2013年03月31日
・VTのリアサスのプリロードを一段上げてみました。良い感じです。ちょこっと引き舵気味だけど、フロントが逃げる感じも減ってかなりハンドリングが良くなりました。16インチの頃からリアって上げれば上げるほど乗りやすくなって「こんな上げていんだろうか?」とは思ってたんですが、リアは良くてもフロントがちょっと荷重がかかりすぎて条件外すと怖いというか、クイックすぎちゃう感じでした。それがフロントも上がったし挙動も穏やかになったので、安心してリアも上げられる感じです。現状3→4でしたが、5か6でベストだろうと思われます。このぐらいのプリ増加なら、それほど車体が持ち上がって倒れすぎるって事もないですしね。
・では、なぜVTのリアはプリを増すほど乗りやすくなってるんでしょうか?いや、フロントとの兼ね合いがあるので、リアのプリを増したらネガも出ますが、単体で見るなら明らかにVTのリアはノーマルのバランスだと入りすぎています。私が考える最大の理由はシート高を下げるためにスイングアームが水平に近いほどになっているって事ですね。実際シートが低いとバンクさせても倒れすぎないとかメリットもあります。で、もっと不思議だと言うべきなのは、そういうVTのバランスも私は決して嫌いではなかったという事です。最初乗った時も、このVTのリアの動きがオフ車的でいいとさんざ書いてます。久々に乗ったからそんな風に書いたのか?
・あの時特徴的だったのはリアが古いK155で、グリップしなかった点です。リアブレーキで簡単にブレークするタイヤで、時期も寒かったし、駆動力かけても穏やかに滑ってました(見て分かるレベルではないですが)。で、オフ車的と書いた基準はハスラーなんですが、これもリアのプリを抜くとすごい荷重がかかるけど、あんまり踏ん張らずフニャフニャと負けるんですね。でも、そうやって腰砕けっぽく向きを変えるのもアリっちゃアリなんだと思います。あんまり駆動力に依存せず、べったりとリアを沈めて、ある意味リアが滑っても怖くない。多分VTはメーカーはこの方向で作っていたのだろうと思います。二次旋回はちょっと弱いというか、フロントの内向力をトラクション旋回中に引き出すセッティングではないのですが、16インチだと初期で方向変えているので、まあこれもいいんじゃないかと。現在はそれと正反対で、かなりフロントが駆動力で緊密に動かされている感じはします。荷重だけじゃなくて、ヘッドを通じてトラクションがフロントに流れている感じがするのね。
・ただ、そういう時にBT39SSはシャーシに勝っている感じがします。こんな経験はじめてだけど、バイクでもシャーシって負けるんだと感じましたね、まあ、正確にはシャーシだけじゃなくてヘッドの潤滑とかフォークの精度とかも含んでいる訳ですが。むしろ、こんだけフロントが食いついているのに、別に不満を感じさせないリアのBT45が私は好きです。ハンドルの重さも素のBT39かBT45の方がいいでしょう。ただSSのモッチっとしたグリップは、捨てがたい魅力でもあります。
・山辺ワイナリー「畑の番人」メルローを飲む。これ、今年の長野県原産地呼称法で審査員推奨賞だったかを取ったトップレンジの品で、一本買ってあったんだけど、何故か今日は飲めそうな気がしてあけてしまった。一本3570円もするんだけどさ・・・で、結論から言えばその価値は充分になりました。国産ワインで開けた瞬間に「これは」って香りがする赤ってのは少ないんだけど、これは明らかに重い香りが漂ってくる。華やか、果実味ではなく、ワインの重さがある。味はあくまで端正で、ごくごくオーソドックスなんだろうけど、緻密で厳格。おっと色は深い紫色で、味もそうだが、冷たさを感じさせる。香りはカシスのような黒い果実の物で、色々な香りがするというより、その香りの存在感がとても大きい。
と、まあ、褒めたい点は沢山あるんだが、一つ重大な疑問がある。「これ、メルローか?」いやね、香りはカベルネとは違うけど、味と色はもうカベルネソーベニヨンそのもの。メルローの親しみやすい、やや塩味と言ったらおかしいかも知れないけど、柔らかい口当たりやソフトなタンニンとは違う。香りはずっと劣るが、チリなんかのカベルネってまさにこんな味だぞ!?香りも確かにカベルネとは違うが、凡百のメルローの香りってこれと比べるとずっと軽薄で、カシスって言うよりプルーンとかプラムとか、ずっと色が薄い黒系果実の香りだし。
