチのJBLのP560のミッドを取り付けました。
そこで一度音を出して純正ナビのバス・ミッド・トレブルの3トーンを使って音調整を行うと・・
ドアスピーカーを交換してドアからの高音の伸びが良くなったのでピュアコンのブラックボックスを一度外して中のパーツの値を3%ほど小さくして周波数レンジを狭くしました。
3%と言っても元のパーツがプラスマイナス5%の誤差が許されている場合は、最初に誤差0のパーツを使っていたのをマイナス側に3%低い物だけを2個選別して使うという様な極め技です。
数日前に別なシステムで3%下の物に交換して聴かれた方は「全然音が違う!」と驚かれていました。
ここで解説すると一般的なパッシブネットワークはツイーターとミッドがクロスする ポイントに大きな谷間があって、いわゆるドンシャリ的な鳴りで、そうするとスピーカーがインナーでもアウターでも同じネットワークで使えて、パーツの誤差があってもその谷間で分からなくなっているので差が出ません。
逆にピュアコンの様にパーツの値を細かく変えてドンピシャのつながりを作るとシステムを変更した時に僅かな差でも気になるので数%の差の調整をコイルやコンデンサを変えて行なうのです。
それで音を聴いて「これは3%下げる!」とピンと来て交換した訳です。
これで音がバッチリ決まると思ったのですが・・ 「ちょっといつもと違う?」と思い、一度ドアを外してインナーバッフルと内張りの間をシールしているスポンジを剥がして貼り替えました。
どういう風に貼ったかというのは他店に知られたくないので写真は載せませんが、大手メーカー製のシール材をそのまま貼ったらいつもの音が出なかったので、自分達で大きいシール材から切出して貼り替えました。
大手の物は手間がかからず低音の量は出ますが、解像度がいまひとつ上がらないので便利な様で不便です。
これでいつものスカッとしたピュアディオサウンドの出来上がりです!
自分は音が決まったら直ぐに宇部店に移動したのですが、薄いブルーのゴルフⅦを出庫する前にはもう次のゴルフⅦが入庫したという事で写真を送ってもらいました。
前にゴルフⅦが3台同時に入庫した事がありますが、ゴルフユーザーの方の感性とサウンドピュアディオの手法がピッタリ合うんでしょうね。
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