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晴耕雨読のブログ一覧

2015年12月28日 イイね!

BMW X3...in the dusk of the evening... 本、読書... 2015...

BMW X3...in the dusk of the evening... 本、読書... 2015...


BMW X3… in the dusk of the evening.

 この季節になると、5時頃になると薄暗くなり、6時には辺りは夕闇に包まれる。最近、筆者のお気に入りの場所の一つになったここに、BMW X3を走らせた…

 日差しを一身に浴びる昼間も好きだが、夕闇の中に佇むこのスポットの雰囲気は素晴らしい… 。 


 僅かながらに薄暗くなる時間から、夕闇になるまでの間に撮られた「BMW X3」のフォトをご覧頂ければと思います。















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本、読書…


SFが面白い…


「火星の人 上下」アンディ・ウィアー著 ハヤカワ文庫

(原題:” The Martian “ by Andy Weir)


 最近SFに興味を持っているので、全米でベスト・セラー小説でもあるこの作品を読んでみた。テーマが興味をそそるではないか… 本の題名からも分かるように『火星でのサバイバル・ストーリー』。


 上下のボリュームある本であったが、その内容が内容だけにどんどん読み進むことが出来る。読み終わり、全米で大ヒットする理由が分かる様な気がする。SF小説としては一級品の内容で、面白く一気読みしてしまった。


 この本を原作として、来春日本で映画公開されるようだ。映画館では既に「予告編」も観ることが出来る。映画の解説では「極限状態の中でも人間性を失わず、地球帰還への希望をもって生き続ける主人公マーク・ワトニーをマット・デイモンが演じ、「エイリアン」「ブレードランナー」などSF映画の傑作を残してきた巨匠リドリー・スコットがメガホンをとった」とある。


 原作が先か、映画が先か… いずれにしてもこの映画は楽しみになりそうだ。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



時代ファンタジー小説…


「金色機械」恒川光太郎著 文藝春秋

 この著者を知り、初めて読んだ小説。本帯で「まったく新しい、時代ファンタジー長編誕生」と言っているように、何とも不思議な世界を創り出している。


 ボリュームのある本だが、読み始めていくと水が砂に染みいるように入っていく。SFのような、ファンタジーのような幻想的な世界を描いている。満足感を持って読み終えた独創的な作品だと思う。この本を読んだ後、この作品は第67回日本推理作家協会賞に輝いている。


簡単な紹介… (本帯より)

「触れるだけで相手の命を奪う恐ろしい手を持って生まれてきた少女、自分を殺そうとする父から逃げ、山賊に拾われた男、幼き日に犯した罪を贖おうとするかのように必死に悪を糺す同心、人々の哀しい運命が、謎の存在・金色様を介して交錯する。人にとって善とは何か、悪とは何か」



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2015年は、まもなく新しい年へ旅立とうとしています…



 「みんカラ」上のたくさんの方々のブログを拝見出来ることは参考になりますし、楽しみでもあります。時に、有益な情報を提供して頂き、その情報を基に実行に移したこともありました。

 翻って、筆者がアップしたブログを読んで頂いた方々、「イイネ」をつけて頂いた方々、コメントを綴って頂いた方々、有難うございます。


 拙稿ブログは、BMW X3 & Mercedes-Benz C200を中心におきながら、「本、読書」を継続的に綴らさせていただいております。筆者の感じたその思いを、ご覧頂いた方々に少しでもシェア出来たとしたならば望外の喜びと言えます。これからも気持ちを新たに、筆者の思いを込めて綴らさせて頂こうと思っております。


 さて、今日のブログ投稿をもちまして、今年最後とさせて頂きたいと思います。新しい年を迎えたのちに、再始動しようと思っております。宜しくお願い申し上げます。


良いお年をお迎えください…



BMW desk calendar in my study has been changed into the New Year 2016’s version…

written by Seikoh-Udoku


Posted at 2015/12/28 09:53:50 | トラックバック(0) | 思い出 | 日記
2015年09月28日 イイね!

