2018年07月31日
・仕事、提出書類の作成、目揃い会の話の伝聞、機械引き上げ、組織の講座関係などなど補助的な仕事の日だった。畑仕事と言えばI園のポンプ組み上げ潅水ぐらいか。こっちも大分伸びてきた。しかし一番伸びているのはB園で、40cmぐらい伸びている先端が多数あった。ちょっと潅水を止めてpFを上げてから再び潅水したのが効果的だったようだ。チューブ位置変えてまたやりたい。逆にデラは暑さから保護モードになっているらしく、水気が地面にあっても吸い上げてない感じでずっと濡れている。房もなんか柔らかい。出荷前には潅水してやりたい。出荷は来週からかなぁ。
・引き上げた農機具はまたしても引き取り時にジャンク具合がアップしてギアボックスがアウト、クラッチもへんな感じになっている。断っても良かったのだが、さらに値引きを受けたので面倒ながら引き取り。にしても故障の原因が良く分からなくて、後からあちこち見たが「保護装置」みたいなのが働いたか、マジでぶっ壊れるまで無理して使い倒したかに見える。
保護モードを疑ったのは、こいつには面倒な給油をポンプで行う仕組みがついていたのだが、そのオイルがギアボックスから抜いていたから。本来ギアオイルは減らないが、この装置を使いすぎたためかオイル窓(珍しい)にもオイルが見られない。メーカーもそれは承知しているはずだ。となるとオイルが一定以上減ったらギアやクラッチを強制的に待避させて動かないような装置を付けてもおかしくない。まあ明日オイル入れて確認だな。
もう一つの運搬車はメーカーが判明、ニシザワの田助くんという商品だった。
・朝起きたら一番孵化が進んでいた卵と、その横の卵から孵化して2羽いた。一番は完全に乾いてふっくらしていたが、二番はまだ濡れてよちよちなので孵化して1、2時間って所かな?他のも卵の割れた部分が広がったり殻が落ちてたりするので孵化は進行中だと思うが、極力温度変化を下げるためには開け閉めを控えた方がいいのが悩ましい所だ。雛はハッチに入れた方がいいんだろうなと。最初に孵化した雛はなんか元気で警戒心が強く、こいつは♂だわ。二羽目はまだ大人しい感じだが、歩き回る事は歩き回る、さすがヒヨコ。
そして、昼間に帰ってきたら一気に3羽も孵化して合計5羽になっていた。まだ孵化直後で疲れて休んでいる奴もいるので心配だが、皆暗くしておくととろけ団子状態で寝ている。あと残りは4個だが、どれも内側から破りだしており今日中には全部孵化するのではないかと思う。雛は親鳥の腹の下に潜り込む習性があるため、狭い所に頭を入れようと殺到するので、あまり多数いると下敷きの弱い子が死んでしまうそうで注意が必要だ。また2日ほどは卵黄の栄養で食事を取る必要はないそうだが、何かを食べさせる必要はあるのだが、なかなか玄米をいきなりは食べてくれないねぇ。開発支援に行った人の話としては、モミでやったら粃で栄養がなくて、消化能力がないので沢山食べられず死んでしまったという話もあるので、出来れば玄米状態の方が良さそう。まぁ、それを言えば白米でやってもいいんだろうけど。
夕方戻ると孵化していないのは2個だけになっていたのだが、全部孵化兆候が出てから半日ぐらい経つので、ここは助けるべきかと思ってサルベージしたが、残念ながら一羽はお亡くなりになっていた。孵化は誕生の神秘だけれど、その栄光に預かれないのも出てくるのね。原因だがハッキリとは分からないが、雛に対して卵殻が小さくて作業スペースが足りなかった印象がある。中で成長しすぎて割れなくなった感じがする。出来れば孵化開始から一定時間が立ったら強制的に出していいと思う。昔はそれやると胎児が楽してダメだみたいな話があったが、死んじゃ元も子もないし、必要な苦労なのか微妙だからだ。多分だがニワトリの卵は輸送性を考えて硬くなってきているだろうし。サルベージした子は元気になってるし。
さて、強制孵化させて発見というか、他の雛も見ていて「なるほどなぁ」と思ったのが胎盤。卵生だと卵殻が子宮に相当し、膜の内部で成長する訳だが、養分は消化器官に送られて成長している。羊水は存在せず、気室ですでにガス交換を肺で行っている感じなのだが、ヘソの緒は存在する訳だ。当然ながら鳥にヘソはないが、肛門から卵膜に繋がっている紐がある。おそらくそこから養分を吸収しており、そこは体組織なので血液も循環しているので血が出る。胎盤っぽい肉?はおそらく卵黄と腸を繋ぐ部分にあったんじゃないだろうか。