そして、改めて感動したのは、ワインというのはワインだと言う事かな。私は長くワインは原料のブドウの何かを持って居るべきだと思っていた。ジュースの延長として、理想としてはチューハイみたいな感じでブドウ味のアルコール飲料になればいいんじゃないかと。もちろん、そういう方向のワインもあっていいとは思うのだけれど、赤に関してはこれはもう原料の事は忘れようと思える。ワインはワインの正義があって、ブドウの時の個性なんか、もう完全に忘れちゃっていいと。そんな事言うとブルゴーニュファンに怒られるか。でも、ボルドースタイルでメルローだけでこの味になるんだったら、もう誰も何も言えないだろ。
・高圧洗浄機が届いたので組み立て。中国製で「某国内メーカーOEM工場」と書いてある。エンジンの色からするとホンダだよね・・・と思いつつ触ってみると、やっぱりホンダ系っぽい。たとえばコックとチョークが同軸っぽいレバーになっているところとか。しかしエンジンの製作精度はかなり低いと見た。スターターロープが尋常な重さじゃないし、なぜかリコイルなのにフリーにならずエンジンがかかると引っ張られる(さすがにちゃんと掛かればフリーにはなるが)。かかってしまえば排気音は勇ましく、実際5.5馬力程度はあるかな?
マウントなどの精度はかなり低く、古いプラモデルを作っている気分。気分で穴あけてんじゃないだろうか?そして説明書の作り方がアホで、情報を思いつくまま羅列してある(英語で)。また説明書は相変わらずの汎用っぽくて、日本語のペラ紙は入っていたが、どこにギアオイルフィラーがあるのかわからんし、量もわからん。訳あり品だったのは荷崩れでもおこしたらしく、タンクキャップが凹んでいた。あるいは、これでマウントが歪んだのかも知れない。
肝心の性能だが、かなり高そう。木の皮をむくために買ったのだけれど、そこらへんの廃材に向けたら皮じゃなくて材がバリバリとはがれだした。もうウォーターナイフである。なので、これは普通ターボノズルと呼ばれる円運動をするノズルに取り付けて使うのだが、それはガン部分から互換性がないので無理。でもガンを交換してしまえば付きそうなので試してみる予定。ホースはギリギリで径があわず互換性が無かった。
さて、もう一つ、この手の製品だと車の汚れ落としなんて宣伝がある。実際に高圧でやれば塗装も剥がれるだろうが、汚れが落ちるかトタンでやってみたが、やっぱり落ちなかった。家庭用の電気式でも思っていた事だが、高圧洗浄機は油汚れとか車のボディーについた広範な汚れには全く向いてない。使えるとしたらたんぼの中に落っこちたとか、下回りオンリーでスポットでと言った所か。それでもブラシを使った方がはるかに速いでしょう。
あと、オイルはなぜか15W-40が指定されていた。そんなオイル見た事ないが、低性能は鉱物油の40だと下は15ぐらいのもあっちではあるのかも知れない。とりあえず10W-30を使っている。
・畑仕事は天気が不安定なので、伐採材を運び出したり誘引をしたり芽傷を入れたりとチマチマした仕事中心で。ヘアリーベッチの生育が良くて剪定枝の回収をさぼっていたら絡んで大変になったよ。本来であればそういう物があってもハンマーナイフモアで走って粉砕しちゃえるのだが、そうすると草生している意味がなくなるし、病害虫が多い園だと難しいもんだ。今年は黒木防除の指導でパスポートが入っているので使うかナー。ラビキラーはマジで効かないので使いたい気持ちを抑えて使わない予定。剪定枝を焼くための穴ほった畑に枝を運び入れているが、今年ももの凄い量になりそうで、これ一回で焼けるかと思う。太い木も結構あるから、それは薪にして使いたいしなぁ。それからしぶといカゼクサは除草剤じゃないと消せなそう。
Posted at 2013/03/31 21:29:32 | |
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