再び横浜へ... ひとりごと。

再び横浜へ... ひとりごと。

再び横浜へ… 

 再び横浜へ… 前回は家族と共にクルマでの往復となったが、今回は一人新幹線で。

 新幹線での4時間30分前後の時間は使い勝手のある時間。今回は「Kindle」ではなく「文庫本」を持っていった。お気に入りのブックカバーに本を包み込む。考えただけで胸がわくわくする。筆者だけの至福の時間の始まりだ。


 行きの新幹線では、ある本の上巻を読み終えた。この本を選択して良かった思う爽やかな気持ちに心が和んだ。車中で駅弁を食べるのも新幹線の楽しみの一つだ。


「新横浜駅」で下車したが、この駅には思い出がある。東京 ⇄ 新大阪間の新幹線が開通し、当時ここには何一つなかった場所に新幹線が止まる「新横浜駅」ができた。周辺は畑と緑しかない中、ぽつんと新横浜駅だけがある。少年だった筆者は、3 ~ 4人の友達と連れだって自転車に乗ってここまできたことを覚えている(かなりの距離あるが)。まるで映画『スタンド・バイミー』のシーンを彷彿とする感じだ。


昭和40年の新横浜駅とその周辺(写真はインターネットより)

 

 それが今ではたくさんの人が賑わう「新横浜駅」。その光景が眩しい… 横浜から遠く離れた地方都市に住んで分かる感触だ。すっかり地方の感覚が染みついたことに満足する一方、日に日に遠くにいってしまう記憶に少し感傷的になってしまう気持ちがある…

現在の新横浜駅周辺の風景… 







 大切な用事を無事終え、帰りは横浜でしか買えない「崎陽軒のシウマイ弁当」を買い込んで乗車。好きなシウマイ弁当を「食べてなくなってしまうのが惜しい」かのように食べ始めた。ちょうど車窓には「富士山」が見えていた… 


 お腹を満たした後は、読みかけの本の下巻を読み始めた… 面白い内容…

あっという間に降車駅に近づき、そっと本の最終ページを閉じた。仄かな感動を感じながら、迎えに来てくれたMercedes-Benz C200に乗った。

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読み終えた本とは…

「桜田門外ノ変 上下」吉村 昭著 新潮文庫

 拙稿ブログを読んで頂いている方ならばもうお分かりのように、この作家の作品をすべて読もうと思っており、その途中にある。吉村昭氏は、戦争という歴史的事実を、当時の関係者との直接のインタビュー、膨大な資料等を綿密に検討、検証と経て「記録」するという新しいジャンルを打ち立てた作家である。所謂「記録文学小説」という世界だ。他方、吉村昭氏は「歴史時代小説」の分野でも多くの著作を発表されている。読んでみると、その歴史的事象が出来るだけ分かり易く、しかも丁寧に描かれている。

 この作品のテーマはどなたでもご存じの題材であるが、筆者はこの小説を読み終えて初めて「桜田門外ノ変」の歴史的意味を理解したように思える。当然ながら、この時代に生きた様々な人々が登場し、この小説を通じて、筆者の中でその歴史的事実が一つになっていくような思いを抱いた。


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ひとりごと…

 新幹線車内の通路を2歳ぐらいのお嬢ちゃんが父親と手をつなぎながら、「えぃ... えぃ…」と可愛い声を発しながら歩いていた。「子供は可愛いな… 娘もあんな感じだったかな… 」と思いながらその光景を眺めていた。

 最近「悲報」に接する機会が多いような気がする。病気、事故その他の理由で旅立たれた方々には、いつもご冥福をお祈りしているのだが…


下記写真は「人生」という途轍もない大きさを示している象徴に見えてしまう… 
(写真は久住高原)





 こうしている間にも、新しい命が生まれている… 他方、尊い命が天に召されている…

これこそ「輪廻」ということなのだろうか。こういうことを考える機会が増えたことは、年齢を重ねたせいなのだろうか分からない。

 ただ言えることは「人生は一度であり、有限」という言葉に拘りを持っている自分自身がそこにいる… 

Posted at 2015/09/28 01:01:58 | トラックバック(0) | 思い出 | 日記
2015年09月09日 イイね!

September… その 3 美しい小豆島

September… その 3 美しい小豆島

September… その 3


今日は、9月9日。 September 9th


「9月9日」は最高の数が2つ重なる特別な日。

数字は、1〜10であらわされ、最も大きな数は「10」です。

 古代中国では、頂点を極めると、後は後退していくだけなので、頂点を最高とするのはよくないという思想がありました。そこで、最高の数は、「10」ではなく「9」とされました。この最高の数が2つ重なるのが、9月9日「重陽(ちょうよう)の節句」です。いいことが重なる日とされています。

 旧暦では菊が咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれています。



♡♥ ♡♥ ♡♥ ♡♥


思いを打ち明けられないでいたあの頃…

だけど、忘れられない…  遠い夏の日



恋は紅いバラ

I love you, yes I do

愛していると 君に云えなくて

そのくせ 怖いのさ

君に今度 逢うまでに

見つけおこうね その勇気を


I love you, yes I do

夜空に歌えば 僕の心に

恋の炎(ひ)は燃える

僕と今度 逢う時は

黙っておこうね この愛を

I love you, yes I do

恋とは男の 胸に息づく

紅いバラの 花

歌 加山雄三 歌詞 岩谷時子


(ENGLISH VERSION)

