今日ご紹介する1台は昨日宇部店で納車させて頂いたミライースです。
はるばる岡山県から来店されて、1週間預かりで作業を致しました。
サウンドピュアディオの事は前から知っておられましたが、岡山からだと4時間以上かかるという事で一度は近県のJBLの取り扱いショップで取り付けをされていました。
P560のミッドをアウターで付けられていましたが、平面バッフルのために音があまり浮いて来ません。
更にスピーカーコードもそれなりの物なので音がぱっとしません。
ピュアディオ製のスピーカーケーブルにひきかえてアウターも作り直したらまるでスピーカーを交換したぐらいの音の差が出ました。
やや手前とわずかに斜め上を向いているのと、剛性の高いバッフルで解像度はかなり上がりました。
続いてツイータですがスタンドで角度は付けてあるものの位置がエアコンの噴出し口に近く、スタンドは既にひび割れしています。
ピュアディオ製スタンドを使い位置を後ろに下げて、ケーブルも高性能の物に交換しました。
話は前後しますが、アウターを製作する前に遠赤ヒーターでドアを暖めて防振材を剥がしました。
無理に暖めなくてもへらへらと剥がれる付き方で、全て外して中が見える様になったら外板裏には全く防振材が貼ってありませんでした!
これで手前に防振してもミライースの薄い鉄板でエネルギーがダダ漏れで意味はありません。
更に内張りのプラスチック裏には鉛シートが短冊状に切って貼ってって、完全に防振のツボが間違っています。
しかも湿気で剥離気味で・・
簡単にへらへらと剥がれました。
剥がした後は下処理を行ってセメントコーティングでプラスチックの響きを無くしました。
アウター・ツイータースタンド・ケーブル・防振・パッシブネットワークなどを全てやり直してJBLのP560は本来のスペックで鳴る様になりました。
そして入庫の時に付いていた1DINデッキは外してケンウッドのナビオーディオを取り付けて音調整を行いました。
スピーカータイプ別の選択がありますがこれは実際の条件を入れれば一番いいとは限りません。
疑いながらあれこれと条件を変えて生の音に近い組み合わせを探しました。
続いてこのナビには初期設定で何もしていないのに左右に同じタイムアライメントの距離が設定されていて音が不自然です。
ちょっと面白そうなので左右の時間差を付けてボーカルをセンターに持って来て聴いていたら・・
耳が麻痺して普通の音が物足りなく聴こえる様になってしまい、一度車から離れて耳を一度リセットして調整しかえました。
最後にイコライザーをメモリーして終了ですが、このケンウッドのナビはメモリー前の音とメモリー後ではパターンが同じでも音が違って聴こえるので何度もメモリーを繰り返してメモリー後で最も生の音に近くなるポイントを探しました。
今回岡山から起こしになったお客様は三味線の上妻宏光さんのファンで、ネットで色々調べたら自分が上妻さんと親しくしていて音造りに上妻さんにも協力して頂いているという事で遠路はるばる来店して頂きました。
こんなに音が変わるのなら近県ではなくて遠くてもサウンドピュアディオに来ておけば良かったと言われていました。
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