さて、初生雛はすでにつっつく習性が出ており、床にインコの餌を広げてやると喜んでつついて食べている。手がかからない。また子供同士でもすでに突っつき合っている。かなり気が強い感じだが、人の手の上だと大人しく丸まっている。暗くすれば団子状になって寝ている。半日程度の発生の差だが、元気なのに踏まれて孵化直後の個体が苦しそうなので、ダンボールで分けてやった。この時期は多分保温はいらなさそうなので、しばらくダンボールかな。ちょっと難しいのは水で、容器で入れるとどうも溺れる感じのが出てくる事か。そうでなくてもヤンチャなのが足突っ込んでびしょびしょにして他の雛もずぶ濡れになるし。
ところで今回のは名古屋種の雛なのだが、すでに頭部などに黒い斑点模様が出ている。って名古屋種ってそうだっけ?と思って画像検索すると他のもそうでした。メスでもそうなので、特に雄だけではないようですが、これのサイズでオスメス判別出来たら楽なんだろうけどな。そして、羽根の色はやや濃い茶色みたな感じなのですが、一羽だけ金色の雛がいます。なんとなくですが、体つきも名古屋種ほどがっしりとはしておらず、悪く言うと貧弱、良く言うとスマートな感じです。考えられるのは多品種の混入ですが、少なくとも卵の時点では全部赤系だったので、母親は名古屋種でしょう。ブロイラーと混血したのならありえますが、出品者疑うのも悪い。あるいは先祖返りの可能性も考えました(名古屋種にはバフコーチンの血が入っています)。しかしバフコーチンは名古屋種より大型かつ茶色のニワトリなので、ブロイラーのような系統は入っていません。他は突然変異とかでしょうか。実は名古屋種は固定種なため原種はありますが何が産まれてくるかはF1種ほどコントロールはされていませんし、うちのも原種から何代目の子孫か分からない(さらに言えば原種だってどこまで同一系か分からない)ため、オークの群れにエルフは産まれる事もあるかも。
金色の子は本当に綺麗な色で、白色レグホンなどの雛の黄色がかったヒヨコ色とも違い、レモンイエローに近い色をしている。また性質もやや神経質というか人なつこっくない感じがする。2番目に産まれたにも関わらず他の元気な雛が雄鳥のように背中を反らして立つのに対して、あくまで水平な感じがする。思ったのは烏骨鶏あたりと名古屋種が交雑した子じゃないかなぁという印象だが、果たしてどうなるか?
現在の歩留まりは16個から8羽と半分となかなか残念な結果だった。事故がなければ12羽だったはずなのに。ここからオスメスが半々の確立だとメスは4羽だけか・・・そりゃ養鶏場から買うわな。まあ雄だって鶏の場合は食肉として利用しやすいし、雑草も食べてくれるだろうからいいんだけどさ。
・畑ではトマト園に自家用野菜をちょっとだけ植えてあるのだが、最近見ている暇がなかったので収穫。カボチャはカンリュウが大きくなっていたし、普通のカボチャも立派なサイズになっており、これらは冷製スープで頂こうと思う。ただ豆乳を牛乳代わりに良く使うのだが、こいつらが腐る腐る、この時期とは言え圧力鍋に入れてこの早さで腐るの!?と。ミニトマトはイエローアイコは好調というか、木は滅茶苦茶でも成るんだが、落ちるのが早く割れが多く虫害も多い。普通のアイコはそれよりは強いかなぁ?イタリアミニトマトはやや大きくて皮も厚く甘いというより旨い系である。ドライトマト向きらしいので、暇な時に切って干してやろうかと思う。そして水洗いすると全部底に沈む、特にアイコが重い感じ。冷蔵庫で冷やすとスナック感覚で止まらなくなる。
他は加工トマト(売り物じゃなくて自家用の)も大分成長してきたので、こいつらも調理したい。黄色胡椒(青唐辛子)も随分大きくなっていて収穫、乾燥するほど成長するとパプリカみたいな色になりますな。
・植原から今年のブドウカタログが届いたが、また新品種が何個か増えている。育種は結構だが、選抜宣伝が出来てない状態で数だけ増えても混乱するだけのような。ただ、現実には旧世代品種も注文はほとんど無いだろうし、シャインの注文が中心だろうから、レギュラー品売るための限定品で、その中で人気品種を選んでいる最中だとは思うが、大半の生産者には思い切った事はやりづらい所だろうか。
・明日 書類提出 農機具整備 消毒準備 雛の箱調整 車引き取り
Posted at 2018/07/31 21:38:24 | |
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