DEDICATED


I love you, Yes I do

But I don't know how to tell you

My love for you makes me blue

But I'm so afraid to tell you

I must find a way to show the way

I will find the way and the courage to say


“I love you, Yes I do”

But I don't know how to tell you

My love for you is like red roses

That's newly plan in March

 

(この歌詞の英語バージョンがとても良かった)


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美しい小豆島…

 (これは、小豆島の美しさを記録したいという思いを込めて書いたもの。実際の小豆島訪問は数年前である)

 小豆島には美しい場所がたくさんあり、温かさを感じる場所。別の言葉で言えば、「安寧」という雰囲気が至るところで感じられる島。

 言葉で説明するより、先ずは写真をご覧頂ければと思います。










 エンジェルロードとは1日2回干潮のときだけに現れる長さ約500mの砂の道。別名、「天使の散歩道」と言われるこの道は、大切な人と手をつないで渡ると真ん中で天使が舞い降りてきてその2人は将来結ばれると言われている。(下記写真)


        壷井 栄記念碑(下記写真)

        洞雲山(夏至観音)(下記写真)


 帰りは、しまなみ海道を走り「平山郁夫美術館」に寄る。小一時間ほど芸術・美術鑑賞を楽しんだ。本州に渡った後は、一路九州に向かった。

        平山郁夫美術館(しまなみ海道、生口島)(下記写真)


 小豆島訪問には、「シルキー・シックス」を搭載した、思い出のBMW 530i M Sportがお供をしてくれた。筆者が最初に購入したBMWでもある。そして本格的な最初のロング・ドライブは、福岡 ⇄ 横浜(単独ドライビング)。


Posted at 2015/09/09 04:01:58 | トラックバック(0) | 思い出 | 日記
2015年09月01日 イイね!

September... 雨の中の出逢い… 完。 思い出の名画

September...  雨の中の出逢い… 完。 思い出の名画
September...   今日から9月

 「辛子色のシャツ、追いかけて...  」で始まる懐かしい曲。竹内まりやさんが唄った『September』を思い出す。
 そのメロディが、輝いていたあの時代に連れってくれる… 青春という名のクルマに乗って…







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〘これは拙稿ブログ『雨の中の出逢い... 』(7月7日付、8月1日付)の続きです〙
《これはフィクションです。ここでの名前、名称等はすべて架空のものです》
《写真はすべてイメージ画像です》

雨の中の出逢い...    完


 

 江の島、鎌倉をドライブした後、「山の上のレストラン」で田上恵一さんの甘いぬくもりの中、唇を重ねたことがずっと香山美玲の脳裏に残っている…







 あれ以来、田上恵一さんとは会っていない。と言うのも会社での仕事がたいへん忙しくなっているせいもある。
 米国本社から定期監査が入っており社内全体に気忙しい雰囲気が至るところでみられる。当然ながら、CEOの田上恵一さんは監査グループとの毎日に及ぶミーティングに没頭していて、毎日夜遅くまでそのフォローのため、時間に追われている。

 香山美玲のようにポジションが高くない社員は、監査の影響は殆どないが、田上恵一さんと会えないのが淋しい。

 香山美玲は、中学生の時から水彩画を描くのが好きで、風光明媚な場所を見つけては描いている。美しい風景を書いていると、心が和むというか、癒やされるというか、そういう雰囲気が香山美玲をより人間らしくしてくれている。高校の時に、あるコンクールに出品して、たまたま「特選」に選ばれて以来、水彩画を時間を見つけては描いている。特に、会社での喧騒を避ける意味では、格好の趣味となっている。


 そんな中、先輩社員の安藤佳織がランチの時「耳よりの情報」としてあることを聞かせてくれた。それは…

「今、アメリカから監査が入っているのは知っているでしょ… 実はね、たいへんなことが起きているみたい… 」
「たいへんなこととは… なんですか」
「詳しいことは分からないけど、企画室長の佐藤基一さんの不祥事が発覚したみたいで、取引先や当社にも相当の損害が発生しているようよ…」
「え〜 そうなの… それはたいへんですね。確か佐藤さんのリポート・ラインは、CEOの田上さんにダイレクトだったと思いますが… 」
「そうなのよ。今朝の情報だと、田上さんは関与はしていないみたいだけど、これだけの損害が発生すると、無傷では済まないようよ…」
「そうなんですか…………  」

どおりで、田上さんにメールを送っても返事がないが、こういう理由だったとは…
田上さん、大丈夫かな… 香山美玲は祈るような気持ちでいた。

それから1週間して安藤佳織がデスクにやって来て…
「美玲さん、例の件の続報が入りました。企画室長の佐藤さんは今回の不祥事を完全に認めていて、全容がほぼ解明されたようです。相当な損害額が発生するようでこれからがたいへんかな 」
「全容解明までが早かったですね… 」
「米国監査チームも徹夜状態でやったみたいですし、ユニバーサル・グループ・ジャパンとしては、たとえ関連会社の不祥事であっても1日も早く収拾させたかったんだと思います」
「佐藤さんは懲戒解雇になるのは仕方がないとして、CEOの田上さんはどうなるんですか… 」
「当然ながら、監督責任は重いでしょうね… ただ、この不祥事の全容が解明された時点で田上さんは辞任を申し出たそうです。一言も言い訳はしなかったみたいね」
「そうなんですか… とても残念ですね… 」


 田上さんが会社を去ってから早いもので、1年が経過した。新しいCEOにはアメリカ人が就任した。風の噂に寄れば、送別会もなく去った田上さんは、その後オーストラリアに行ったとか、行かないとかが囁かれている。勿論あれ以来、香山美玲にも何の連絡もない。
 あの田上恵一さんとの「雨の中の出逢い」を1日も忘れたことがない…

街で白いBMWを見かけると、あっ… 田上さんだと叫びそうになる…

 そんなある日、天気も良いので今日は絶好の「水彩画日和」と一人歓喜し、何気なくドライブしながら行き先を思い巡らしていると、ふと浮かんだ場所があった。
 田上恵一と出会ったあの場所だった。当時工事中だった道路は整備され、夜で分からなかった風景も水彩画の対象になり得るものだった。駐車スペースにクルマを止め、田上恵一との思い出に浸りながら、早速気に入った風景の水彩画を描き始めた。

完成まであと少しと言うときに、肩に当たった軽い感触に気がついた。
振り返ると…

「あっ….. 田上さん… 」
美玲の瞳から大粒の涙が止まらない。

「田上さん。なんの連絡もなく姿を消してしまうなんて… 田上さんのバカ、バカ… 」
田上恵一はそっと香山美玲を抱きながら…
「ごめん… 連絡もしなくて」

「でも、田上さんと一緒にこうしていることが出来たので許します」と美玲は涙混じりの目を輝かせながら、茶目っけぽく言った。

「田上さん、どうして私がここにいると分かったんですか…」
「決まっているじゃないか… ここは僕たちを結びつけた思い出の場所だよ。きっと君がここにいると思っていた…  あの日は雨だったけれどね」

「美玲さん…   僕はもうCEOではない… 」
「……. 私は、田上さんが好き… それで十分です… 」
「ありがとう、美玲さん。 “I love you from the bottom of my heart”… 」

もう二人の間には言葉もなく、自然と唇を重ねていた… いつまでも…


 香山美玲は、田上恵一の「甘い香り」を感じながら、遠い銀河の果てまでこの人と共に… 心に誓っていた… 。


written by Seikoh-Udoku
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 このショート・ストーリーの書き終えて…

 このショート・ストーリーは、3つの物語からなっていますが、3ヶ月間に渡ってしまいました。この拙いストーリーを最後までお読み頂いた方々には深く感謝します。ありがとうございます。

 筆者は、男女及び年齢に関係なく「人にその思いを寄せる行為」及び「出会い」にこの上なく感心を持っています。本来なら、もっと多くの紙面を費やして書きたかった作品です。紙面の関係上短縮した分、読みづらい面もあったかと思いますが、それはひとえに筆者の力不足によります。

 輝く未来に向けて、一人でも多くの方々が素敵な「出逢い」が出来ますように願ってやみません。

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思い出の名画…


映画『めぐり逢い』(原題:An Affair to Remember) 1957年製作アメリカ映画
ケーリー・グランド、デボラ・カー主演

 筆者はこの映画を10数回は観ている。特に、クリスマスに起こる最後の30分程のシーンが美しい…
「愛」の尊さをこの映画によって知り、今もその感動を持ち続けている。そんな映画だ。

簡単なストーリー…
 ニューヨークに向かう豪華客船の中。画家のニッキーは、その船のデッキで歌手のテリーと出会う。2人は間もなく意気投合し、徐々に仲が深まっていった。やがて、恋愛関係へと発展していった彼らは、ニューヨークに到着するまでには互いにかけがえのない存在となる。そして、この愛を確信するため、数ヶ月後にマンハッタンのエンパイアステートビルの屋上で再会することを誓う2人。
 約束の日、再会の場へ向かうテリー。だが、彼女はその道中で交通事故に遭ってしまう。一方、ニッキーはそんな事を知る由もなく、約束の場所でテリーを待ち続けるのだった…。

ケーリー・グランドの相手役(テリー)を演じたデボラ・カー

Posted at 2015/09/01 00:19:36 | トラックバック(0) | 思い出 | 日記
2015年06月03日 イイね!

爽やかな君は... お薦めの一冊

爽やかな君は...   お薦めの一冊





爽やかな君は...

 田上恵一は、いつものように小田急線のN駅を降りて、5分程歩いてバス停に着いた。ちょうどその時、幼稚園児を乗せたスクールバスがバス停の少し前で止まった。園児を下ろす為、幼稚園の先生らしき女性が降りてきて、園児らもぞろぞろ降りてきた。先生は、園児一人ひとりに声を掛けながら、バスから降ろしていた。全ての園児を下ろし終わり、先生がバスに乗ろうとした瞬間、運命のいたずらか、先生がこちらを見た..

「あっ….      田上君でしょ….    」    

「和美ちゃん?.....    」


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 中学2年の和美ちゃんは、クラスの中で人気者だった。三つ編みを結っている和美ちゃんは、男勝りのところがあり、声も大きく、活発な女子生徒で、学校中で知らない人がいないほど目立った女子生徒だった。

 そんな人気者を男子生徒は放ってはおかなかった。B組の学級委員の安藤は、スポーツ万能で頭も良く、クラスの女子生徒からの人気を一手に集めていた。当然ながら、安藤は和美ちゃんと一緒に行動することが多くなった。また一緒に帰る姿もよく見かけるようになった。生徒の間では、「このカップルならしょうがないな」というムードが漂っていた。


 そんな中、田上恵一は和美ちゃんのことが好きだった。スポーツでも勉強でも、身長の高さでも、全て安藤に負けている田上恵一ではとても勝てるはずはなかったが….


 ある日、和美ちゃんから突然小さなくちゃくちゃに丸めた紙切れを手渡された。なんだろうと思い人目につかない場所に行き、そっと開けてみた。

 「田上君のこと、好きよ... 」

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 中学卒業以来音信不通だった二人だが、 この偶然とも言うべき再会があって以来、田上恵一は和美ちゃんと映画に行ったり、ドライブで鎌倉や江の島に行ったりした...


 



そんなある時、田上恵一は...

「和美ちゃん... 」
「何...  真面目な顔をして...  」

「中学からずっと和美ちゃんが好きだったんだ... この間、偶然会ったのも何かの運命かな、なんて思っているんだ」

「......    」

「これから、もっと真剣に和美ちゃんと付き合いたいと思っているんだけど、どう...  」

「ありがとう....     でもね...   私...  付き合っている人がいて婚約しているの...   ごめんね...」

「そうか...     」

「もし、もっと早く再会していたら、チャンスはあったかな...  」

「う〜ん。 あったかもしれないわ... 」


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 あれから相当長い年月が過ぎ去った...  そして、彼女の消息を知っている人はいない...

(名前は仮名で、このストーリーが事実であるかは定かではない...  )


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お薦めの一冊


『最も遠い銀河 上下』白川 道著 幻冬舎


白川 道さんのこと...

 代表作としては2001年刊行「天国への階段 上下」が大ベストセラーになり、ドラマ化もされる。それ以降は数々の作品を送り出すも、今年4月に病気の為惜しくも亡くなられた。筆者はこの作家の作品は好きで、10数冊は読んでいる。一見ハードボイルド小説のように思えるが、筆者は『純愛』が白川さんの生涯のテーマだったんではないかと思っている。この『最も遠い銀河 上下』と言う作品は、『純愛』を貫いた素晴らしい感動作だと思う。筆者はこの作品こそ、白川 道さんの最高傑作だと思いたい。


 今回この作品を「お薦めの一冊」としたのは、白川 道さんへの追悼の意味を込めてのことである。


『最も遠い銀河 上下』の簡単な紹介...

「晩秋の小樽の海で、一隻の漁船の網が女性の変死体を引き上げた。その死体の首には、なぜか銀製のテッポウユリのペンダントが残っていた。懸命の捜査も虚しく、事件は迷宮入り状態と化した...  略... 」(『最も遠い銀河 上』本帯から転載)

Posted at 2015/06/03 22:10:44 | トラックバック(0) | 思い出 | 日記

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晴耕雨読と申します。 趣味を楽しみながら、日々暮らしております。 ブログは自動車に限らず、様々なことに関して書いてありますので、ご興味のある方はご覧頂け...
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